「イイカ! ランプダ! イイカ! ランプダ!……
チンケな奴だけど大丈夫かァい?」
「シィー…」
プロフィール
名前 | イアーゴ |
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英名 | Iago |
性別 | 雄 |
種族 | オウム目・インコ科・ベニコンゴウインコ |
日本語版CV | 神谷明(初代)、大川透(二代目)、多田野曜平(実写版) |
英語版CV | ギルバート・ゴットフリード、アラン・テュディック(実写版) |
初登場作品 | アラジン |
概要
ジャファーのペット兼参謀役を務めるコンゴウインコ。ジャファー以外の前では普通のインコのように言葉を繰り返すだけだが、実際は流暢に喋る事が可能。口が悪い毒舌家で悪知恵も働き、金銀財宝に目がない。
国王であるサルタンが食べさせてくるカビの生えたクラッカーは大嫌い。そのためジャファーがジーニーの力で権力を得た際は、その復讐として彼に同じものを無理やり食べさせていた。
最終的にはランプの魔神と化したジャファーがランプに封印される巻き添えを食らい、一緒にランプに閉じ込められ砂漠に飛ばされてしまった。
続編『ジャファーの逆襲』ではランプからの脱出に成功するも、ジャファーの横柄な態度に愛想を尽かしてアグラバーに戻る。当然アラジン達からは不信感を抱かれていたものの、自分が原因で不仲になってしまった周囲の仲を取り持ち、復活したジャファーを倒す彼らに協力した事で信頼を勝ち取る。以降はTVシリーズ『アラジンの大冒険』から最終作『盗賊王の伝説』終盤まで一行に加わった。
前者ではサンドラという雌鳥と恋仲になり、後者のエピローグでは盗賊王にしてアラジンの父であるカシームと新たな冒険に出発した。アラジン達の影響を受けたためか、『ジャファーの逆襲』中盤からは憎まれ口を叩きつつも情に厚い一面が目立つようになっている。
ミュージカル版
こちらは原来の設定を生かした形かは定かではないが、赤い服を着た中年の小太りな男性という設定に変更されている。ジャファーの執事であり、笑い方の練習をしている最中についついジャファー以上に甲高い大声で笑ってしまい、ジャファーに
うるさい!
と叱られてしまうなど、ドジな性格は相変わらず。
また、ジャファーが魔法を駆使し天の声と思わしきものを召喚しランプについて聞きだした時に、
などと言い放つなどよりコミカルな面が目立つ。
映画版2作品と違い、最終的にジャファーをランプに幽閉後は洞窟にほっぽり投げられるのではなく、サルタンによって金庫にしまわれ、その金庫の鍵も捨てるなど厳重に復讐に警戒をしていた模様であり、イアーゴに関しても当の本人から
部下でも何でもなくただの同業者だった
と弁明はあったが同業者にしても手を組んでいたことはモロバレであり時すでに遅し。その場で即刻お縄となった。
実写版
設定はアニメ版とほぼ同じ。
ジャファーの取り巻き兼参謀役のオウム。アニメ版と比べるとカタコト気味で、よりインコらしさが際立っている。それでも、会話が可能であったり人語を理解したりと、知性は非常に高い。
何かと口が悪いが、主人であるジャファーには非常に忠実。アラジンを監視してその動向をジャファーに密告したり、幽閉されたジャファーに牢屋の鍵を持ってきたりと、かなり有能な僕として描かれている。終盤ではジャファーの魔法で巨大な怪鳥へと変身し、ランプを巡ってアラジンと壮絶な空中戦を繰り広げる。
アラジンがジャファーと対峙した際には、アラジンから「お前はいつも二番目」と言い放たれて動揺するジャファーに対して、同じように「二番目」と煽ってしまい、結果的に彼が最後の願いでジーニー同様にランプの魔神になる事を願い、そして自滅へと至るのを助力する形になってしまった。
最後はランプに封印されるジャファーを前にして逃げようとするも捕まり、そのまま道連れにされる形で一緒に封印されるというアニメ版と同じ末路を迎えた。もしまた続編が制作されたら、アニメ版と同じく憎めないキャラとして活躍するに違いないだろう。
余談
「インコ」なのか「オウム」なのかイマイチはっきりしないキャラである。(インコとオウムは体内の構造によりそれぞれ「科」レベルで明確に分けられている。インコの名を持ちながら実際にはオウムという鳥もいたりする)
容姿のモチーフはアニメ版・実写版ともにインコ科であるベニコンゴウインコなのだが、実写版の公式サイトでは「オウム」と書かれている。
ただ、インコ科もオウム科も一段階大きな括りまで遡ると同じ「オウム目」の一つ。最低限の矛盾は避けられてはいると言えばそうなのだが、少しややこしい。