概要
学名「Nymphicus hollandicus」、英名「Cockatiel(コッカティル)」、和名「片福面鸚哥」。
冠羽と体長の約半分を占める長い尾、そして赤いチークパッチが特徴。
体長はおよそ33cm、体重は80g~110gが適正とされている。
平均寿命は20年。30年以上生きた個体もいる。
広くオーストラリアの内陸部に群生。オーストラリアでは飛行速度が最速の鳥と言われている。
性格は臆病で温厚、賢くて個性が豊富であり、コンパニオンバードとしての適正は高い。
ただし他のオウム類同様、耳を劈くような叫び声をあげる事があるため、飼育の際は注意。
個体によっては地震や雷など突然の出来事に驚いて暴れてしまい、羽をケージ内にぶつけて出血などの怪我をする可能性があるので、こちらも注意が必要(通称「オカメパニック」)。
争いは好まないので、セキセイインコなど他の鳥類と一緒に飼っても問題がない場合が多い。ただしその穏やかな性格のため、コザクラインコやボタンインコ、ブンチョウといったオカメインコより小さくても気性の荒い鳥類と一緒にした場合、オカメインコがいじめられる可能性もある。
鳴き真似もできるがどちらかといえば口笛のほうが得意で、覚えた歌をよく演奏しているが、謎のアレンジが入るのがお約束である。
品種
- ノーマル...野生種。(別名並オカメ)
- シナモン...ノーマルが変化し、黒い部分がシナモン色になる。(別名イザベラ)
- ルチノー...黒い色素が欠落し、胴体の灰色部分がなくなっている。
- パイド...ノーマルが変化し、白い班がランダムに出る。
- パール...ノーマルが変化し、羽一枚一枚に水玉模様が入る。
- ホワイトフェイス...「WF」と略される。黄色い色素が無く、赤いチークパッチも消える。
- アルビノ...色素が欠落しているため、全身純白で虹彩は赤い。
以下色変わり/色抜けの組み合わせによる品種
- シナモンパイド
- シナモンパール
- ルチノーパイド
- ルチノーパール
- ホワイトフェイスシナモン
- ホワイトフェイスパイド
- ホワイトフェイスパール
- パールパイド
- ルチノーパールパイド
- ホワイトフェイスシナモンパイド
- ホワイトフェイスシナモンパール
- シナモンパールパイド
etc...
品種は多数生み出されているが、「オカメインコ」は一種のみである。
関連タグ
似ているもの…ピカチュウ クラウド・ストライフ セルレギオス おかちめんこ
矢吹可奈:ルチノーのオカメインコ「けるちゃん」を飼っている。