概要
別名:トキサカオウム。
全長45~50cm、体重900gと東南アジアに棲息するオウムとインコの仲間。東南アジアのインドネシア・モルッカ諸島に分布する固有種である。
特徴
ピンク色がかかった白色をしており、頭部に朱鷺色の冠羽を持ち、それを立てたり伏せたりできる。嘴と脚は黒色。森林に群れで棲み、主に果実や種子を食べるが、地上に降りて、地中から球根や塊茎を嘴で掘り出して食べることもある。また,椰子の若木を強力なくちばしでかみ破り,髄質内部の水を吸ったりもする。繁殖期には,樹洞を巣穴とし、その底に直接2~4個の白い卵を産む。性質が大人しく、人に馴れやすいため、飼鳥となり,人の言葉もかなり真似る。ただ、原産地では数が減りつつあるので、商法取引が禁止されている。