- 種子(しゅし) … 種子植物の分布拡大のために形成される生殖組織(花)由来の器官。
- 種子(密教) (しゅじ)。密教において、仏尊を象徴する一音節の呪文(真言)植物の種に譬えて種子という。
- 種子(たねこ。武装神姫・ジュビジーの愛称の一つ)
植物の種子
種子植物において、有性生殖により生み出される粒。種皮の中に受精卵から発育した幼い植物体、すなわち胚が入っていて、種子に蓄えられた栄養で生育し、発芽する。被子植物では種子は果実の中に収まっている。花の時点での種子のもとは「胚珠」と呼ばれる。
多くの場合、種子は休眠状態で乾燥などの悪条件に耐えられる。条件が整い種子が休眠から覚めると発芽の過程に移る。
米や麦などの穀物、豆類やナッツ類など、種子が食べ物として利用される植物が数多くある。また、ゴマやひまわりのように種子から油を取れる植物もある。成長のためのエネルギーが詰まっているため、植物体の中でも特に高カロリーのことが多い。
動物でいうと「卵」にあたるかもしれない。