概要
オウム目インコ科ボタンインコ属に分類される。所謂「ラブバード」と呼ばれるインコの一種。体長は約15cm、体重40~60g程度。緑色の身体と桃色の顔が特徴。
原産地はアフリカ南西部・ナミビア共和国。海抜1,500m以上の、近隣に水場が存在する乾燥した高地に生息する。
性質は活発で物怖じせず、自分より大きい鳥にも威嚇したりする。近縁種のボタンインコに同じく、つがいの仲が非常に良いのも特徴。
樹洞に営巣し、巣材として木の皮などを細く剥いで腰に挿して運ぶ習性がある。飼育下でも新聞紙などを細かく裂いての同様の行動が見られる。植物食性である。
ボタンインコとの間で交雑が可能で、生まれた子は「ヤエザクラインコ」と呼称される。ヤエザクラインコは遺伝子の関係で繁殖能力を持たないが、生殖行為や産卵自体は行える。