概要
スズメより若干大きい程度の小型のインコ。原産地はオーストラリア。
野生では大きな群れで、餌の穀物を求めて放浪生活を送っている。非常に飛ぶのが早い。
ヒトに良く馴れる為、古くからペットとして人気がある。小型インコの中では最もお喋りを得意としており、長文や簡単な物語を喋らせる事も出来る(人語を喋るのは殆どの場合は♂の個体であり、♀の個体が喋るのは稀)。幼鳥の頃は困難だが、成鳥の雌雄の見分けは容易で、鼻(ろう膜)が青く成っているのが♂である(アルビノとルチノーは♂でも青く成らないので判別は困難)。又、♀より♂の方が飼い易いと言われている。
野生では緑の腹と黄色い背中が特徴的だが、飼育下では青、紫、黄色、白など様々な羽色の品種が作り出されている。和名の背黄青鸚哥は背面が黄色と青色の配色に成っているから。
羽が逆立って巻いている様な姿をしている個体は日本で改良された羽毛セキセイインコと呼ばれる種で区別されている。
一回り以上大きい種はジャンボセキセイインコと呼ばれて区別される。通常のセキセイインコの体重が35グラム程度、ジャンボセキセイは60グラム程。大きさ以外の両者の違いは、胸と頭が出っ張っている、大人しい性格程度。鳴き声も大きいので注意。個体数が少ない為取扱店も少なく値段も高い。