※注:この項目には「虫」という漢字が46回も出てきます。ご注意ください。
概要
昆虫、蜘蛛、ムカデ、ゲジゲジ、蠍などの節足動物(虫)を嫌悪する恐怖症の事。
なお日本では両生類や爬虫類も虫扱いされていた(蛙、蛇、蜥蜴など虫偏が付く漢字で表されており、彼らを苦手、嫌っている者も多いだろう)が、面倒なのでここでは取り扱わないものとする。
なぜ大して害も無いような虫を恐れるか、一言で説明するのは難しい。
虫がそこら中にウヨウヨいる所で暮らしている、熱帯雨林やサバンナなどの原住民が虫嫌いという話はあまり聞かない。虫を恐れるのは、住居に虫などの小動物が入り込むことが少ない都市部などの人々が多い。
また、子供の頃は平気だったのに、大人になると虫嫌いを発症するケースもある。
これは、子供(特に男子)は小さい頃から自然に触れる機会が多く、虫の事を近くで観察することが多いからではないかと言われる。過去に虫にまつわる恐怖体験があり、そのトラウマで…というケースもある(特に女性)。
虫嫌いの人もその度合いは大小さまざまであり、「どんな虫でも見ただけで逃げ出す」「エビやカニですら無理」「特撮に出てくる昆虫怪獣やポケモンのむしタイプですら死にそう」という人もいれば、「カブトムシやトンボは平気だが、見るからに気色悪いゴキブリやムカデは嫌」という人も、「毛虫や芋虫といったウネウネ系(worm)が特に嫌」という人もいる。
たとえ益虫であっても、節足動物ですらないミミズのように気色悪い見た目のせいでゲテモノ扱いされる生き物も存在する。
こういう配慮もあってか、殺虫剤のパッケージの虫の絵も削除が行われるようになっている。
所謂「不快害虫」と呼ばれるカテゴリも、根幹にあるのは虫嫌いの心理である。カマドウマやゲジゲジは人間に直接害を齎すわけではないが、見た目が怖い、なんとなく虫が好かないという理由で嫌悪される。なんとも虫のいい話である。
中でも蜘蛛恐怖症は「アラクノフォビア」という名称が別個につけられている。
自分のペンネームに「虫」なんて付けるほど虫好きの手塚治虫ですらアラクノフォビアだったという逸話がある。
ただし中にはスズメバチのように人間を死に追いやる虫(こちらからちょっかいを出さなかったら大抵は無害だが)もおり、そのような虫は虫嫌い以前に誰でもビビるのは普通というか原住民にとってもほぼ恐怖の対象であろう。
蜘蛛や蠍も「ヤバい虫」というイメージが浸透しているが、あくまで一部の種類が危険な毒性を誇るだけで、ある程度の知識があればマイナスイメージが薄まり、遭遇しても冷静に対処できるようになるので、ある意味で虫への知識を蓄えるのも虫嫌いの改善の一つだったりもする。
虫恐怖症のキャラ
キリがないのでゴキブリや蜘蛛などの単体を怖がるキャラではなく、虫全般が無理めの人を列挙する。
キャラクター
特撮
アニメ
- カスミ(ポケットモンスター)
- 緑川なお(スマイルプリキュア!)⇒なおの虫嫌いという個別項目が本項目より先にできている
- 涼村さんご(トロピカル〜ジュ!プリキュア)
- 平田一(宇宙戦艦ヤマト2199)
- 戸隠タイジュ(新幹線変形ロボ_シンカリオンZ_THE_ANIMATION)
漫画
- 日向冬樹(ケロロ軍曹)
- ナミ、サンジ(ONEPIECE)※サンジは気味悪い系限定
- ソーニャ(キルミーベイベー)
- 天野灯(となりの吸血鬼さん)
- 轟八千代(WORKING!!)
- 鶴木陽渚(放課後ていぼう日誌)
- 西園寺さくら/シュヴァリオンピンク(鋼鉄奇士シュヴァリオン)
- 雪本柚子(すのはら荘の管理人さん)
- 仙石翔(堀さんと宮村くん)
- 百合川ハナ(見える子ちゃん)
- 風間蒼太(先輩がうざい後輩の話)
- 斉木楠雄(斉木楠雄のΨ難)※エスパーだから、というわけではなく思考が読めないから
- 口田甲司(僕のヒーローアカデミア)※克服
- 仲村叶(トクサツガガガ)
- ヨル・フォージャー(SPY×FAMILY)
- 海凪ひより(スローループ)
- 宮内真夜(エデンの檻)
ゲーム
- フータ(どうぶつの森)
- 辛口コウジ(メダロット)
- カロル・カペル(テイルズオブヴェスペリア)
- フラヴィオ(新・世界樹の迷宮2)
- キャル(プリンセスコネクト!Re:Dive)
- 高木尚実(プラオレ!)
- ジャミル・バイパー(ツイステッドワンダーランド)
- レイラ・スコッツマン(ステーションメモリーズ!)
- くさタイプ、エスパータイプ、あくタイプ(ポケットモンスター):草は害虫のイメージ、エスパーは心が読めないから、悪は悪意が通じないから、と言う説がある。
- 里中千枝(ペルソナ4及びP4G)
その他
- ロゼ(戦闘員、派遣します!)
- ソラ、ヒサメ(モナ・リザの戯言)※特に後者は高価な釣り竿や正絹着物といった高額な品々を破壊するほどのパニックを起こすほどで、パニックのあまりに下着姿で街中を全力疾走したことも。ただし動画によってはあてはまらないこともある
実在の人物
- 柴田英嗣(芸人)
- 粗品(芸人)
- 秋山依里(コスプレイヤー・女優)※娘が持ってきたセミを見て泣き出したほど
- 永井ゆうじ(漫画家)※「チョウをとにかくリアルに描いて下さい」と言われ、号泣しながら描いていた事が単行本で語られた。
関連イラスト
関連項目
恐怖症 昆虫
犬嫌い
テラフォーマーズ:どこもかしこも虫だらけの作品の為、電子書籍で「昆虫削減版」なる黒塗り版が登場した。