概要
作者はピロヤ。既刊6巻(2023年10月時点)。
元々は魔女集会で会いましょうが流行した折に氏がオリジナル作品としてTwitter及びpixivに投稿したもので、それがCOMICメテオにて読み切り版の掲載を経て正式に連載されることとなった。
ファンタジー世界を舞台にした小さな母親と大きな娘のでこぼこ親子コンビのほのぼのファンタジーギャグ漫画である。
ほわっとした絵柄に対し、笑いの急所へ鋭く抉り込むような痛快なギャグと作画センスは爆笑必至。
腹筋と顔面筋を直撃する「ピロヤ節」の切れ味は益々冴え渡っており、パワーワードの波状攻撃に多くの読者を「ピロヤワールド」へと引きずり込んでいく。
あらすじ
ひとり森で暮らす魔女のアリッサは、ある日人間の赤子を拾う。戸惑うものの、ビオラと名付け、赤子を育てることにしたアリッサ。
そして16年後、ビオラはアリッサの想像を遥かに超える成長を見せ……って、成長しすぎー!! 容姿が逆転した親子のほのぼのコメディここに登場!!
(公式より引用)
登場人物
(テレビアニメ / ボイスコミックの順)
捨てられた赤ん坊、ビオラを拾って育てる魔女。長命種の魔女の中でも外見の老化が遅く、ビオラと並ぶと彼女のほうが娘や弟子に間違われる。年齢は223歳。
小心者で鈍臭く人見知りと対人スキルが死んでいるが、ビオラを拾ってからは徐々に克服している。娘や友人ら濃いメンツへのツッコミ役。
黒髪褐色ダイナマイトボディーなアリッサの義娘。
大人に見えるが中身は16歳の娘であり、さらに性格は輪をかけて幼く天真爛漫。
種族は魔女ではなく人間だが、生まれつき膨大な魔力を持っており、アリッサのもとで魔法を学んだ結果高度な召喚魔法を行使できる。そのため色んなモノを召喚してはアリッサに使い魔として飼いたいと駄々をこねる。
重度のマザコンで独占欲も強く、アリッサに近づく異性には明確に殺意を向ける。
CV:土師孝也
ビオラの使い魔であるフェニックス。中の人はかつてフェニックスを自身の象徴とする魔王だったが無関係。
どう見てもゆるキャラでしかないが、やたら渋い声を想起させる独特のセリフと厳しい口調が特徴。口から生命力をビームとして発射できる。
基本的にボケ&出オチ担当だが、やたら紳士的でイケメンな一面を見せる。
- 毒コアラ
CV:大谷育江
ビオラが召喚してから居ついた使い魔。
我儘で子供っぽい性格をしており一緒に留守番をしたフェニックスを辟易とさせた。
CV:大地葉
アリッサの友人の魔女。メカクレおかっぱ。
魔道具の作成を生業としており、ネタ満載から実用的なものまで様々なアイテムを作り出す事ができる。
ポンドの農芸に協力して、マンドラゴラ用の栄養剤を提供したこともあり。
CV:関根明良
アリッサの友人の魔女。マゾヒストのような使い魔(しかも社会的地位が高い)を連れている。
占い師の家系に生まれ、特に強い力を持つがその代償としてとても料理が下手。
CV:朴璐美
街にて商店を営む人間の女性。40歳。
肝っ玉母ちゃんと言うべき人物でアリッサの子育てを手助けしており、親子にとっては大恩人というべき存在。
眼光鋭く筋骨がとても逞しいが、一方でビオラの乳母も務めたなかなかのモノをお持ち。
CV:小西克幸
リラの旦那さんで趣味は農芸。こちらもガタイは良いが性格は乙女っぽい。
CV:葉山翔太
リラとポンドの息子。ビオラの幼馴染で、普段はゴスロリ風の服を着る男の娘。反抗期で母親に暴言を吐いては肉体言語で対処される。
CV:近藤孝行
山賊のような恰好をしたエルフの青年薬師。アリッサに100年以上も想いを寄せ続けているが、肝心のアリッサからは弟的な存在としてしか見られていない上、ビオラからは敵として常に殺意を向けられている(ただし、おちょくって遊ばれる程度で本気で排除はされていない)。
本来は常識人ポジションなのだが、上記の拗らせぶりと周囲のアクの強さから、存在感が霞みがち。
CV:小野大輔
オークの家具職人。非モテで彼女が欲しいと思っている。
オークらしく強面でガタイも良いが、性格は常識的かつ紳士。同時にその純粋さが彼を童貞の鎖に繋いでいる。後に「卑しい豚として扱ってほしい」と語るMだとも明らかに。
友人のフェンネルの紹介で知り合ったビオラに惚れている。
- アニス
フェンネルの兄で、幼い頃両親を亡くしたフェンネルの親代わりでもある。287歳。弟に似ず、男女問わず魅了してしまう絶世の美青年であるが、筋トレと大食いが趣味でマントの下はゴリマッチョ。
フェンネル同様商人であり、美容品を取り扱っている(本人の外見から大人気なことに加え、私物や体の一部を売れとまで懇願される)。
男手ひとつで育ててきたフェンネルを溺愛するブラコン。アリッサの母に好意を抱く一方で、その弟のアウリに対してはエルフの里で八股をかけていた彼を1人美人局で制裁して以降、会うたび罵り合う犬猿の仲である。
- ベニー
CV:荻野晴朗
マイコニドの一家。院長でシータとキクラの祖父。外見はベニテングタケそのもの。
- シータ
CV:豊崎愛生
マイコニドの一家。看護師。キクラの妹でベニーの孫。姉の暴走のストッパー役。
ベニーと違い、外見は人間の女性。その名の通り(?)常時目に星型のハイライトが光っている。
- キクラ
CV:寿美菜子
マイコニドの一家。獣種専門の医師兼看護師。シータの姉でベニーの孫。フェニックスを見て好奇心を満たすために暴走し、シータに止められる。
シータと同様、外見は人間の女性。瞳には常時キクラゲの様なハイライトが映っている。
CV:諏訪部順一
一応、アリッサの父親。
正確にはアリッサの母親の弟であり、本当の父を知らないアリッサにとっての父親代わりを務めていた。
CV:三石琴乃
リラの幼馴染で、ポンドの又従兄弟。40歳。重度のツンデレ・天邪鬼で、常時本音と逆の悪態をついてしまう(ポンドとアリッサのみがその本音を汲み取れる)性格。幼少期からリラと仲良くなりがっているが、やはり悪態ばかりついてしまうため当のリラからは疎まれている。
CV:道井悠
アリッサの友人のリザードマン。ハンター業をしている。最近子が生まれた。
CV:宮下栄治
ギータの夫で、ギータと同じハンター業。
テレビアニメ
2023年秋アニメとしてTOKYO MX、BSフジ、AT-Xにて放送。アニメーション制作はA-Real。ナレーションは花澤香菜が担当。
OP:水樹奈々「Sugar Doughnuts」
ED:angela「Welcome!」