リラ(でこぼこ魔女の親子事情)
りら
『でこぼこ魔女の親子事情』の登場人物の1人で、アリッサの知人の道具屋の女性店主。
筋骨隆々の中年女性(既婚者)で、夫のポンド、息子のルーブルの3人家族。
16年前、アリッサがビオラを拾い彼女の養育を決意した際には、母親の先輩として育児のノウハウを教えており、アリッサ・ビオラ親子にとっては恩人とも呼べる存在。
上記の体躯に見合った豪快な女丈夫だが、24歳の頃から人情味が溢れる熱い性格。
アリッサ・ビオラ親子にはまるで実の家族のように、深い付き合いをしている(特にビオラにとっては乳母でもある)。
また、ツッコミ役でもあり、時にアリッサを叱責したりもした。
ビオラが捨て子であると知るや「今すぐ両親を探してブン殴ってやるっ!!(要約)」と義憤の炎を燃やした程に、仁義や人情を重んじる。
ただし、本当の家族であるポンドやルーブルにはかなり威圧的に接し、何かある毎に鉄拳制裁を見舞っている。
特に実子のルーブルは反抗期真っ只中なのもあり、不用意な発言をする度にリラに半殺しされている(その為、初めて劇中で鉄拳制裁を行った際、読者や視聴者に「よくこの母親に逆らおうと思ったな」「自分だったら絶対に逆らわない」等々、母親に何度半殺しにされても変わらず歯向かう勇気=蛮勇を色んな意味で称賛されている)。
夫のポンドに対しては彼の言動(特に自分に向ける愛情表現)こそ辟易しているが、ルーブルと違いよほどの騒動を起こさない限りは大目に見るなど、夫婦として互いに愛情を持っている(尚、ポンドの愛情表現は息子にも向けられ、ルーブルも辟易している)。
基本的に人の好き嫌いをしない人物であるが、夫婦共通の知己である女性・レデだけはどう接したら良いか分からず、露骨に面倒臭がっている(これは感情表現がストレート過ぎるリラと真逆に、レデが拗らせ過ぎているのが原因)。
その一方で割と常識的な所がアリッサの複雑な家庭事情を聴いた際はやや引いていた。
幼少期にポンドが出会った頃から自分より大きなサイズのバジリスクを仕留めるなど高い戦闘力を持っていたようだ。なおバジリスクはその後、リラにより従わらせていた。