概要
コスプレイヤーとは、コスプレ(コスチュームプレイ)を行う人のこと。
略して「レイヤー」とも呼ばれる。
大きく分けて2種類に分類され、特に肌の露出の高い人を「露出レイヤー」と称される。
単にコスプレを行う人というよりは、コスプレを趣味(もしくは職業)としており継続的にコスプレを行う人のことを指す場合が多い。
趣味だけでなくゲームメーカーなどの公式コスプレイヤーを努める事もある。
中にはコスプレのみに止まらず、芸能事務所に所属したりフリーでグラビアアイドルやタレントとして活動する者もいる。コミックマーケットにもジャンルコードを独立しており、自らサークルと立てDVD-ROM形式の写真集を販売するレイヤーもいる。
逆にオタクなグラビアアイドルがプライベートやイベントでコスプレをする場合もあり、プロのレイヤーやモデルの境界は曖昧になりつつある。
と書くと、女性しかいないような印象を与えてしまいそうだが、実際は男性のコスプレイヤーもいることはいる。
2010年代以降は海外の方が盛んという状況になりつつあり、インスタグラムなどには山のように日本作品の海外コスプレイヤーのアカウントが存在する。日本の文化が普及した成果ではあるが、逆に言うと日本人の容姿体型がアニメ漫画のそれとかけ離れておりコスプレに向かないという悲しい事実も背景にあると思われる(だからこそ2次元が発達したともいえる)。ドイツ・デュッセルドルフで毎年開催される日本文化の祭典「日本デー(Japan-Tag)」は気合いの入ったコスプレイヤーが集うことで有名。
pixivには実在のコスプレイヤーをモデルとしたイラストも多く投稿されている。
事情
以前はグラドルの2軍あるいは草野球のような扱いであったが、コスプレイベントの増加や世間のオタク文化に対する偏見の緩和などから顔出しや趣味を堂々と公表するレイヤーが増えている。
SNSなどに気軽に投稿できるためか、一般人でも自撮りや撮影した写真に多くの反応がついたり多くの人にちやほやされることがある。
ただし、こういったケースは圧倒的に女性の比率が高く、男性はよほどクオリティが高いか、熱心に活動しているか、はたまたネタに振り切っていなければ反応がもらえないことが多い。
また、女性の場合、男性の取り巻きや囲い、専属カメラマンになりたがる男性が多く集まってくることがあり、何をツイートしても必死にリプを送っていたり、彼氏の有無が発覚したり結婚を報告した瞬間にアンチ化したり縁を切る、ひどい場合はストーカー行為や訴訟待ったなしのセクハラ行為や誹謗中傷に及ぶなど一般人でありながらまるでアイドルや声優のスキャンダルやトラブルを思わせるケースに発展してしまうことも少なくない。
ただしアイドルや声優やメイドやキャバ嬢と違ってあくまで「一般人」であるという事からわざわざ大金を払う必要なく近づけるという普段ではなかなか異性と趣味の話をする機会がなく親しみやすい等といった近づきやすさ故であるからこその問題であるとも言える。
また2020年から世界的に大流行を巻き起こしているCOVID-19の影響により、国内外のアニメ・ゲームに絡んだコスプレイベントの中止が相次ぎ、中には引退する者が出てきており、トップにいる者でも五木あきらがグラビアアイドルの方に進出したり、これまではフリーで活動してきた伊織もえがえなこ等が在籍しているPPエンタープライズに所属したりする等と大きな変革を起こす結果となった。
コスプレイヤー一覧
現役
あまつ様(現在は「あまつまりな」に改名)
引退
優希クロエ(舞台女優で純情のアフィリアの元メンバー:当時は「いを」名義)
消息不明
鳴海玲音(鳴海ゆい)