概要
毛虫とは、毛の生えた芋虫の総称。狭義の芋虫(=毛のない芋虫)の対義語として使われることもある。
タテハチョウからドクガまで、鱗翅目昆虫の様々な種類で見られるタイプの幼虫である。
毛は柔らかい体を天敵から身を守る防御手段であり、種類によっては毒針ともいえる「毒針毛」まで備えている。後者の場合は人間が触れると皮膚を貫いて症状が出ており、軽いものでは痒くなるだけだが、強毒なものでは赤く腫れあがりかぶれ(ドクガなど)、激しい痛みが走るものもいる(イラガなど)。
無毒な種類(リンゴドクガなど)は毛自体にアレルギーがない限り触っても大丈夫だが、毛虫の種類(有毒種なのか否か)が分からない場合は、むやみに素手で触らないように注意すべきである。
時に大量発生し、前述した危険性と人によって苦手な見た目から不快害虫として扱われる。
毛虫がモチーフのキャラクター
- ケムシくん(まんがおもしろ漢字教室)
毛虫と似て非なるもの
「ウミケムシ」という海洋生物がいるが、名前に反して昆虫どころか節足動物ですらなく、ゴカイという環形動物の種類である。しかし、一部の種も毒を持つため、毛虫と同様素手では触らないように。
一見して毛虫と似たものは他にもヤスデであるフサヤスデと、甲虫であるカツオブシムシの幼虫が挙げられる。前述した例と異なり、これらの種類の毛は無毒である。
毛虫が苦手なキャラクター
何でも吸い込むカービィが唯一食べられないもの。
毛虫の初登場となる『スーパーデラックス』ではツインウッズが落としてくる。もちろん吸い込めず、当たると大ダメージを受ける。
『ウルトラスーパーデラックス』ではウィスピーウッズ リベンジが紫色の巨大なジャンボけむしを落としてくる。当然こちらも吸込めずダメージを受けることになる。また、100%クリア後のNGシーン集では「白き翼ダイナブレイド」のシーンでカービィの真上に巨大な毛虫が降ってくる*"ものがある。カービィはしばらく動いた後、毛虫であることに気づくと驚いてから気絶している。
ミニゲームやその後の作品でもカービィが食べられない、ダメージを受けるといった扱いを受けるものも多い。