概要
『スーパーマリオワールド』で初登場した敵キャラで、全身が黒く硬い毛で覆われた、丸い毛虫のようにイガイガした謎生物。英語版では”fuzzy”。
登場後しばらくの2Dアクションではデザインや動きも柔らかかったが、近年の3D作品ではリアリティが増し、より気持ち悪い印象を与える様になった。
基本的にはどんなステージにも出没するが、水気が多く人気の無い人工的な地下道には大量に住み着く事がある模様。
所謂カービィシリーズにおけるゴルドーのようなお邪魔虫ポジションであり、主に複数でリフトレールなど特定のルートを周回・往復し続け、触るとダメージを受けてしまう。
だがマリオが目の前に居ても、軌道を変えずお構いなしに同じ動きを続ける等、一体何の為にそうしているのかは不明。
硬いという設定からか基本的に倒すことはできず、踏んでも逆にダメージを受け、マリオ側からの攻撃もほぼ通用しない。
作品によっては一部の手段で駆除する事もできるが、別の作品では通じなくなっているケースも多く、より厄介さが際だっている。ただし無敵スターなら総じて蹴散らす事が可能。
『NewスーパーマリオブラザーズWii』や『NewスーパーマリオブラザーズU』等では、アイスボールで凍らせたり、ファイアボールで楽々倒すことができる。
またヨッシーで踏み乗ったり、食べて処理してしまう事もできる。明らかにお腹を壊しそうだが、毒は持っていない模様。
『スーパーマリオ3Dワールド』ではファイアが通用しなくなっており、「鉢植えパックン」を使えるエリアでのみ食べさせて処理する事ができる。
また同作には、触れたら即ミスのチョロボンが大量に湧いてくるステージがある。そのおぞましさは、『ドンキーコングリターンズ』の「だっしゅつ!虫のやかた」を彷彿させる。
ペーパーマリオシリーズのみ設定が大きく違い、マリオ側の攻撃も難なく通る普通の敵キャラになっている。見た目も比較的可愛いままで、「みょ~ん」と鳴き、やたらピョンピョン跳ねる。
主にHPを吸って攻撃してくるが、一部はFPを吸ってきたり分裂する種類もいる。
マリオカートシリーズでは、2023年6月にマリオカートツアーで追加されたローマアバンティにて初登場。(「2」ではどのバリエーションにも登場しない) 空中に敷かれたレール上を動き回っており、ぶつかると当然ながらスピンしてしまう。マリオカート8デラックスコース追加パス第6弾に収録されている同コースにも続投している。
種類
グリーンチョロボン
『マリオストーリー』では「まよいの森」に、『ペーパーマリオRPG』ではトロピコアイランドで出現する緑色のチョロボン。
HPを吸い取ったり、分裂してくる。
トロピカルチョロボン
『マリオストーリー』にのみ登場する黄色いチョロボン。ジャンボル島のジャングルで出現する。
アクションコマンドで振り払わないといつまでもHPを吸い取られ続ける。
マリンチョロボン
マリオストーリーに登場予定だったが没になってしまった青いチョロボン。詳細不明。
フラワーチョロボン
『ペーパーマリオRPG』にのみ登場するピンク色のチョロボン。トロピコアイランドで出現するが、それ以前に闘技場の1部で「チョロボン3」として戦うことになる。
HPではなくFPを吸い取る。その吸い取ったFPを使って電撃で攻撃してくる。
ゴールドチョロボン
『ペーパーマリオRPG』で登場する金色のチョロボン。スットンとりでに登場する
チョロボン達のリーダー格で、中ボスとして戦うことになる。
HPは吸い取らないが、ピンチになるとしゅうだんチョロボンを呼びだしてくる。
ピンクチョロボン
『スーパーペーパーマリオ』にのみ登場。
外見はフラワーチョロボンと同じだが、何かを吸い取ることはしない。
カゲチョロボン
『スーパーペーパーマリオ』にのみ登場する影のチョロボン。
ゴールドチョロボンと同じく、HPを吸い取ることはしない。
でかチョロボン
『NewスーパーマリオブラザーズWii』に登場する大型のチョロボン。
行動パターンや対処法は普通のチョロボンと同じ。
ペーパーチョロボン
マリオ&ルイージRPGペーパーマリオMIXに登場するチョロボン。ペーパーマリオシリーズのチョロボンそのもの。
チョロボン8
ペーパーマリオカラースプラッシュに登場するチョロボン。8枚の束になっている。
ネコチョロボン
『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』にのみ登場。
白いネコの耳と尻尾が付いている事以外は、普通のチョロボンと同じ。