概要
木の姿をしたキャラクターで、だいたいの作品では、ステージ1のボスとして登場している。『スターアライズ』や『Wiiデラックス』での二つ名は「森の番人」。その異名に違わず縄張り意識が強く、近寄ってきた者に対しては、積極的に攻撃して追い払おうとする(それが証拠に殆どの作品でウィスピーウッズの近くにカービィや同じ植物系のキャラクター以外の者が姿を見せる様子がない)。
ただし、根っからの悪というわけではなく、『スーパーデラックス』の「白き翼ダイナブレイド」では腹を空かせたダイナベイビーにリンゴを食べさせたり、『コロコロカービィ』では別のレベルへワープさせてくれる役割を持った味方キャラとなっている。
親しみやすい外見から人気がありほとんどのシリーズに登場しており、ボスとして登場しない作品にも背景キャラなどで出ている。
基本的戦法としては、口から空気弾を出したり、頭上からリンゴを落としたり、尖った根を生やして攻撃してくる。
ただし、一部のシリーズではリンゴ以外にもナスやニンジン等のほかの植物や、ゴルドーなどの障害物や毛虫などを落としてくることも。
ほかにも、2体で出てくるツインウッズや、子供と思われるウィスピーJr等の派生キャラも多い。
巨体で動けない事が多い性質故か、他のボスのように倒されても爆散せず、撃破後は大抵の場合泣き顔になる事が多い。この点は他の派生ボスにも受け継がれている。
かつては1面ボス兼、ボス戦の練習という立ち位置であるため非常に弱かった(唯一の例外が『初代』のエクストラ)。
だが、最近の作品では難易度に段階制が導入された事もあり、強いウィスピーもたびたび登場している。
植物ゆえに歩けたりはしないと思われがちだが、『星のカービィ3』では第二形態の時歩けるようになり、『星のカービィWii』では巨大化を習得し、『みんなで!カービィハンターズ』や『スターアライズ』では画面奥まで飛ぶ大ジャンプすら可能となっているなど意外とアクティブ。
『ロボボプラネット』ではハルトマンワークス社によってサイボーグ化された「ウィスピーボーグ」が登場。またミニゲーム「みんなで!カービィハンターズ」ではサイボーグ化されていない通常のウィスピーウッズがボスの一人として登場。画面奥から空気弾を発射したり、先述の通り手前に向かって元気よく飛んで来てカービィを押しつぶそうとするなど後述のアイツのように木とは思えない跳躍を見せる。
主な登場作品
本編
全ての始まり。レベル1「グリーングリーンズ」のボス。
攻撃を吸い込んで吐き出す、というチュートリアルを担う。なお本体に接触ダメージ判定が存在する。
しかしエクストラゲームでは難易度が急上昇。
ハイペースで落下物を降らせ、その内容は1/2という高確率でゴルドー。そのゴルドーは2発も命中すればカービィを死に至らしめる強さ。そして、見て避ける事は不可能なスピードで吐き出される空気弾。
一方でカービィはまだコピー能力のシステムがなかったため、殺人鬼のようなゴルドーの雨の隙を縫ってリンゴを吸い込んで当てなければならない。
こんなのどうしろと…。
ちなみに容量削減のためにドット絵は楕円形の上半分しか描かれていない。これを上下反転した上で3つ並べることで表情を作っている。
レベル1「ベジタブルバレー」のボス。
初代とほぼ変わりなし。本作からコピー能力が登場したため相対的に楽になった。
レベル1「グラスランド」のボス。眼鏡とマスクをつけている。木も花粉症になるのだろうか?
体力を1/3まで削ると第2形態に移行。いつもの見た目となり、空気弾でリンゴを吹き飛ばしたり地面から尖った根っこを伸ばしたりする。
本作も『初代』同様本体に当たり判定がある。
「はるかぜとともに」での立ち回りは『初代』と変わらず。
「メタナイトの逆襲」ではツインウッズが、『USDX』限定の「大王の逆襲」ではウィスピーウッズリベンジが亜種として登場する。
レベル1「グラスランド」のボス。
落とす物に野菜が追加されている。接近すると鼻を尖らせて突き刺してくる。
体力を半分まで減らすと第2形態に移行、根っこを足にして歩く(しかも怒った表情がかなり怖い)。根っこではなく本体に攻撃する必要がある。
本作のみ、倒されると泣き顔どころかのっぺらぼうになって停止してしまう。
レベル1「ポップスター」のボス。
初の3D化となり、ウィスピーウッズを中心とした円形のフィールドで戦う。この形状のためか本人にダメージは通らない。
第1形態では吐き出してきたリンゴをウィスピーJr.にぶつける必要がある。第2形態では直接対決となるが、4本の根っこに攻撃を当てなければならない。第2形態では空気砲とりんご降らしのち根っこを突き出して攻撃してくる。
ボスとしては登場せず、タイトル画面とファイルセレクトの背景としてのみ登場。
森の番人 ウィスピーウッズ。
きらきら光る 船のパーツを見つけて
フシギな みりょくに なんだか ウットリ。
コレは だれにも わたさない! とでも 言わん
ばかりに、カービィたちの前に 立ちふさがる!
(『Wiiデラックス』でのポーズ画面での説明、太字は本来赤字)
レベル1「クッキーカントリー」のボス。
第2形態に入ると巨大化、拡散する空気弾や吸い込み攻撃を行う。リンゴ以外にもワドルディやブロントバート、ゴルドーを落とす。
撃破すればパーツスフィア「オール」を獲得できる。
エクストラモードでは強化版のウィスピーウッズEXが登場。
『Wiiデラックス』での説明文によると、見つけたローアのパーツ(オール)の不思議な魅力に魅了され、それを回収しに来たカービィに渡すわけには行かないと戦闘になった事が判明。
撃破後は『わいわいマホロアランド』に遊びに来るようになり、ウィスピーウッズのなりきりおめんを獲得できる。上記の歩行能力とジャンプを駆使してマホロアランドに来訪したのだろう。
まいど おなじみ ボスの中の ボス、
ウィスピーウッズが フッサフサになって
あらわれた! おとすリンゴも すんごいことに。
↑ではつどうする フレンズのうりょくで、
人めんじゅ とうばつに、いどむんだ!
最序盤「フルーティフォレスト」と終盤「小惑星フォルナ」で、計2回戦う事となる。
「フルーティフォレスト」ではジャマハートの影響を受け、例のごとく最初のボスとして立ちはだかる。ただし本作は1レベルに複数人のボスがいる構成上、レベル1(プププランド)最終ステージのボスではない。
体力が減ると後述のアイツから受け継いだ跳躍力で画面中央に居座り巨大化(この時ジャマハートの闇のオーラが目や口から漏れ出す)、怒涛の如くリンゴを降らせる攻撃「大豊作リンゴフェスティバル」が追加されるうえ、メンバーが左右に分断されてしまう。ダメージの大きいジャンプ攻撃も使うようになるが、ジャンプ攻撃を使うまでは合流もできないため、その前に倒されると蘇生不能に陥る可能性が出てくる。
…が、木だけに炎属性が弱点になってしまい、炎攻撃を与え続けると少しずつ黒煙が出始め、ついには火がついて燃え広がってしまう。火がついてあたふたしている間は身動きが取れず、かつ徐々にHPが削れて行ってしまう。燃えている状態で倒すと黒焦げになり、またおなじみの泣き顔も普通に倒したときと違うものになる。
ちなみにストーリーモードでは倒した直後、涙が出る前にフレンズハートを当てるとなんと効く。さすがにフレンズ化させて連れていくことは不可能だが、ポイントスターやイラストピース、食べ物(普通に倒すとフルーツ類、焼いて倒すと何故かホットドッグをはじめとした火の通った食べ物)を大量に降らしてくれる。
なお、このステージにはHAL部屋が隠されており、もし見つける事が出来ればフレンズスターを使って挑むことも可能。普通に戦っても簡単に勝てるこいつ相手にフレンズスターなんて持ち出そうものなら、炎属性を使えば一撃で炎上、そしてものの数発で瞬殺してしまう。
「小惑星フォルナ」では前座として登場、後述のユグドラルウッズとの連戦になるが、倒した後のフレンズハートは効果が無い。
また、アナザーディメンションヒーローズでは「異界の面樹」アナザーウッズという形で登場する。これら亜種にも炎属性が有効。燃やし尽くしてやろう。
番外編
ウィスピーウッズランドのボス。
リンゴや空気弾で攻撃し、カービィを中央のワープスターに押し出そうとしてくる。
フリッパーにゴルドーが当たるとしばらく操作不能になる。
時々障害物として登場する。スパークを使うことで破壊することができる。
ステージ8のボス。行動パターンは本編と特に変わらない。
上述の通り完全な味方として登場。
3-1と6-1におり、カービィをそれぞれレベル6とレベル8までワープさせてくれる。
Any%RTAでは絶対不可欠な存在として重宝する。
「シティトライアル」に登場。
クリアチェッカーには「全ての木を破壊する」というお題があるため、多くのプレイヤーに衝突されるのが茶飯事(何度もぶつかるといつも通り泣く)。
プププランドにはむかしからすむ
もりのおうさまだいたいいつも
カービィのまえにたちはだかる
「ウィスピーのもり」のボス。
ビッグロボに変身して戦うこととなる。
レベル1「グリングランド」のボス。
こちらが攻撃を続けると胴体が伸びる。だるま落としの要領で胴体を破壊していこう。キノコや棘には要注意。
なお、後述の通り本作では亜種がやたら多い。
もっとチャレンジステージの「スマブラデスマッチEX」のボス。
行動パターンは『Wii』のエクストラモードと同じ。
ウィスピーウッズと言えば
リンゴだが、今回はなぜか
実がならない。
かわりに、バクダンを落として
くるが、悪意はない。
(レベル1の説明文)
ウィスピーウッズの体が
メタルっぽくなり、ふつうの
アタックではダメージを
受けなくなった。
そこまでパワーアップしても、
やはりリンゴはならないようだ。
(レベル4の説明文)
レベル1「グリーンバレー」及びレベル4「ブルースカイパレス」のボス。
説明文の通り、本作ではおなじみのリンゴ攻撃を行わない。代わりにトゲの実や爆弾を落としたり、ブレスでカービィの進行を妨害してくる。縦線を引いて防御しよう。
レベル4ではスターダッシュ以外の攻撃が通らない。
ちなみに本作ではクレイシアが生み出したコピーという設定で、リンゴ落としをしてこないのは単に彼女が書き忘れたかららしい。
2番目のしれんクエストとして古跡のボスとして登場。
強化版となる鬼ランクも古跡で出現し、ゴルドーや毛虫を落とす、ジャンプのスピードアップ、リンゴが飛ぶなどの変化がある。
『スーパー』ではグラフィックが『スターアライズ』のものになった。
「ウィスピーステージケーキ」で登場。お菓子風のデザインになっている。
ぶつかって攻撃するとイチゴを落としてくれるが、何度もぶつかると『エアライド』同様涙を流して落とさなくなる。
関連BGM
カービィのピンボール
正式曲名:「ウィスピーウッズランド」
作曲者:池上正
本人の戦闘BGMではないが、ウィスピーウッズがボスを務めるステージのBGM。
3つのメインステージの中では唯一の新曲のため、本作の代表曲扱いされることも多い。
『カービィのグルメフェス』では「Colorful Pinball」(編曲者:安藤浩和)というタイトルでアレンジされた。
タッチ!カービィ スーパーレインボー
正式曲名:「こしゃくなたいぼく!」
エレキギターとシンセサイザーを多用した、疾走感に溢れるロックな曲調。
レベル2のバウンドグーン戦とレベル6のスキッドランス戦ではエキゾチックにアレンジされた「しゃくねつの戦い!」、レベル3のスキッドランス戦とレベル5のバウンドグーン戦では水中のようにくぐもった音質となっている「水の中の戦い!」が使用されており、実質的な本作の通常ボス戦BGMといったポジション。
カービィバトルデラックス!
正式曲名:「バトル02」
作曲者:大原萌
後述するミニスピーウッズが登場する「あつめて!リンゴマッチ」のBGM。この曲自体が「あつめて!リンゴマッチ」と呼称されることも多い。
制限時間が1分を切ると、後半部分が大きく変化したテンポアップver.(サウンドテストでは「バトル03」)に切り替わる。
『星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート』のCD「カービィ!メモリアルアレンジ」では、バンダナワドルディのキャラクターソング「リンゴジュースのうた」(作詞者:中村朝羽、歌唱:辻林美穂)としてボーカルアレンジされた。編曲とコーラスは大原氏、伴奏のギターは酒井氏が担当している。
アニメ版
プププランドのはずれに広がる森の王様の木(種類はリンゴ)という設定で、ゲームの最序盤ボスとは思えないほど威厳があり、一人称は意外にも「オレ」である。また、森の王者とも呼ばれており、彼の名前を取ってこの森は『ウィスピーウッズの森』と呼ばれている。
森の全容を知っているのは郵便屋のモソじいさんくらいで、フームたちもウィスピーウッズに認められた後に、彼と会うまでの道は迷わず進めるようになった。
彼の持つ特殊な「いのちのリンゴ」さえあればウィスピーウッズはいくらでも復活することができ、ウィスピーの森はなくなることがない。
しかし、自身の森をゴルフ場を建設しようとするデデデとは対立しており、アニメ内では幾度となく争っている。
また、アニメオリジナルのキャラクターとしてアコルという老木の友人がおり、44話では森に来たブン達に、「彼が心配だから見てきてほしい」と頼んでいる。
初登場の5話ではデデデの手紙の内容から、自身の森にやって来たフーム達をウィスピーウッズの森を伐採しに来たと勘違いし、自身の目の前で焚火をしたフーム達に怒り狂い、根っこで逃げようとするトッコリを叩き落とし、フームのテントごと根で串刺しにして彼らを閉じ込めた。そして、自身のリンゴを全て落として、彼らを自身の根っこごとリンゴの下敷きにする。その後、あとからやって来たデデデに真実を知らされ、自身の武器である「根っこ」と「リンゴ」が使えない無防備なところを無惨にも伐採されてしまう。
しかし、デデデがカービィをショットする瞬間に自身のリンゴを吐き出し、蘇ることに成功する。その後はデデデをハンマーで吹き飛ばし、リンゴを周囲に飛ばすことで森を元通りにした。
27話では、以前自身を助けてくれたカービィに感謝している(偶然カービィが食べていた自身のリンゴに救われただけだが)。また、自身の目の前に咲いた花を彼らに紹介し、フームに『ラブリー』と名付けてもらっている。
デデデが煙幕を発生させている間にラブリーが攫われてしまい、フーム達によってラブリーを取り返して貰ったあとは、彼女が急に意思を持って喋りだしたため驚き、すっかり彼女の虜になってしまう。
しかし、このときラブリーは実は魔獣化しており、彼女に栄養を吸収されたことで自身のリンゴが萎み落ちている。それを見たフーム達は、善意でラブリーをウィスピーから遠ざけようとするが、それに気づかなかった彼はラブリーの言いなりであり、フーム達を根っこで拘束してしまう。
その後もラブリーに栄養を吸い取られたことで、やつれてしまう。そして、醜い姿に変貌したラブリーを見て、フーム達が正しかったことにようやく気付き、カービィにラブリーを倒してもらうようにお願いする。
ラブリーが倒されて数日後、魔獣化する前と同じ顔のない花が、ウィスピーの前に咲き乱れている。
69話ではフーム達に、皆が森に親しんでくれるように、何かしてほしいと頼んでいる。また、同回で森林火災を起こしたデデデ達によって森の木がほとんど燃えてしまったため、罰としてデデデ達に植林させている(これ以降の回ではデデデは森林破壊に手を出していないため、流石に懲りたのだと思われる)。
アニメ内での主なセリフ(話数順)
登場話数の合計は9話。
5話
- 「火を消せ…火を消せ!」
- 「いかにも…。森の王…。ウィスピーウッズだ…。」
- 「(フーム達に対して)お前たちだな。オレ様の森を伐採しようとしているのは。」
- 「信用できない…。お前たちは信用できない!このオレ様のすぐそばでたき火をするからには、敵に決まっている。たき火のために、森はいつも燃やされている!いかに危険か分かるまで、懲らしめてやろう!」
- 「愚か者!思い知れぇ!」
- 「(デデデに対して)お前が手紙で頼んできた通りにしてやったぞ。悪党共はこの下だ。」
- 「武器?見れば分かるだろう。根っこは埋まって使えない。リンゴは全て落とした。当分、オレは丸裸さ。」
- 「何をする?悪党はこの子供たちではなかったのか!」
- 「待て!何故オレを伐るのだ!」
- 「この森を全部…(伐採するだと?)。」
27話
- 「プププランドに…果てしなく鬱蒼と茂る、ウィスピーウッズ族の森…。あるときそこに…ひとつの小さな命が芽生えた…。」
- 「こんなところに花の芽なんて…全く…哀れなヤツだな…。」
- 「(花が咲いたのを見て)綺麗だ…。」
- 「何だい…今日はみんな揃って。」
- 「またリンゴが食べたいか?」
- 「あぁ…お前たちに助けてもらってから、この森はずっと平和だ。」
- 「でも、カービィとお前たちのおかげで森は再生し、元通りになった。お前たちには本当に感謝している。」
- 「(花を踏みそうになるブンを見て)そこはダメだ!そこは大事な場所なんだ。」
- 「この森に、小さな花が咲くのは珍しい。」
- 「そうなのか…。ううううううむ!(力んで自身の身体を動かし、花に日光が当たるようにする)」
- 「これで元気になるだろう(自身のリンゴを絞って花に与える)。こんな可愛らしい花が咲いたのは初めてなんだ。一日でも長く咲いて欲しい…毎日見ていると幸せになれる。」
- 「(花の)名前…こんなこと考えもしなかった…。」
- 「『ラブリー』…。うん、(花の名前は)ラブリーか。」
- 「これ以上(雨が)強くならないと良いが…。」
- 「ん、ラブリー!良かった…。助かったよ…。」
- 「ラ、ラブリーが!(デデデに攫われてしまった!)」
- 「(ラブリーを取り返してくれて)ありがとう…。」
- 「どうしたことか…。キミ(ラブリー)が話せるとは思わなかった…。」
- 「知らなかった…。」
- 「フーム…ブン、何をしている?」
- 「(ラブリーが魔獣になった)証拠があるのか!?」
- 「だからといって、ラブリーが魔獣だということにはならない!」
- 「ラブリーをいじめるヤツは、許さない!」
- 「ラブリーは…魔獣じゃない。」
- 「所詮お前たちに(オレ達)植物の感情など、分かるはずない…。」
- 「ラブリーを狙うヤツは…許さない!」
- 「だとしても…ラブリーに罪は…。」
- 「やめろぉ!お願いだ…ラブリー…やめてくれ…(自身の根っこでフーム達を庇い、自身の根を串刺しにされてしまう)。」
- 「違う、分かってくれラブリー…。」
- 「危ない…みんな!オレの後ろに(隠れろ!)…。」
- 「カービィ頼む…ラブリーを…倒してくれ…。」
- 「森には…いろんな植物があった方がいい…。陽だまりがあれば、そこに別の仲間が育つ…。たとえラブリーのように話せなくとも。」
44話
- 「おやおや…チビさんたちの訪問かい?」
- 「ブンにカービィか…久しぶりだな…。森の王として、皆を歓迎するよ(リンゴを落とす)。」
- 「では、(お前たちに)頼みごとをしても良いかな?実は心配なことがあるんだ…。東の森に住む古い友達『アコル』が気になる。」
- 「(アコルは)私より大きい木なんだが、彼に危険が迫っている気がする(珍しく一人称が「私」である)。」
- 「それが分からない…彼は800歳を越している…。何が起きても不思議ではない。」
- 「植物野郎で悪かったな!だが、その実が役に立つこともあるぞ(トッコリに対して怒る)。」
69話
- 「感謝するよ、カービィ…。皆もいつも花の世話をしてくれてありがとう…。」
- 「(森を立入禁止にすることを提案されて)いや…それはダメだ…。もっと森に親しんでくれた方が…自然を大切にする気持ちが育つと思うんだ…。」
- 「オレたちは森に来るものを歓迎するよ…。」
- 「オレにできることはこれぐらいか…(自身の周りに咲いた花を守る)。」
- 「(デデデに対して)お前たち!この火事の責任を取ってもらおう!」
- 「あぁ…死なばもろともだ!」
- 「この愚か者めが!」
- 「怠けるな!(デデデを根っこで攻撃する)」
- 「良いか?焼けた森をすべて元に戻すんだ…。」
ウィスピーウッズの配下の木
ウィスピーウッズの配下と思われる個体の木。本人と比べると目つきが悪く怖い。
デデデによってウィスピーウッズが伐採されたあと、3体でフーム達を取り囲んで襲おうとするが、彼らもデデデに伐採される。
主なセリフ
5話
- 「ウィスピー様の命のリンゴならば」
- 「ウィスピー様は蘇る!」
- 「復讐だあ!(カービィを根っこで拘束する)」
27話
- 「ウィスピー様。」
- 「お願いです。」
- 「ウィスピー様~。」
派生種・亜種
『スーパーデラックス』に登場。
その名の通り2体1組のボスとして登場するウィスピーウッズ。
- ウィスピーJr.
『星のカービィ64』に登場。
第1面『ポップスター』におけるボスの1体。
切り株に芽が生えたような姿をしており、根を生やしていないので軽快に動き回る。
3体1組で同じ行動を取っており、ジャンプや空気弾で攻撃してくる。
全て倒すと第2ラウンドに移行し、怒ったウィスピーウッズとの直接対決になる。
『鏡の大迷宮』1面ボスとして登場。
レンガの体でウィスピーウッズと同じ顔をし、似た能力を持つ。
- ウィスピーウッズリベンジ
『ウルトラスーパーデラックス』の追加モード「大王の逆襲」に登場。
ウィスピーウッズの強化個体で、葉の色が毒々しい紫色になっている。
既存の攻撃の他にも、吸い込むとダメージを受ける毒リンゴや毛虫、ゴルドーを落とす攻撃や、空気弾の強化技として竜巻を吹き付けてくる。
- リトルウッズ
『あつめて!カービィ』に登場。
下記の同作初登場の4体含め、シリーズ初のザコ敵として登場したウィスピーの派生種。
名前通り小型のウィスピーウッズで、鼻をトゲのように伸ばして攻撃したり、息を吹きかけて進行を妨害してくる。
頭に葉っぱがある個体と無い個体がおり、葉っぱがある場合は扉が隠されている時がある。
- タワーウッズ
同じく『あつめて!カービィ』に登場。
だるま落とし(もしくはトーテムポール)のように顔が重なっている。鼻先がダメージを受けるトゲと跳ね返されるキノコの2種類があり、いずれも背中を向けた時でないとダメージを与えられない。
- ウィッキーウッズ
同じく『あつめて!カービィ』に登場。
木の板が顔に貼り付いて眉毛とヒゲのようになっている。
カービィが近付くと息を吹きかけて進行を妨害してくる。背景扱いなので倒せないので地味に厄介。
- ラフティーウッズ
同じく『あつめて!カービィ』に登場。
リトルウッズより少し大きめの個体。
近付くとカービィとの押し合いバトルが始まり、勝利すると折れて川を進むためのイカダとなる。
- グラグラウッズ
同じく『あつめて!カービィ』に登場。
なぜか幹の部分が限界まで削られて非常に不安定になっており、カービィの方へ倒れてくる前に反対側へ押し返さないといけない。
- ゴロスタン
同じく『あつめて!カービィ』に登場。
切り株のようなキャラで、カービィを押し潰そうとしてくる。1箇所だけある切れ目に入らないと潰されてしまうので注意。
- ウィスピーウッズEX
『星のカービィWii』・『星のカービィWiiデラックス』に登場。
エクストラモードにおける強化個体で、見た目はUSDXのウィスピーウッズリベンジに近い。
攻撃パターンも既存のものから一層強力になっている。
ちなみに『Wiiデラックス』の体験版では説明文が製品版とは別物になっている。
『トリプルデラックス』1面ボスとして登場。浮遊大陸フロラルドにある花がタランザの魔法で変身した姿。
植物とは思えない跳躍力を持ち、巨大化して背景から攻撃を仕掛けてくる。
- ウィスピーフラワーズDX
同じく『トリプルデラックス』に登場。
追加モード「デデデでゴー!」に登場する強化バージョンで、葉の形が菱形になり、色合いも緑からピンク色に変わっている。ジャンプだけでなく根っこによるプロペラ飛行が可能になった。
『ロボボプラネット』に登場。
ハルトマンワークスカンパニーによってサイボーグに改造されてしまったウィスピーウッズ。
口からミサイルを発射したり、爆弾やドリルといったサイボーグさながらの攻撃を繰り出してくる。
- Re:ウィスピーボーグ
同じく『ロボボプラネット』に登場する強化版。
リニューアルしたことで費用が減り、燃費も良くなって排気ガスが減ったらしい。
既存の攻撃が強化されている他、新たにドリルで地面を掘り起こす技も使用してくる。
- ミニスピーウッズ
『バトルデラックス』に登場。
あつめて!リンゴマッチにおいて、彼を攻撃して落としたリンゴを拾い集めて回収することになる。中盤から高得点の金のリンゴが実る。
『スターアライズ』の「小惑星フォルナ」のボスとして登場。長年を生きてきた桜の木で、紅葉の眉毛と髭が特徴。
降らせるものがサクランボとブレドーに代わっている他、吸い込み咀嚼攻撃や連続踏み付けも使用してくる。
火が弱点なのは変わらない。
同じく『スターアライズ』に登場。
追加モードの「アナザーディメンションヒーローズ」におけるボスの一体で、過去に敗れ去った歴代のウィスピー達の思念から生まれた漆黒のウィスピーウッズ。
『星のカービィディスカバリー』に登場。
ヤシの木をモデルにした亜種。
歴代屈指の巨体を持ち、繰り出すヤシの実や根っこも迫力十分。
余談
星のカービィの前作品に当たる『ティンクル☆ポポ』では「バスターウドォ」と呼ばれており、「歩けない彼は退屈そのもの」と紹介されている。
関連イラスト
関連タグ
ウィスピーフラワーズ キングゴーレム ウィスピーボーグ ユグドラルウッズ アナザーウッズ アコル 南国樹トロピカルウッズ
???…亜種ではなく恐らく無関係。ただ、その見た目からネタにされているヨォ。
じんめんじゅ:そっくりさん