とよばれる 植物が 改ぞうされた すがた。
ドリルの足により自由に 走り回ることが
できる他、巨大なネジを かどう させる
とてつもないパワーも 手に入れた。
概要
エリア1「プレインプロプトン」のボス。
ポップスターを侵略した悪の企業「ハルトマンワークスカンパニー」によってウィスピーウッズがサイボーグに改造させられた姿。サイボーグ化された別の人物が全身に機械のパーツや装置を取り付けた程度だったのに対し、ウィスピーは全身を機械に改造させられており、目はレーダースコープにようなものになり、口はミサイルを発射する砲台、根はドリルとなっており搭載されたジェットエンジンの動力により自足歩行が可能となった(一応改造前の状態でも歩いたことはあったが)。
通常のウィスピーウッズは壁判定になっているため、本体に接触してもダメージを受けないが、ウィスピーボーグにはそれがない。また、ジャンプやダッシュなどで激しく動き回るためこれまでのように安定してダメージを与えることが難しいこともあり、これまでのウィスピーより手強くなっている。
登場するステージ・モード
1戦目
初めて姿を見せるのはオープニングステージ1−1の中盤で、画面左から追いかけてくるウィスピーボーグから逃げることになる。この時は強制スクロールになるため無理に相手をする必要はなくさっさと逃げ切ってしまえばいいのだが、コピー能力次第では撃退することが可能。しかし、このステージのレアステッカーをこいつが持っているため、ステッカーコンプリートを目指すのならばこいつを倒さなくてはならない。
ボス戦時にくらべて非常に体力が高いため、初見で倒すのは至難の業。
なお、ボスステージ以外のシチュエーションで襲撃してくるボスは『SDX』のヘビーロブスター以来。
2戦目
全部で3形態があり、体力を1/3ずつ削るごとにフィールドが目まぐるしく変化する。
第1形態
普通の平面フィールド。
- ミサイル
口の砲台からミサイルを発射する。吸い込むとボムをコピーできる。
- 岩
ドリルとなった足で地面を掘り起こして岩を飛ばす。吸い込むとストーンをコピーできる。
ちなみに岩をよく見るとリンゴっぽい形をしている。
- フルーティタンク
頭からガスタンクよろしく爆弾型の木の実「タンクボウル」を落とす(5発→3発)。
3発の分はかなり大きく、着弾後しばらくの間地面が燃え上がる。
- 踏みつけ攻撃
『トリプルデラックス』のウィスピーフラワーズよろしく画面外へ大ジャンプし、ドリルをカービィに向けながら中央に落下してくる。左右に岩が飛んでくるので距離を取ろう。
第2形態
「パワードライバー」を使ってフィールドが『64』を彷彿させる円形状に変わる。
- サークルタックル
ジェットエンジンでダッシュし、猛スピードでこちらを追いかけてくる。
使用技はこれだけだが、次の段階に移行中もダメージが通る。
第3形態
フィールド中央にあるネジを操作してフィールドをさらに変形させ、非常に狭い空間に追いやってくる。
- ドリルミサイル
フィールド左右の壁と一体化した砲台からミサイルを発射。
6つある砲門から大量に放たれるため、ジェットで掴む、ミラーで反射するといった行動も可能。
- フルーティタンク
第1形態でも使った技。画面奥からタンクボウルを3つ飛ばしてくる。
ちなみに、タンクボウルに攻撃を与えれば跳ね返してダメージを与えることが可能。
- くしざしドリル
手前に移動し、ドリルでこちらを突き刺してくる。
2回→5回高速での攻撃となるのだが、終わったあとはしばらくの間抜けなくなって隙を晒す。もたもたしていると奥側に引っ込んでしまうためそれまでに倒そう。
そして、倒した後はいつも通り涙目に・・・なるのも一緒だが少し違う点がある。
それはオイルの涙を流している事・・・本木?もキカイ化のギセイ者だけあって心にくるプレイヤーもいるはず。
3戦目
最終ステージである6-8にも登場。
ロボボアーマーを使えるため、前作ほどではないが出オチである。倒すとICキューブをドロップする。
ウィスピーボーグ再び
ウィスピーボーグが 新モデルに リニューアル。
ねんぴも よくなり はいきガスも へっているので、
カンパニーも かんきょうに はいりょしながら
しょうエネ開発を 進めている もよう。
価格も 前モデルの 半分に おさえられている。
クリア後の「メタナイトでゴーリターンズ」などに登場する強化版のRe:ウィスピーボーグは頭の葉が緑から黒に変わっており、レーザースコープ部分のレンズの形状も変更されている。
攻撃もより激しくなっているうえ、第2形態では本体が画面奥から飛びかかって地面をドリルで掘り起こすという新たな技「サークルバウンド」も追加されている。
さらに第3形態でも踏みつけ攻撃を行うようになった。
余談
- サイボーグ化にかかった費用は、D3砲(93億)の1/4とされている。つまり23億2500万ハルトマニーほどが投じられていることになる。
- Re:ウィスピーボーグはリニューアルしたことで性能が上がっただけでなく、費用も半分に抑えられているという。上述した23億2500万の半分なので、11億6250万ハルトマニーほどになる。
- ちなみに、燃費もよくなり排気ガスも減っているという。ハルトマンワークス社が環境に配慮していると書かれているが、そもそも植物であるウィスピーを改造した時点でそんなアピールは台無しである。
- 倒された後どうなったかは不明だが、ハルトマンワークス社のマザーコンピューターがカービィに破壊された時に機械化されたポップスターが全て元通りになったためウィスピーも同様に元に戻ったと思われる。
- 2016年6月にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたイベントでは本作の体験版をプレイできたのだが、試遊台のデザインはウィスピーボーグの脚部のドリルをモチーフとしていた。
コミック版
『も~れつプププアワー!』でもスージーに呼ばれて登場し、カービィ達を襲った。最後はロボボアーマーに乗ったカービィのロボボパンチによって倒され、元の姿であるウィスピーウッズに戻った。