概要
星のカービィロボボプラネットに登場する企業。社長はプレジデント・ハルトマン。
巨大侵略母艦「アクシスアークス」で宇宙を渡りながら目をつけた惑星を科学力と軍事力に物を言わせて侵略し、その惑星の経済発展という名目で惑星の環境を機械化させ、その上でその星に存在する水や酸素といった資源エネルギーを略奪していくという悪徳企業である。
物語ではポップスターに侵攻、圧倒的な戦力差でデデデ大王の居城やメタナイトの戦艦ハルバードさえ手が出せずに返り討ちにしており、秘書スージーが担当する「キカイ化しんりゃくプロジェクト」によって侵略先のポップスターの殆どを機械化する事に成功する。
上記の通り最高権力者は社長のハルトマンだが、経営の実態はマザーコンピューターの判断によって行われており、実際にはポップスターへの侵攻もマザーコンピューターが弾きだした完璧な経営プランを基にハルトマン達が機械的に遂行しているだけに過ぎなかった。
ただし、マザーコンピューターを導入する以前の経営方針は現在と大きく異なっていた様子。
幹部社員のうち生命体は社長と秘書だけであり、他の幹部は機械で賄われている徹底した合理的主義。末端の従業員は侵略先の星々で現地雇用もしている。
スージー曰く「きりつ正しく管理されたカンパニー」との事らしい。企業理念は「キカイ化による永遠の繁栄を目指して」。
ロボボプラネット発表当初は社名は明かされず、宇宙から侵略してきた悪の企業という情報のみだったため、似たような設定であるアニメ版のホーリーナイトメア社ではないかという予測があった。
社歌は「銀河に名立たるハルトマン」(詳細は項目参照)。本作の様々な場面でアレンジされている。
最終的にポップスターを狙ったことが仇となり、ポップスターのゲンジュウ民とココロを得たキカイによりマザーコンピューターがアクシスアークス諸共大破し、キカイ化侵略は元の形を取り戻す。時を同じくして社長のハルトマンも消息不明となり、キカイ化しんりゃくプロジェクトは破綻。
その後は秘書スージーがハルトマンの意思を継ぎ、新たに「科学の力で 家族だんらん、幸せな くらしを ごていきょう」という理念を掲げ、再建を試みていることが『スターアライズ』で描かれている。
構成員
社長:プレジデント・ハルトマン
秘書:秘書スージー
所長:ケイン所長(文庫版のオリジナルキャラ)
従業員:イエスマン、ハルトワーカーズ、ラボトリィ、スレンダー・エツコ、スケルトン・カンノ、マスタッシュ・オオタ、シークレット・クマザキなど総勢約86万人
保有戦力
鉄巨兵ギガヴォルト/鉄巨兵ギガヴォルト2
余談
公式サイト「スージーのしんりゃくレポート」には社員の名前があるが、これらは実際に本作の開発に携わったHAL研究所の社員をもじっている。
社員名 | 元ネタ | 担当 |
---|---|---|
スレンダー・エツコ | 佐藤悦子氏 | エスパーカービィ・ドクターカービィ・ポイズンカービィのデザイン案 |
スケルトン・カンノ | 菅野晃宏氏 | ロボボアーマーのデザイン案 |
マスタッシュ・オオタ | 大田裕介氏 | エリア4にあるミキサー型装置のデザイン |
テクニカル・フジタ | 藤田剛志氏 | アクシスアークスのデザイン |
ラストサムライ・キタ | 北健一郎氏 | スージーのデザイン |
スパニエル・トウドウ | 東藤由実氏 | 『みんなで!カービィハンターズ』のディレクター |
ボックス・ムカエ | 向江康博氏 | 『カービィの3Dチャレンジ』のディレクター |
ワークアウト・カワカミ | 川上雄太氏 | 『みんなで!カービィハンターズ』の背景や『カービィの3Dチャレンジ』の地形のデザイン |
グランデ・ファーマン | ファーマン・力氏 | ハルトマンやプレジデンバーのデザイン |
ウェービー・ヒトム | 伊藤仁氏 | 星の夢のデザイン |
カーズ・モチヅキ | 望月哲也氏 | フロッツォボーグのデザイン、バーナーバードのデザイン案 |
プレーンズ・カワタ | 河田茂幸氏 | メタルアクロのデザイン |
ウェザーコック・アンドウ | 安藤浩和氏 | 「ハルトマンワークスカンパニーのテーマ」や「回歴する追憶の数え唄」などを作曲 |
シークレット・クマザキ | 熊崎信也氏 | 本作のゼネラルディレクター |
関連タグ
ギム:キカイ化しんりゃくプロジェクトの情報を聞いて旅に出たのだが・・・
YAT:こちらも異空間が絡む事故が引き金で設立された会社。この事故の結果、親子の別離も発生した共通点を持つ。
機械化帝国 マシン帝国バラノイア キカイ帝国メカリアス:侵略した惑星を機械化する敵組織。