概要
『YAT安心!宇宙旅行』に登場する外宇宙旅行の移動手段で高速道路に近い。その名の通り、反重力エネルギーを使って空間を歪めて、異次元空間に穴を開けて別次元に移動するもの。見た目は遮光器土偶に似たコントロール室がある。
かつて宇宙旅行にはハイパードライブと呼ばれる、大型宇宙船にしか搭載出来ないワープ装置で使われていたが、メンテナンスが面倒でウラシマ効果といった欠点があるため急速に普及した。
ゴローの父・星渡ダイゴが設計開発して、カネアの父・ドンズ・マリーゴールドが完成と実用化に成功。そしてコスモロード社が次元トンネルを独占している。
しかし次元トンネルの心臓部のダイゴシステムは、設計図と構造はあるがどういう理論で動いているのか分からなかった。
ダイゴシステム
ダイゴが開発した次元トンネルの中枢で心臓部。次元に穴を開けるための膨大な反重力エネルギーをコントロール出来るシステムだが、どういう仕組みで反重力エネルギーを制御かは不明。これには次元トンネル一の技術者のドリス・アンダーソンでも分からず、不安を感じる者もいる。
マザー次元トンネル
コスモロード社の女社長、アン・マリーゴールドが進めている新型次元トンネルで、研究開発者はドンズ。
その名の通り、今までの次元トンネルを巨大化させた上に出力も強化。ほぼ2倍近くの距離のトンネルを発生させることが可能となっている。
さらに異次元空間を経由して、他の次元トンネル端末機にも直接エネルギーを供給。或いは端末機の建造しなくとも直接次元トンネルを発生させることも可能になって、ネットワークを広げるのに長い年月がかかると言う欠点もなくなる。
だが、実際は中枢のコアであるダイゴシステムを大量に増設しただけの無茶な設計なうえに、アンが過労死したドンズの命日に合わせて建造を急がせたこともあって色々と危険な状態。そのせいで起動した瞬間、暴走してしまい地球が崩壊の危機に陥ってしまう。
真実
じつは次元トンネルの元は、桂の故郷・ノア星で使われているコスモドライブが原型。
コスモドライブは宇宙船自体に搭載されて、そこから直接異次元にトンネルを作って移動・運航するもの。
かつてダイゴはノア星の遭難者がいる星で、コスモドライブの存在を知ってやって来た。その最後の遭難者の老人にコスモドライブを見せ貰い、それと資材から次元トンネルとダイゴシステムの設計図を考えた。しかしノア星の技術は地球の科学では理解できず、設計・開発したダイゴでさえも分からず完成には至らなかった。
とりあえず実験の為にプロトタイプを作ったが、地球政府が勝手に実験をして事故が起きてしまう。このままでは大きな被害が起きると思い、そこでコスモドライブを調べた時に反重力エネルギーを異空間に閉じ込めると言う懸けに出た。だが、その時現れたのはカプセルに入れられた幼い桂とブッキー。さらに丁度、助けに来てくれた宇宙海賊時代のヤマモトカオルに桂を託すと、ダイゴシステムを起動。しかしダイゴ本人も異空間に閉じ込められてしまい、さらに不完全なダイゴシステムだったのでウラシマ効果が起きて外は15年で異空間は20日という時の差が生まれてしまった。
この事故がヤマモトが宇宙海賊から足を洗い、旅行会社「YAT」を設立したキッカケでもある。
関連タグ
ロボボプラネット:同様の事故が発生して親子の別離が起こり、ある会社が設立されたキッカケともなった。なお、当事者の中の人は3年後のNHKの本気である。