カービィが いなくたって やれるんだ!
フレンズヘルパーたちだけで いどむ、
タイムアタック&大ぼうけん!
概要
『夢の泉デラックス』に登場したメタナイトでゴー!から始まった、「カービィ以外を主人公にしてストーリーモードの冒険を最初から最後まで楽しむ」というモード。
これはそういったモードのスターアライズ版なのだが、全キャラ対応という点が今回の特徴。
ストーリーモードをクリアすると解禁され、まずは通常のフレンズヘルパーを主人公にして挑むことになる。
2P〜4Pは最初からドリームフレンズを使用可能だが、1Pは初期状態では使用できず、解禁には一度クリアする必要がある。なお、1Pのドリームフレンズ解禁と同時に、Theアルティメットチョイスの高難易度(6以上)への挑戦も解禁されるようになる。
サブタイトル
タイトルは「星の(キャラ名)」と表示される。
フレンズそれぞれにタイトルや解説文、台詞があり読んでみても面白いが、ガチでヤバいものもあったりする(その最もたる例があの狂気の産物である)。
以下、サブタイトル一覧を記載(並び順はキャラ選択画面の順番)。
フレンズヘルパー
フレンズ | サブタイトル | 備考 |
---|---|---|
ブレイドナイト | この剣に誓って | |
サーキブル | リターントゥ斬刃 | |
ポピーブロスJr. | 空に弾ける花々 | |
ロッキー | 怒りのヘビーアッパー! | |
ウェスター | テンガロンハンター | |
ボンカース | 黄色いバナナを求めては… | |
バイオスパーク | 紫電月影 | |
ギム | ギムズプラネットツアー | 「キカイ化しんりゃくプロジェクト」について聞いたようだが、それは2年前に終わった話である |
ジャハルビート | 信じられる友こそが | カービィと出会って改心したようである |
バーニンレオ | 燃えろ!ライオンハート | |
チリー | はるかぜそよぐ、その前に… | 元ネタは「はるかぜとともに」 |
ワドルドゥ | ビームの未知なる可能性について | ビームがコピー能力初登場作品の『夢の泉の物語』で最初に入手できる能力であることにも言及されている |
コンセ | 忘らるる希望の光 | 元ネタは「忘らるる閃光のライトニング」。説明文も初出以来20年近く未登場だったことに対するメタ的な内容になっている |
プルアンナ | ウルルン!スプリンクル | |
ネスパー | サイキックエイジズ | |
バードン | フリーダムスカイ | |
ブルームハッター | 世界清浄化宣言 | |
ナックルジョー | 遥かなる強者たち | |
バグジー | 歴戦のインセクトバトラー | |
ビートリー | 新鋭のインセクトバトラー | |
コモ | 3つ目スーパースパイダー | 初出から約20年、スカキャラを脱却できたのが誇らしい模様 |
パラソルワドルディ | ふわふわおちて、ひがさして。 | 元ネタは『夢の泉デラックス』・『鏡の大迷宮』・『参上!ドロッチェ団』のパラソルの説明文 |
ビビッティア | カラフル♡ハートフル | 「お姉さま方」にも言及されている |
コックカワサキ | 突撃!魂の料理人 |
ドリームフレンズ
フレンズ | サブタイトル | 備考 |
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バンダナワドルディ | レジェンド オブ ワドルディ | |
デデデ大王 | 王位の復権 | 元ネタは『トリプルデラックス』の戦闘BGM「王位の復権:D.D.D.」 |
メタナイト | その闇、我が剣の糧に | |
リック&カイン&クー | 陸海空アニマルズ | |
マルク | 銀河に野望を | 元ネタは「銀河にねがいを」 |
グーイ | ココはどこでボクだ~れ? | 『3』の公式HPとは口調が少し変わっている |
アドレーヌ&リボン | あたしたちもまぜて | 元ネタは原作のアドレーヌ加入時ムービー「あたしもまぜて」 |
ダークメタナイト | シャドーサイドストーリー | 全キャラの中で唯一台詞が無い |
ドロッチェ | 参上!宇宙かける盗賊団 | 「宇宙」は「そら」と読む |
マホロア | 心からのベストフレンズ | |
タランザ | あの花に会うために | |
秘書スージー | 光線銃で、駆除されて♡ | 「光線銃」は「レーザーガン」と読む。『Wiiデラックス』のわいわいマホロアランドで遊べるミニゲーム「ガンガンブラスターズ」のミッション名でもこのサブタイトルが使われた |
三魔官シスターズ | 祈りから希望の旅へ | 入手条件を鑑みると「アナザーディメンションヒーローズ」後の出来事の模様 |
ストーリーモードとの違い
概ねストーリーモードを追う形になるのだが、進行手順は通常のストーリーモードとは異なる。
- ステージの順番は一本道。クリアしたステージに戻ることはできない。
- 攻略に要した時間が計測されており、タイムアタックができる。
- ステージクリアのゴールゲームはないが、中間ポイントとなっており、ここでセーブが可能。
- ドリームしんでんは利用できないが、ドリームしんでんを解放するスイッチの位置でドリームロッドが手に入る。基本的に1か所のみ配置だが、ステージギミックとの兼ね合いで複数配置されるフレンズヘルパー、逆に一切配置されないドリームフレンズも存在する。
- 操作キャラのスペックは基本的にストーリーモードに準ずるが、バイタリティは半分ほどしかない。
- 道中にて攻撃・体力・速度の3つを強化するアイテム「レベルアップハート」が手に入り、これを手に入れるとストーリーモードより強力なスペックに成長する。バイタリティはフル強化すればストーリーモードと同量に増加。
- ワールドは「レベル」と称する。構成はストーリーモードに準ずるが、遥か、きらめきの勇者たちは前半と後半で別扱いとなっている。
- 新しいレベルに渡ると、上記の強化はリセットされる。
- フレンズスターは使用不可であり、それがあるステージは登場しない。
- 一部戦えないボスがいる(アンセスビッグマム、エンデ・ニルなど)。
- それらとの戦いが待っているステージは登場自体しない。
- ステージの組み合わせに若干の変更あり。大きく分けて以下の4種。
- 全部キャラ共通の、星の◯◯◯◯専用ステージが追加されるパターン。フレンズれっしゃを使うタイプとザコラッシュのタイプがあり、1つのレベルに1種類(レベル5のみ2種類)。ただし一部のステージが追加されないキャラもいる。
- ステージを構成するいくつかのエリアのうち一部が省略されるパターン。全キャラ対象だが、省略具合はキャラクター次第。極端なものになると特定のステージがボス戦以外全部端折られるケースも。リセットフロアさえ出て来ない不意打ちパターンまである。
- ステージ1つが全て個別新エリアへと差し替えられるパターン。基本的にはそのキャラクターの特性を活用して進むタイプのものや、キャラクター出演の原作に沿ったものなど。アップデートで追加されたドリームフレンズが該当。
- ステージの主要部分は変化無いのだが、共通新エリアが追加されるパターン。追加エリアは原則、ストーリーモードで使われたエリアより前に差し込まれ、総じて難易度が高い。ステージの主要部分を端折って共通新エリアだけになっているケースも。やはりアップデートで追加されたドリームフレンズが該当。
- ポイントスターのデザインが、ハート型の「ポイントハート」になっている。役割は同じ。
キャラクターごとの違い(ドリームフレンズ)
共通項 |
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初期実装組 |
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第1弾アプデ組共通 |
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リック&カイン&クー |
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マルク |
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グーイ |
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第2弾アプデ組共通 |
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アドレーヌ&リボン |
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ダークメタナイト |
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ドロッチェ |
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第3弾アプデ組共通 |
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マホロア |
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タランザ |
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秘書スージー |
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三魔官シスターズ | 個別新エリアについては他のキャラクターのマップを流用。
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各ドリームフレンズのステージの再現元
奇数レベルが再現エリアに差し替えられている。
太字は三魔官シスターズのステージに流用された個別新エリア。
ドリームフレンズ | ステージの再現元 | 備考 |
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リック&カイン&クー | レベル1では個別能力を活かすチュートリアルあり | |
マルク |
| レベル1では個別能力を活かすチュートリアルあり |
グーイ | 一部の能力ブロックが変更されている | |
アドレーヌ&リボン | 原作の最終レベルが1-1の再現・水中メインのステージ・雑魚ラッシュという構成故か、全ドリームフレンズの中では唯一原作の最終レベルが使用されていない | |
ダークメタナイト |
| レベル5は何度も同じ部屋を周回する構造になっている |
ドロッチェ | ドロッチェ団との宝箱争奪戦パートはウォンキィ追跡で再現 | |
マホロア | 異空間もBGMや白黒の背景含め再現されており、経由すれば一部のボス戦をスキップすることも可能 | |
タランザ | 3Dワープスターはふっとばし大砲で疑似的に再現 | |
秘書スージー | ロボボアーマーの代わりにリレインバーで謎解きをするパートが時折挿入される |
BGM
いずれも過去作BGMのアレンジや原曲が流れる。
タイトル画面
正式曲名:「ぼうけんのはじまり/amiibo スペシャル ver.」
編曲者:安藤浩和
『Wii』の「ぼうけんのはじまり」の『カービィのすいこみ大作戦』(カービィのamiiboを使用した際に流れる)でのアレンジを使用している。
尚、全てのフレンズでクリアすると『トリプルデラックス』で使用された「ぼうけんのはじまり/オリジナル ショート ver.」に変化する。
中間ポイント
正式曲名:「フレンズとせかいをだいぼうけん」
編曲者:安藤浩和
『ロボボプラネット』の「キカイのせかいのだいぼうけん」のピアノアレンジ。一部にはドラムの音も入っている。
レベルクリア時
正式曲名:「優しさに染まるストリート」
編曲者:安藤浩和
『ロボボプラネット』出典の「恋する黄色い☆ぶんぶるルン♪」のアレンジ。
今作のクレジットで流れるBGMでもある。
エンディング
正式曲名:「明日からもずっと、ベストフレンズ。」
編曲者:安藤浩和
『初代』の「あしたはあしたのかぜがふく」→『夢の泉の物語』の「エンディング・デモ」→『スーパーデラックス』の「銀河にねがいを:スタッフロール」(『ウルトラスーパーデラックス』のサントラCDに収録されたオーケストラver.を参照している)のピアノアレンジメドレー。
余談
- へいの区画の後にある雑魚ラッシュのラストは、1Pと同じキャラが大量に登場する。元のキャラが中ボスの場合は同じ中ボスが2体セットで出てくる。ドリームフレンズの場合は以下の通り。
- コックカワサキ&ビビッティア→バンダナワドルディ
- ボンカース×2→デデデ大王、リック&カイン&クー、ドロッチェ、マホロア、秘書スージー、三魔官シスターズ
- バグジー×2→メタナイト、グーイ、アドレーヌ&リボン、タランザ
- Mr.フロスティ×2→マルク、ダークメタナイト
- かつてはモードタイトル画面の「はじめから」と「ベストタイム」の間を(switchの携帯モードで)タッチすることにより、カービィでもプレイ可能なバグがあったものの、第2弾アップデートで各フレンズごとに個別のデータを残せる仕様になったことでカービィでプレイすることが不可能になった。なおポーズ画面の説明文は「未せってい」と表示されるほか、タイトルの「星のカービィ」の「カービィ」部分はコピー能力を得るとその能力名に変化する。
- 公式TwitterではフレンズれっしゃのBGM「ティンクル☆トラベラー」紹介時のPVでこのバグを使用しており、どうやらバグというよりかはデバッグ・テストプレイ用の仕様らしい。
- インタビューによると、開発中はプレイアブルキャラをワドルディのみに絞る案もあったという。しかし「ドリームを叶える」「カービィの側に一番いてほしいキャラクターだからWiiの仲間達も外せなかった」という理由でバンダナワドルディ・デデデ大王・メタナイトがドリームフレンズとしてまとめて実装された。
- 2018年のエイプリルフールネタとして『星のワドルディ25周年』なるサイトが公開されたが、その中には『星のワドルディ スターアライズ』なんて文言も。ある意味で原点回帰である。
- キャラごとのサブタイトルを付ける案は東藤由実氏(リードUI担当)、ファーマン・力氏(デザインディレクター)、河田茂幸氏(デザイン担当)の3人が「サーキブル→『斬撃の回転刃』、ボンカース→『とにかくデカイ猿』」などといったノリでふざけて話していた案を熊崎信也ディレクターが採用・ブラッシュアップした。
- しかし全37組のサブタイトルを海外版の翻訳文含め考えなければならなかったため、熊崎氏は提案してきた東藤氏をちょっとだけ恨んだとか……。