概要
ダークマター族だが、珍しく善意を持つ生き物。
初登場は『星のカービィ2』で、ここでは単なるHPを1回復するハズレキャラの扱いだったが、『星のカービィ3』ではカービィのヘルパーのような存在(2人プレイも可能)として使える。
吸い込みの代わりに長い舌を伸ばして敵を飲み込み(カービィと違いいっぺんに一個しかほおばれないが、水中でも飲み込み可能)、カービィと同じコピー能力を使いこなす。一部のなかま能力ではよく見ると手があったりする。
また、ダークマター戦においては、体にダークマター(第2形態)に見られるのと同じ突起物が出現している。
他、ゲーム中では斜視になっていることが多いため、そちらで描かれることも多い。
カービィがグーイを召喚するときにHPを2消費するが、グーイを飲み込むと2回復する。
HPが2以下でも召喚可能で、この時HPは1残る。したがって、カービィのHPが2以下の際にグーイを召喚→飲み込みをすることで、HPは3まで回復する。この特性から非常食と呼ばれることも…。
また、カービィには吸い込めないマンビーズやスカーフィも舌で頬張ってしまうことも出来るが、残念ながら今回はスカーフィから「クラッシュ」はコピーすることはできない(あればどんなに便利だったか…)。
オープニングムービーではサンドキャニオンにてカービィたちにボール代わりに使われた上にチュチュにぶっ飛ばされ、アイスバーグでは雪だるまの上に乗せられてナゴとチュチュを驚愕させている(なお責任者は彼)。
ナゴ、チュチュ、ピッチと同様に、『星のカービィ3』以降の作品には長らく登場しておらず、再登場を期待する声もあった。(ナゴ・チュチュ・ピッチは『星のカービィ64』でコピー能力ミックス(ストーンカッター)による変身バリエーションとして、本人たちではないが登場している。グーイも『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のフィギュアなどで登場していた)
pixiv上ではカービィと共に描かれることが多い。
英語版『星のカービィ2』では、グーイの妹としてブロッブが登場している(チャオの代替キャラ。なおチャオは別の役割で『星のカービィ3』にも登場している)。
日本版のカービィには登場しないので、知っている人は少ないようである。
20年ぶりの再登場
そして2018年発売のNintendo Switch用ソフト『星のカービィ スターアライズ』にドリームフレンズ、つまり操作可能なキャラとして20年ぶりの再登場が決定した。(ただし発売後のアップデートが必要)
ポーズ画面の解説によるといつの間にかこちらの世界にやってきたそうなのだが、その理由や自分が誰なのかわかっていないようである。
なお、一人称は『星のカービィ3』と『星のカービィ スターアライズ』共通して「ぼく(ボク)」だが、前者では敬語口調であり自身の名前の事をグーイであると断言したのに対して、後者は砕けた口調となっておりグーイの名前も含みのある言い方をしている。
『星のカービィ3』では濃い青だったが『スターアライズ』ではやや明るくなったため、ドラゴンクエストシリーズの有名モンスターとますます瓜二つになった。3Pカラーは水色なためさらに見分けがつかなくなる。グーイを3匹重ねると完全にこれになり、メタナイトやブレイドナイトなど剣士を乗せるとこれになる(特に4Pカラーは緑色)。
使用技
コピー能力を自由に使うことはできないがいくつかの能力を持っている。
また、ドリームフレンズとしては唯一ブンナゲフレンズを扱える。グーイ版の特徴としては、スライドパッドの入力で投げる方向を指定できること。
- べろーん(B)
基本技。舌を「ウィップ」のムチうちのように使う攻撃。離れた場所にあるアイテムもキャッチ可能。
連打で「べろべろーん」(百れつウィップに相当)、長押ししてから離すと出る「べろほしょく」(キャプチャーウィップに相当)、捕まえた敵を叩きつける「したうち」(フロントたたきつけに相当)といった派生技も揃う。
ちなみに舌攻撃には水属性がついている。それってよだれじゃ…。
これを反映させてかフレンズスター使用時は水属性となる(ドリームフレンズでは唯一)。
- グーイパラソル(上+B)
パラソルを上に出して攻撃。一瞬だけ水属性判定がある。
長押しすると傘を回転させる「くるくるパラソル」へと派生し、上方向からの攻撃をシャットアウトできる。
- グーイバーニング(D/B)
青い炎をまとう。突進中に上下に軌道を変更可能。Aを押せばファイアのバーニングバーンのようにキャンセルする。
炎と水を手軽に使い分けられるのは意外と貴重なメリット。
- グーイストーン(下+B)
カービィと同じ性質。
- かくさんダークレーザー(下+上+B)
その場でジャンプしつつリアルダークマターそっくりのひれが生え、4方向にレーザーを放つ。
- マターもどき(空/A)
空中モーション。原作の最終決戦同様の飛行形態に変身する。
『星のカービィWiiデラックス』のわいわいマホロアランドで貰える派生版なりきりおめんもこの姿。
- ダークレーザー(マターもどき中にB)
ダークマターが発射してきたレーザーで攻撃する(属性はない)。
- おまもりぶくろ(L/R)
ガード削りを無効化できる。リック&カイン&クーと同性能。
カービィファイターズ2
バディとしてプレイアブル参戦。
性能は『星のカービィ スターアライズ』とほぼ同じだが、ストーンでは投げ技を無効化できない、かくさんダークレーザー中に下ボタンを押すと下に4本レーザーを出せる、といった変更点がある。
漫画版でのグーイ
『星のカービィ デデデでプププなものがたり』では当初は背景として登場していたが、9巻から準レギュラーに昇格した。
普段は敬語で話し、のんびり屋でマイペースな性格。
舌は常に長く、潜水艦やトラックを引き上げたり、ダークマターを宇宙の彼方へ飛ばしたりとゲーム版よりハイスペック(この設定は後にスターアライズにて「ブンナゲフレンズ」として逆輸入された)。
その一方でカービィにアイテムや掃除道具として扱われることも。また、万年氷を平気で舐めたり、ライターと人形を交換したり、デデデやメタナイトの足を滑らせて転倒させたり、(カービィに追い返されたとは言え)デデデの体内の中に無断で昼寝したりとカービィに負けず劣らずのトラブルメーカーを発揮している。
初登場回ではカービィにおにぎりと間違われ、カービィの家で過ごしていた後にコピー能力の使い方を教えてあげた。
久々のメイン回となった11巻ではデデデにハンマーで叩かれたことで彼の帽子と合体し、彼の本音を暴露する様になった。そのせいでデデデは住人はおろかダークマターにすら迷惑を掛けてしまったが、最終的に意識を取り戻し、デデデの帽子から無事に解放された。オチでは自分の本音を確かめたいカービィがデデデの真似をしてグーイを強引に合体させるが、楽しい本音ばかりで住人からの笑いを買った(デデデ曰く「普段と対して変わらない言い方」ポピー曰く「いつも喋っているのが本音」)。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
前述の通り『大乱闘スマッシュブラザーズDX』ではフィギュアとして登場。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリットとして登場。リック・クー・カインと同じくランクはHOPE。能力はそこそこだがスロットが3あるので無属性なことも相まって実にカービィキャラらしい個性であると言える。憑依ファイターもカービィ。
関連イラスト
関連タグ
星のカービィ2 星のカービィ3 スターアライズ カービィファイターズ2 デデデでプププなものがたり
カービィ ブロッブ チャオ リック カイン クー チュチュ ナゴ ピッチ
ヨッシー:伸びる舌で敵キャラを捕まえる特技を持つ任天堂キャラ繋がり。こちらも漫画版では敬語で話している。
スライム:顔が似ている。
???(リンク先ネタバレ注意):一番立場が近い存在と言えるか。