曖昧さ回避
- 星のカービィシリーズに登場するシステム。本項にて解説。
- 手伝いさん。特に家事などを手伝う人のこと。helper。
- 介護業界における用語の一つ。「ホームヘルパー」「家庭奉仕員」とも。
- 水泳用具。水泳初心者をアシストする浮き。手に付けるアームヘルパーもある。
概要
『星のカービィ スーパーデラックス』およびそのリメイク版にあたる『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』に登場するシステム。『星のカービィ スターアライズ』でもフレンズヘルパーという名で登場。
『スーパーデラックス』『ウルトラスーパーデラックス』ではカービィがコピー能力を得ている時、その能力を捨てることでヘルパーを呼び出すことができる。コピー能力に応じてそれぞれ異なったヘルパーが登場し、呼び出したカービィはすっぴんに戻る。
敵キャラとして登場する場合と体色が異なっており、本作以外の作品ではヘルパーとしての体色が敵キャラとしてのデフォルトカラーとなっている。
カービィはヘルパーが既にいる状態で能力を捨てるとそれをアイテムとして投げ捨て、それにヘルパーが触れるとアイテムに対応したコピー能力のヘルパーに変身する「スナッチ」が発生し、すっぴんの状態で能力を捨てようとすると付近にいるヘルパーをアイテムに変え吸い込めるようにする「すっぴんビーム」を放つ。
ヘルパーはHPが尽きると一定時間赤く点滅する「ハイパー」状態になり攻撃ができなくなる代わりにザコ敵に触れるとスナッチして体力を全快できるが、スナッチせずに時間切れを迎えると爆発・消滅してしまう。
ヘルパーはCPUもしくは2Pの操作となる。2P操作の場合能力を捨てるコマンドを連打することで自発的にハイパー状態になることが可能。『格闘王への道』クリア後に解禁される同モードのヘルパー版(実質的な能力固定)『ヘルパーマスターへの道』では1Pでも操作でき、敵や2Pとはまた異なるカラーとなっている。
『スターアライズ』では「フレンズヘルパー」という名前になっており、カービィはヘルパーを直接召喚できなくなった代わりに、自ら捨てた帽子や能力星、配置された敵やコピーのもとに「フレンズハート」を投げ当てることでフレンズヘルパーを生成することができる。
後述の「ドリームフレンズ」以外は対応するカービィのコピー能力と同じ帽子を被っている。
フレンズヘルパーは過去作のヘルパーと異なりハイパー状態にはならないが、HPが尽きた場合しばらくその場に倒れ込み、動けるプレイヤーが近くでXボタンを押し続けることでHPをわずかに回復させ復帰させる「ゆうじょうのふっかつ」が可能。
最大3体まで出すことができ、操作はCPUか2P~4Pの操作となる。2Pは黄色、3Pは青、4Pは緑を基調とした体色となり、敵と同様のデフォルトカラーはストーリーモードクリア後の『星の○○○○ スターフレンズでGO!』で1Pとして使用可能。なお、ゆうじょうのふっかつは複数人プレイの場合は1Pにも適用されるため1Pが力尽きてからミスになるまで猶予が生まれる。
また、本作の新要素として対応するコピー能力を2つ組み合わせることで発動する「フレンズ能力」や4人揃うことで初めて使用できステージを進むことができるようになる「フレンズアクション」が存在する。
ヘルパーの能力はカービィのコピー能力とほぼ同じだが、まったく同じではない。
種類ごとに動きが違ったり、受けるダメージが違ったりする。カービィと違いホバリングが出来ないが、その代わり空中ジャンプが可能。
プラズマウィスプは例外で常時浮遊している(そのためしゃがみやスライディングは出来ない)。
また、水中でも能力が使用可能であり、この仕様を利用したギミックも存在する。
その他、移動・落下速度、ジャンプ力、防御力などがキャラごとに違う。
例えば、バイオスパークは防御力がかなり低いが、移動速度がずば抜けて速く(なんとカービィよりも速い)、ロッキーは落下速度が速いが、防御力が高い(なんとカービィよりも硬い)。
また、ボンカースやバグジーなどは体が大きいため、狭い場所や入り組んだ場所が苦手で、なおかつ当たり判定も大きいといったデメリットもある。
スターアライズでは、通常のフレンズヘルパーとは異なる「ドリームフレンズ」という特別枠もあるが、そちらの解説は該当記事に譲る。
偶然か意識したのか不明だが、アニメ版ではヘルパーとして登場したキャラが一部を除いて仲間寄りになっている。