ピコーンッテレテレテレテレテレテレテレテレ
テレッテッテレー↑♪テレッテッテレー↓♪
\ドンッ☆/
0% 0% 0%
概要
スーパーファミコン用ソフト『星のカービィ スーパーデラックス』(以下『SDX』)ではよく見られる光景。
要するにカービィ版「おきのどくですがぼうけんのしょはきえてしまいました。」である。
しかもドラクエと違って起動時に通知が入らない分、こちらが悪質。
全てのデータが消えて三つのファイルが全て0%と表示されることからこう表記される。
当時は現在に比べたら全体的にソフトのデータは消えやすいものではあった。しかし、その中でも『SDX』のデータは非常に消えやすくちょっとの振動や接触不良を起こしてしまうとよくデータが全て消えてしまいこの画面を見る事になった。
その為、みんなのトラウマの一つと位置付けられている。
おそらく、『SDX』をプレイした人であれば誰しもこのネタに対して「あるある」と言う事だろう。
そのくせ自分でデータを削除したい場合にはしつこく確認されるというツンデレっぷりである(「セーブデータを消しますか?」→はい→「ほんとうにいいですね?」→はい→「こうかいしませんね?」とメッセージが表示される。ちなみに、後にお馴染みになるこのこうかいしませんね?も本作が初登場)。
なお、バーチャルコンソールや『星のカービィ20周年スペシャルコレクション』等の移植版ではこの現象は起きないので安心である。ただし、バグによってこの状況を意図的に引き起こすことなら可能(後述)。
ただし、これにもめげずにまたチャレンジする不屈の闘志を持ったプレイヤーも多く今では伝説かつネタとして定着している他、『SDX」自体一つ一つのモードはそこまで長くならないので繰り返しがしやすい、と言うことも手伝っていると思われる。
原因
当時のスーパーファミコンのソフトの中では若干特殊なチップ(SA-1)を使用していたことにある。
このチップはグラフィック処理の高速化などをする意味合いがあったのだが、その結果ソフトがデリケートになり衝撃に非常に弱くなってしまったことが原因である。
ただし、SA-1を搭載したスーパーファミコンソフトはこれ以外にも複数あるが、何故か『SDX』だけがセーブデータ消失率が高い印象が多い。
理由としては星のカービィという小さい子供でも楽しめるというゲームであるが故に雑に扱いがちで、それ故に本来は意図されていなかったソフト本体への物理的なダメージが大きな原因と思われる。
普通にゲームで遊んだ後、普通にソフトをケースに戻し、普通に保管するという生活をしていた者の中にはこうやってネタにされているのは知っているけれど、実際に0%0%0%という光景を見たことがない、という者も少なくはない。
また、この現象とは別にセーブデータが消失してしまうバグが存在する。
当時は気付かれなかったが、SFCのようにセーブデータの消えないWiiのバーチャルコンソール版で明らかになった(こちらは後のバーチャルコンソール版やミニスーファミ搭載版でも残っているので注意)。
試す場合は自己責任で。
Wii版で発覚した条件
- 『銀河にねがいを』でギャラクティック・ノヴァ突入前までクリア。
- どこの星でもいいので「スリープ」をコピー(ちなみにホットビートにはスタート地点すぐ近くにノディがいる)。
- スリープが発動した状態でステージ選択画面に戻る。
- そのままノヴァへ乗り込む。
⇒画面が停止するので、仕方なく起動し直すと……
Nintendo Switch Online版では…?
『Nintendo Switch Online スーパーファミコン』でも『SDX』が追加されたが、こちらでも上記の消失バグが存在する事が判明した。
今回はバグが起こるとNintendo Switch Onlineのソフト側でメッセージが出て『SDX』が終了し、ソフト選択画面に戻る。そして、この時データは最後に『SDX』を中断した時の状態が反映されるため、一度でも中断していればその時点でのデータは残すことが可能。逆に言えば一度も中断せずにニューゲーム状態からぶっ続けでここまで来てノヴァに乗りこめば0%0%0%になる。当ソフトではゲームの進行状況をまるごと保存できるシステムもあるので戻ってくるのも容易。
また、それとは別に『SDX』が追加された日にはTwitterでは初起動でニューゲーム状態のファイル画面をキャプチャした画像や動画をこぞってツイートする人達が現れる始末である。
星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート
各作品の名曲が一流オーケストラによって演奏される中、スーパーデラックスメドレーも曲目の中に入っていた。
ピコーン♪
テロテロテロテロタタッタッターンタタッタッタターン
パラッパンパララパラッパパラパラパラララン♪
パラッパンパララパラッパパラパラパラララン♪
パラッパンパララパラッパンパラッパン
っっっタン♪
スクリーンに「グランドオープニング」の映像が流れる中、聴衆の脳裏にはある事が浮かんでいた。そしてそれは映し出されてしまった。
/ドン☆\
なんと、ついに公式がこのネタを使ってしまったのである。
その後「ニコニコ生放送」でシリーズ25周年を記念して放送された特番でも言及され、『ウルトラスーパーデラックス』時にはこの現象が起こらないことをスタッフ内でも指摘されたという話があった。
まさかの0%0%0%封じ
『Nintendo Switch Online スーパーファミコン』に『SDX』のスペシャルバージョンが2022年6月に追加された。
それを起動させると…
ピコーン♪
テロテロテロテロタタッタッターンタタッタッタターン
パラッパンパララパラッパパラパラパラララン♪
パラッパンパララパラッパパラパラパラララン♪
パラッパンパララパラッパンパラッパン
っっっタン♪
100% 0% 0%
/ドン☆\
なんと、最初から100%状態のセーブデータが一つだけ存在する。ちなみに100%状態のセーブデータファイルは消す事は可能だが、タイトルセレクトに戻って再起動しても100%のセーブデータファイルは復活する。
その為、バグでセーブデータを破壊しようが何をしようがこのバージョンでは逆に0%0%0%はどこでもセーブでも使わない限り維持できない。
関連イラスト
関連タグ
おきのどくですが-類似現象
こうかいしませんね?:ユーザーが能動的にデータを削除しようとする際にでる警告。何気に同作初登場。
ウルトラスーパーデラックス:リメイク版であり、追加要素のほか接触不良によりセーブデータ消失が無いことが評価されている…が、開発中はこの消失を再現しようと一時は考えられていたらしい。ちなみに『SDX』とはタイトル及びセーブファイルの仕様が異なっており/ドン☆\のSEは使われていない。
ポプテピピック:この現象のパロディを行った。この回の声優が後にカービィ作品に出演した為、話題となった。
がおぱわるぅ:同じくこの現象のパロディを公式Twitterで行った。
フラッシュカート:このように純正カートリッジを使用しなければ接触不良への対策は可能。ただし、ゲームソフトの吸い出しは自己責任で。