「READY・>」
「アナタの・ねがいを・
・ひとつだけ・カナえて・
さしあげマス・・・>」
概要
『星のカービィ スーパーデラックス』のゲームモード「銀河にねがいを」で初登場。
リメイク版である『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』にも登場している。
銀河の果ての大彗星で、顔の付いた懐中時計に風見鶏や地球儀などの小物がくっ付いたような姿をしており、右目の上からは内部機構の一つと思わしき巨大な歯車が露出している。
複数の星の力でミルキーロードを作り、繋ぐとその姿を現す。
呼び出されるたびに、願いを1つ叶える。例え壊されても再度星の力を繋げば何度でも蘇る。
マルクが自らの野望のために利用しようとし、太陽と月を仲違いさせてカービィにギャラクティック・ノヴァを呼びだすように差し向けた。
終盤、カービィがミルキーロードを繋げたことにより出現。しかしマルクが「じゃ、ポップスターをボクのものにしたいのサ!」と願いを横取りし、それを聞き入れたノヴァはポップスターへと侵攻を開始する。
ポップスター未曽有の危機に太陽と月はケンカどころではないと力を合わせ、ノヴァの侵攻を抑える。その隙にスターシップを駆り内部へと侵入したカービィによって核を破壊され停止する。
その後カービィに吹っ飛ばされたマルクが上記の露出した機械部分に激突し、共に爆散した。
つまるところ、彼には全くの悪意はなくただ自分を呼び出した相手の願いを叶えようとしただけだが、その願いがただとんでもないことだったために核を破壊され、しかもよりによって露出した機械部分に カービィに吹っ飛ばされたマルクがぶつかってきた=巻き添えという形で理不尽にも吹き飛ばされたのである。
『ウルトラスーパーデラックス』の追加モードでは「メタナイトでゴーDX」においてメタナイトが召喚。メタナイトの願いである「銀河最強の戦士と戦わせてくれ!」という願いをかなえるべく、伝説の戦士であったギャラクティックナイトの封印を解き、メタナイトの願いをかなえた。
この時、ノヴァはもし破壊されても、部品さえ残っていれば召喚時に合体し、何度でも復活することが判明した(ただし、頭部左側はパーツが欠損しており、その影響なのか左目も半目になっておりほとんど機能していなかった)。
さらに、「真 格闘王への道」では「銀河にねがいを」の大爆発にて瀕死となったマルクが無意識に部品・力を吸収しマルクソウルが誕生した(おそらくノヴァの頭部等が復元できなかったのはこの時マルクにパーツを吸収されたためと思われる)。
『星のカービィ Wii』でのマホロアのセリフからノヴァ及び夢の泉は古代ハルカンドラの人々によって作られた人工物らしい。
その後の作品の『星のカービィロボボプラネット』で、古代文明を再現して作られたこいつに似たキャラクターが登場しており、その信憑性は高くなっている。
余談だが、ロボボプラネットのミニゲーム「カービィの3Dチャレンジ」でも、レベル3のステージ4にコッソリ登場している。
3DS拡張スライドパッドもしくはNew3DSのCスティックでカメラ操作をすると画面右奥の空に一定のタイミングで現れる。
出現後は、少しずつ奥へ遠ざかっていく。
ウルトラスーパーデラックスの公式イラストでは地球儀が削除されているが、ゲーム内ではその後も残っているためミスと思われる。
内部構造
ほしのちからで、スターシップができた!!
めざすは、ノヴァのちゅうしんぶ。
マルクのやぼうを さっさとくいとめ、
ゴハンたべて ねよう。
(『SDX』のポーズ画面より)
ミルキーロードの光がつどい
スターシップがあらわれた
これでマルクのやぼうをくだけ!
(『USDX』のポーズ画面より)
かなり入り組んだ通路を横スクロールシューティング形式で進むのだが、中盤でスクロールが早くなる。
ボスはノヴァの中枢で、複数のシリンダーを破壊しなければならない。シリンダーを破壊するとスクロールが早くなり、一定数破壊すると今度は逆スクロールに変わる。シリンダーは出てくる順番に破壊しなくてもよく、むしろシリンダーの内部を移動する破壊部位の移動速度が遅く回避しやすいものは後回しにし、特にすり抜ける部分がない破壊部位を優先して破壊しておかないと高速・逆スクロールで対処しにくくなる。
中枢破壊からラスボスとの連戦になる為、無駄なダメージはなるべく喰らわないように。
『ウルトラスーパーデラックス』では、内部のデザインが大きく変わり、全体的に暗めの色合いになっている(ステージの構造自体に変化はない)。
ネタバレになるが、エピローグではゴハン食べた後なのかカービィが本当に寝ている。
戦闘BGM
原曲
正式曲名:「銀河にねがいを:シューティング面」
作曲者:石川淳
無機質で不安感を煽るような曲調。
『星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート』によると、本来は別の曲を採用する予定だったらしい。桜井政博氏に「全然違う」と言われてお互い困ったが、実際の画面が出来上がったのを確認した石川氏は桜井氏の言っていたことを理解し、この曲を作り直したという。
スーパーレインボー
正式曲名:「銀河にねがいを:SHT」
サウンドテスト限定曲。
原曲を正統派アレンジしたスタイルだが、テンポが少し遅くなった。
ロボボプラネット
隠しボス戦の第4形態で流れる、とある戦闘BGMがこの曲のアレンジ。しかし前半部分のパートしか使われていないのが大きな特徴。
詳細はリンク先も参照のこと(ネタバレ注意)。
ネット上での扱い
どういうわけか、爆散した時のシーンがよく使われることがある。
グルメレースといい、スカイハイといい、スーパーデラックスに出てきたものはネット上で有名になるのだろうか?
ちなみに爆散する際のBGMの名前は「カービィ凱旋のテーマ」(「カービィ凱旋」や「銀河にねがいを:凱旋のテーマ」とも、作曲者:石川淳)である。
とりあえず誰かをぶっ飛ばしてノヴァと共に爆散させればオチがつく便利素材として今日も何処かの動画でギャラクティック・ノヴァは爆砕されている。
また、ニコニコ動画に於いて格闘王への道の動画で核の内部との戦闘シーンが流れると多くの視聴者がそこだけ見飛ばしている。ここだけはコピー能力を一切使う場面が無い上に、TASでも大抵の攻略法がほぼ同じなので見飛ばしている視聴者が多いものと考えられる。
この際、次の相手がこれになっていると「さて…」というコメントが流れ、終わった後は「何故飛ばたし」「サーセン」というコメントが流れる事が多い。
関連動画
ガチで機構が動くノヴァ
爆発オチの常習犯によるノヴァ爆発(半公式)
関連タグ
スーパーデラックス 銀河に願いを カービィ マルク ギャラクティックナイト
理不尽にも吹き飛んだおっさん:理不尽にも吹き飛んだキャラ繋がり。こっちはモブキャラである。
なぜか飛んできたキツツキが激突!:あちらは心配しすぎから生まれた妄想だが、こちらはマジでカービィに吹っ飛ばされて飛んできたマルクが激突!して体全体が爆発して死んで(?)しまった。
SCP-2799:構成しているパーツが類似している。
神龍:ドラゴンボールに登場する同じ様な存在。召喚には同じく7つの存在が必要、呼び出した者が叶えようとした願いを第三者の手で邪魔された点も共通している。
大魔神ジーミ SpamtonNEO一部の技がそれのオマージュになってる。ちなみに前者は願いを叶えるキャラ繋がり。
仮面ライダートワイライトマジェード:必殺技の一つに同名のものがある。