「カービィちゃん♪カービィちゃん♪……あっ、母ちゃん」
概要
1996年3月21日にスーパーファミコンで発売された任天堂のゲーム。略称は「スパデラ」、「SDX」。カービィ生みの親である桜井政博ディレクターが万人向けをコンセプトとして開発しており、初心者でも取り掛かりやすい内容になっている。
1つのソフトに複数のゲームが入っており、それぞれ目的やシステムが違う。
ただし、このゲームの大きな特徴であるヘルパーシステムは共通している。
夢の泉の物語から引き続き採用されたコピー能力では、1つの能力に様々なコマンド技が追加されるなど今後の作品の基礎になっている。
中ボスのコックカワサキ、「銀河にねがいを」のマルクなどの人気キャラもこのゲームが初出である。
DSでは、リメイク版の『ウルトラスーパーデラックス』が発売された。
『ファミコン&スーファミ Nintendo Switch Online』の配信タイトルにもなっている。
収録ゲーム
はるかぜとともに
デデデが[プププランドのすべての食べ物を奪ったのでカービィが成敗に行く内容。
『星のカービィ(初代)』のリメイク的な内容である。ただし、キャッスルロロロステージやシューティングボスのカブーラーやデデデ山のボス再戦は無い為、オリジナル版と異なる。
白き翼ダイナブレイド
プププランド中の作物を荒らす巨大な鳥・ダイナブレイドを退治しに行く物語。
ストーリーが、メタナイトの逆襲とリンクしている。
激突!グルメレース
デデデと早食いレースで対決する内容。ヘルパーはなし。
早食いレースなんて、イマイチイメージがわきにくいが、まあ食いながらゴールを目指すもんだと思ってくれれば。
洞窟大作戦
大洞窟マジルデに落ちたカービィが、宝物を集めながら出口を目指す内容。
カービィは飛べるんだから、落ちたところから出ればいいじゃんと思うかもしれないが、出口を塞がれているので無理。
宝物は、歴代の任天堂作品からさまざまな物が登場している。セーブポイントでしかセーブできないので注意。いわゆるメトロイド的な探索アクションとなっている。宝物を全部集めないとSDXでの総合クリア率は100%にならないので注意。
メタナイトの逆襲
征服を企むメタナイトの繰り出した戦艦ハルバードからプププランドを守るという、いつにないシリアスな話。因みに、時間制限がある。ストーリーの関係もあって、このモードをプレイするには、「白き翼ダイナブレイド」をクリアする必要がある。
銀河にねがいを
突然大ゲンカを始めた太陽と月を止めるため、大彗星ノヴァを目指して銀河を旅する話。ここだけは、多少コピー能力のシステムに違いがあり、各地の惑星に隠された「コピーのもとデラックス」を手に入れる事で、コピー能力が永続して使えるようになる。このモードを遊ぶためには、「はるかぜとともに」と「激突!グルメレース」以外をクリアしていなければならない。
格闘王への道
すべてのゲームをクリアすると出現。いわゆるボスラッシュ。
ミニゲーム
他にも「かちわりメガトンパンチ」「刹那の見斬り」というミニゲームが収録されている。
両作共に単純ながら奥深い内容となっている。
没になったシナリオ
企画段階に口を封じられたカービィがアイテムをコピー能力のかわりとして進む「陽炎の館」があった。シナリオや容量の都合によりカットされた。
登場するコピー能力とヘルパー
あれこれ
0%、0%、0%
割とカートリッジがデリケートなため、こうなるユーザーが続出したのは密かな自慢。
好事家筋の間ではデータ破壊RTAなるものも行われており、世界記録は5秒を切るものとなっている(参考)。
バーチャルコンソール版では解消されているので安心。ただし、バグ技で再現出来たりする。
作品に関するデータ
オリジナル版 | Wiiバーチャルコンソール | Wii Uバーチャルコンソール | |
---|---|---|---|
プラットフォーム | スーパーファミコン | Wii | WiiU |
ジャンル | アクション | 〃 | 〃 |
発売/配信開始日 | 1996年3月21日(木) | 2009年10月13日(火) | 2013年5月1日(水) |
値段(税込) | ー | 838WiiP | ¥838 |
販売元 | 任天堂 | 〃 | 〃 |
開発元 | HAL研究所 | 〃 | 〃 |
CEROレーティング | -(CERO設立は2002年) | A(全年齢対象) | 〃 |
資料動画
コマーシャル
BGM動画
関連タグ
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