概要
だいばくはつを ひきおこして
てきを ぜんめつするぞ!
でも 1かいしか つかえないので
ピンチの ときに つかってみよう!
(星のカービィ 夢の泉の物語より)
『夢の泉の物語』から登場した、最も古いコピー能力の一つ。
カービィが「破壊」の力をコピーした形態で、凄まじい爆炎で周り全ての敵を焼き尽くす最終兵器的な能力。
数あるコピー能力の中でもぶっちぎりの攻撃力を持つが、どの作品でも1回限りの使い捨てである。
同じ爆弾を吸い込んで変身する能力として「ボム」があるが、一定以上の破壊力を有していた場合のみこちらの姿になる珍しい特性を持っており、アニメ版でも爆弾の威力でコピーの変化が再現された(既にボムカービィを見ていたフームも最初見た際には「ボムカービィ?」と疑問を抱いており、メタナイトが爆弾の威力が大き過ぎたのでクラッシュになった事を解説した)。
ある意味「ボムの強化形態」と言える存在かもしれない。
アニメ版では一度発動するだけでも相当なエネルギーを消費するようで、デスタライヤー相手に数回連続してクラッシュを使っただけでダウンしている。
容姿
登場してからしばらくは一発限りの能力ということもあり、マイクやコック同様通常のカービィがチカチカ点滅するだけで、能力発動時も特に能力帽子はなかった。
初めて容姿が設定されたアニメでは、体色が日焼けのように濃くなり、鬼神や魔術師のような形容しがたい帽子を被った姿となる。
『星のカービィWii』以降はデザインが変更され、内部に核エネルギーが瞬く鉄製の王冠を被る姿になった。
技
- はかいのかえん
クラッシュカービィ唯一の技。凄まじい爆炎を放出して画面内全ての敵を一掃する。
一回使うと能力は消えてしまうが、ほとんどのザコ敵や中ボスを一撃で葬り去り、ボスにも大ダメージを与えられる強力無比な技。加えて仲間は傷付けないという特性を持つ。
導火線に火をつけることもできる他、スイッチを押すこともできるので、遠くにあったり壁越しにあるスイッチを押す、といった事も可能。
『星のカービィWii』以降はボタン長押し+レバガチャにより、威力をさらに強化した「じごくのごうか」となる。その分はかいのかえんの威力は下がった。
作品ごとの仕様・演出
- 夢の泉の物語・タッチ!カービィ
カービィが画面全体を飛び回る。
技名は本作で付けられた。
カービィが真っ黒になり、全体が青い爆発に包まれる。その後、疲れたカービィが一息つく。かわいい。
少しの間溜め、全体を爆風に包む。
『USDX』ではこれに加えて画面下から星のエフェクトが出てくる。
- Wii~
画面全体を爆発させる。「じごくのごうか」では溜めている間周囲の地面も浮遊する。
『トリプルデラックス』・『ロボボプラネット』では画面奥や手前が対象外となっている。ただし後者は円形フィールドの反対側には届く(中央には届かない)。
演出は『Wii』以降と同じだが、画面全体攻撃ではなくカービィを中心とした円形状の一定範囲が対象。
派生能力
フレンズ能力
- パニクルラッシュ
『星のカービィ スターアライズ』のスペシャル能力。フレンズがいる時に技を使用することでフレンズが爆風で画面中を飛び回り、威力がさらに上がる。
フレンズが画面中を飛び回るのは『夢の泉』『タッチ!』の演出を意識していると思われる。
コピー能力進化
さいしゅうへいきじゃなかったの?
時さえあやつる新へいき
全てをスローの世界にしながら
すばやく動いて全てをはかいだ
『星のカービィディスカバリー』にて登場したクラッシュの上位コピー。
砂時計を模したスチームパンクチックの帽子を被る。
元より最強かつ一撃というイメージの強いクラッシュがまさかの強化を得て、ファンを驚かせた。
詳細な性能はリンク先を参照。
主なコピーできる敵・物品
- ボンバー、サーチス
- ポピーブロスSr.(『夢の泉』のみ)
- スカーフィ、ミスター・アングリップ(吸い込めないが、特殊な方法でコピー可能)
- ペイントローラー(時折出してくる爆弾からコピー可能)
- メタルジェネラル (「デストラクションミサイル」という大型ミサイルからコピー可能)
- デスタライヤーの放つ光弾
- ナパーム弾 核爆弾 水素爆弾
登場作品
- 夢の泉の物語/夢の泉デラックス
- スーパーデラックス/ウルトラスーパーデラックス
- 星のカービィ(アニメ)
- 鏡の大迷宮
- タッチ!カービィ
- 参上!ドロッチェ団
- 星のカービィWii/星のカービィWiiデラックス
- トリプルデラックス
- ロボボプラネット
- スターアライズ
- 星のカービィディスカバリー