アニメ本編は星のカービィ(アニメ)を参照。
ゲーム本編のカービィについては、カービィの記事を参照。
記事の肥大化を防ぐため、ゲーム版の記事に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
CV.大本眞基子(提供やプププ通信のナレーションも担当)
アニメ『星のカービィ』の主人公であり、ポップスターにある村「ププビレッジ」に、突如不時着する。
伝説の星の戦士と呼ばれているが、実際は予定より早く目覚めてしまったために言葉を知らない赤子のような状態となっている。
戦士の宇宙艇の中で魔獣との戦いに備えて眠りについていたが、ポップスターの魔獣を宇宙艇が察知したため、予定よりも200年早く目覚めてしまい、カービィは宇宙艇を操縦出来ずに不時着したのだという。
早すぎた目覚めの結果、赤ん坊のような純粋な性格で、自分自身のことも本来持つ使命なども理解しておらず、言葉も「ポヨ」や「スイカ」など一部の単語しかは口にしない(それ故に誰かに名を呼ばれないと自己紹介できないし、自己紹介にしても名前しか言えない)、というか喋れない(技名を叫ぶこともあるが、それはカービィの心の叫びが伝わったという設定。ただしデデデが「カッタービーム」という技名を聞き取れていた。)。ゲーム版と同じく食いしん坊で、特にスイカが大好物である(初めて食べたため)。
ププビレッジの住人は賢者の岩カブーによって「伝説の星の戦士」の飛来を知っていたが、彼らのイメージしていた星の戦士とのイメージとの違いから当初ププビレッジの住人たちはかなり美化して想像していたこともあり、最初のうちはかなり幻滅されていた。
8頭身の騎士を想像していたフームもその1人だったが、崖から落ちそうになったところを彼に助けて貰ったことがきっかけとなり、彼女と仲良くなる。
ホーリーナイトメア社から高い金額を支払って買った魔獣を倒されるデデデにとっては宿敵のような存在であり、彼が呼び出した魔獣を倒すのがアニメの基本的な流れとなっている。そして、銀河戦士団の宿敵かつ諸悪の根源であるナイトメアを倒すことが、彼の最終的な目標である。
ゲームのカービィでは年齢的には少年~若者とされているが、本作では言葉を話せない赤ん坊のようなものとされている。一応ホバリングで空を飛ぶことができるものの、空中を移動する際はほとんどの場合ワープスターを利用する。
コピー能力においてはゲームと違って敵本体を丸ごと吸いこむのではなく、相手が持っている武器や、身の回りのモノ(松明やフライパン等)を吸いこんでコピーすることが大半である。
そのほか、「ピンチになると肌が緑に変色する」「水中で息が続かない(ゲーム版では水中でも平気)」「水に浮く(ゲーム版では大抵沈む)」等という設定もあったようだが、いずれも最初期にしか使われなかった。また、最終話では既にコピーした状態で吸いこみをおこない、新たにコピー能力を得るという、ゲームではできないことをしている。
その他、吸いこみをする際は、大抵がフームの「カービィ!吸い込みよ!」という指示を聞いておこなっているが、フームが近くにいない時は他の誰かに言われたり、支持なしで自発的に吸いこむ場合もあり、挙句の果てにはデデデやエスカルゴンの声真似に釣られて吸いこむケースもある。また、臭いゴミやマズいパイ等、カービィにも吸いこみたくないものがあるらしく、フームに指示されても彼自身が吸いこみを拒否するケースもある。
作中では常に3DCGで描写されている。
初期は一部のシーンで手描きで描かれている事もあったが、中期辺りからCG描写のみになった。
ワープスターについて
アニメにおけるワープスターは、単なるカービィの移動手段ではなく、カービィのエネルギー源でもありワープスターを見るとカービィは元気づき、戦う力が湧いてくるとメタナイトから語られている。
元々は宇宙艇の中に宝石の様な形で保管されていたが、不時着した宇宙艇を修理する際にデデデが入手し、紆余曲折あってワープスターはフームの手にわたった。その後、フームはカブーの中へとワープスターを隠したが、メタナイトの提案もあって、フームの呼びかけに応じてカブーの中よりワープスターを呼び出せる様になる。また、メタナイト曰く、彼を愛するものでなければワープスターを呼ぶことは出来ないらしい。
メタナイトとの関係
メタナイトはかつての銀河戦士団の一員にして、星の戦士であり、カービィの先輩とでも言うべき存在でもある。
メタナイトは銀河戦士団としてナイトメアと戦うも、ナイトメアが無尽蔵に生み出す魔獣には勝てず、仲間は次々と倒れ、唯一の生き残り(但し実際は数名生き残っていたが、最終回直前まで対面できなかった)となってしまう。
そして、ポップスターに流れ着いた彼はホーリーナイトメア社から買った魔獣で遊ぶデデデの存在から、いつか星の戦士の宇宙艇が魔獣の気配を察知して現れると考え、プププランドでデデデの家来になる。
その後、彼の予想通りポップスターには次世代の星の戦士たるカービィが現れた。
200年早い目覚めによって全く物事を知らないカービィだが、カービィは生まれたてながらもメタナイトをしても素晴らしい才能と言う程の力を持っている。
彼が成長すればナイトメアすら倒せるかもしれないと考えたメタナイトは、その命が続く限りカービィを見守ることを決めた。
その後もメタナイトはカービィが戦う際に助言したりと、父のような立場でカービィを導くこととなる。
このように、メタナイトとカービィは同じ星の戦士である関係性などが本人の口から語られているが、メタナイト側がカービィのことをどの程度まで知っているのかはアニメ内では明確ではない。
また、カービィの200年早い目覚めや、彼とワープスターの関係や大半のコピー能力、宇宙艇についてなど、カービィに関する様々なことについて知っている。しかし、自身やカービィの出自や、何故それらを知っているかについて、アニメ内で語ることはなかった。
出自について
カブーは3話でカービィを元々ナイトメアによって生み出された魔獣の1つだった……と話していたが、実際は出自に関して明言されていない。
アニメ版カービィはナイトメアが生み出した魔獣、というのはあくまで説のひとつに過ぎない。
ちなみに他の説としてはメタナイトの兄弟・親子説などもある。