曖昧さ回避
- 1972年に東映動画によって制作されたアニメ映画『魔犬ライナー0011変身せよ!』に登場する昆虫型宇宙人デビル星人の繰り出すカタツムリ型巨大侵略メカ。
- 1990年に発売されたFC用RPG『サンサーラ・ナーガ』の首都ハワプール南部の湿地帯に出現する、仔竜の餌として優秀なカタツムリモンスター。
- 1992年に発売されたSFC用RPG『ヘラクレスの栄光Ⅲ』の序盤のレベル帯に出現するモンスター。
概要でゲス
CV.龍田直樹
別名『ドクター・エスカルゴン』。言葉の語尾に「~ゲス」をつけて喋る癖がある(江戸言葉で「~です」の意味。おそらく下衆ともかけている)。
デデデの側近でいつも彼のお世話をしている苦労人。名前の由来はフランス語でカタツムリを意味する「エスカルゴ」で、彼自身はひげの生えた紫色のカタツムリのような姿をしている。なお、現実のカタツムリとは違い移動速度は遅くなく、他のキャラクターと同様の速度で歩行・走行ができる。
デデデの事は「陛下」と呼んでおり、外出時には彼の愛車の運転手を務め、ドクター(科学者)らしく薬や機械などを発明しては悪事の一端を担っているが、彼の母親曰く「虫も殺せない臆病者」であり、悪事を働く事は本意ではなくデデデに気に入ってもらいたい一心での行動のようである(その割に楽しんでやっていると思しき回も見受けられるが)。
また、アナーキストの意味やフランス語を介するなど語学にも堪能である。
しかし、内心では自身を乱暴に扱うデデデを尊敬しておらず、本人に対して暴言を使うことも割りと茶飯事。
12話ではブン達と協力して幽霊騒動を起こし、デデデに復讐を企てたこともあるが、なんだかんだ言ってデデデへの愛は人一倍強い。また幽霊騒動を起こした動機が普段から度が過ぎてるデデデの悪戯に耐えかねたためだったことをフーム達に打ち明けた際には大臣夫妻から「まるでいじめだなぁ…」「そう、つらかったでしょうねえ…」と心底同情されていた。
ププビレッジの住人からは主に「閣下」と呼ばれている。立場上はデデデの側近であり(デデデ曰く秘書)、本来は大臣であるパームの方が位は上であるはずだが、パームもエスカルゴンの言いなりになってしまうあたり、実質プププランドのNo.2となっている。また、年齢は「お爺さん」呼ばわりされていたことがあるので、中~高年と思われる。住民らに迷惑を掛ける事もあるが、困った際には助けて貰ったりとそこまで険悪な仲ではないらしい。
秘書・科学者以外ではチャンネルDDDのキャスターやリポーター、レストランの支配人、デデデ帝国大学付属小学校の教頭、アニメ声優を務めるなど、作中で経験した職業は多めである。
暴言の一例でゲス
- 「悪魔!鬼!人でなし!デブ!サディスト!!」
- 「これも全てこいつのせいでゲス!アホだら狂で残酷で、脳が腐っておたんこなすで大バカ大将のせいでゲス!」
- 「(陛下は)極度に見苦しいでゲスが、人を騙す才能には溢れてるでゲスよ!」
- 「たとえ姿形は無様でも、意地汚さは天下一品!デデデ大王様なるぞ!」
- 「だいたいその顔で結婚なんて非常識」
- 「(陛下は)思考力ゼロだから(政治的)実権はこの私にあるんでゲス」
- 「これ以上陛下がアホになったら、迷惑するのは私でゲス」
- 「陛下を馬鹿にしているのは、プププランドの人民全員でゲしょうな」
- 「しみったれ!ケチ!守銭奴!強欲者!悪徳金融業者!!」
- 「陛下なんぞ、セコいただのお人好しなチンピラ、脳天気なボウフラ、アホ丸出しの風船親父」
- 「えーい!こうなりゃ得意のアドリブで誤魔化すでゲス!」
ここに挙げた11のセリフですらアニメ全100話+特別編からすれば氷山の一角である。
他にもデデデが酷い目に遭った時にも泣いているかと思いきや実は笑っていたということもしばしば。
極めつけは、55話「ある愛のデデデ」にて、魔獣の影響で怒りの感情を失ったデデデに対して「あーっ!この快感!陛下はもう私のもの!今こそ1000倍で返す絶好のチャンスだ!!」と叫び、デデデをハンマーでこれでもかというくらいに殴っていた。
その一方で
- 「愛してるよ、陛下」
- 「永遠に離れないと誓った、夜をお忘れでゲスか~?」
- 「陛下に殴られるのは爽快でゲス」
など、際どい台詞も少なくない(ちなみに元ネタのカタツムリは両性具有だったりする)。
私の殻の中でゲス
誰も彼の殻を外した姿を知らず、本編でも登場していない(皆はナメクジと呼んでいる)。ちなみに、殻の中はアンモナイトのようになっている。
のだが、実際のカタツムリの殻は体の器官の1つであり、中身は内臓である。つまり殻を外したり壊されたりすると死んでしまう(勿論ナメクジにもならない)。本人曰く「服と違って背骨のようなもの」というのは嘘ではないのである。
だが、殻を脱ぎ捨てられる、別の殻を着られる(結果魔獣マイマイゴンになってしまったわけだが)という事は、彼はカタツムリではなくヤドカリに近い種族なのかもしれない。(実際、殻を割られても痛がる様子は無く、外されるのを嫌がる時の態度も生命の危機への恐怖というよりかは恥部を見られらることへの拒否反応に近い)
因みに、本人的には巻貝類の摂食は共食い認識らしく、NGであるようだ(類似例として、鳥のキャラクターであるトッコリは鶏肉の摂取に対して同様の反応を見せている)。
海外版(Right Back at Ya!)での私でゲス
国内版エスカルゴンの英名は"Escargon"だが、海外版エスカルゴンは"Escargoon"と表記される。
伝説の回である「はだかのエスカルゴン」は、あまりのセリフの危うさから大幅に変更されたらしい。
ゲームでの私でゲス
元々はアニメオリジナルキャラなのだが(デデデにもネタにされている)、同じくオリジナルであるカスタマーサービス・マッチョサン・コックオオサカとともに『あつめて!カービィ』に再登場を果たした。
関連イラストでゲス
関連タグでゲス
星のカービィ(アニメ) デデデ陛下 エスカルゴンロボ マイマイゴン カタツムリ ワドルディ ワドルドゥ隊長 おっかさん 科学者
ポピーブロスSr.、ポピーブロスJr.、トライデントナイト、バッティー、ヘビーナイト…漫画版におけるデデデ大王の側近。