氷山の一角
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ひょうざんのいっかく
大きな物、多くある物の一部しか見え(てい)ないという事。
氷山のうち、水上に露出しているのはその10%ほどに過ぎない。
ここから転じて、現在挙げられている、明らかになっている事例が全体の一部でしかないと強調する場合に、「氷山の一角に過ぎない」といったような言い回しが用いられる。
英語にも「Tip of the iceburg」という表現がある。
なお一般には「挙げきれないほど沢山の(不都合な)こと」を表現するものであるので、メイン画像のように「露出部を見ただけでは全体を正しく理解できない」という場合には「木を見て森を見ず」などが適当。
インターネットにおいてはサーフェイスウェブ(表層Web)が氷山の一角に相当とする文献もある。
また、行動分析における「システム思考」で問題をとらえる際に「氷山モデル」というツールを活用する事がある。
これは「出来事の視点」「パターンの視点」「構造の視点」「メンタルモデルの視点」の4つの視点から分析するというものである。
パターンの視点
現在だけでなく、過去から未来への時間軸を広げてみたときに、「時間と共にどんなパターンで変化しているのか?」ということ(毎年春になると問題が起こる、3年前から急に増えてきたetc…)。長い時間軸を俯瞰するので、大局の視点ともいえる。
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