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解説編集

物事の一部分や些細なことに気をとられて、物事の本質や全体像を見落とすことである。元々は欧米のことわざ「can't see the wood for the trees」を日本語訳したもの。


現在、強いストレス環境下では一度このような視野狭窄状態に陥ると考えが凝り固まるだけでなく注意を向けていない情報(例えば周囲の音など)さえも認識できなくなることがわかっており、「トンネルビジョン」(日本語では「視野狭窄の罠」「直線思考」)と呼ばれている。

また、ある脳特性が影響している場合も少なくない。


例としては以下のような状況が当てはまる。

  • 自分の部署や仕事のみを考えて、会社全体のことを考えていない。
  • タイムセールやバーゲンの安い値段だけを見て、本当に必要なものかどうか判断していない。
  • たったひとつの些細な計器の故障にパイロット達が気を取られた結果、本当に差し迫っている危機に気付かないまま墜落する旅客機(実際にあった航空事故である

ちなみに、

  • 一部の悪目立ちするファンだけを見て、そのファンは危険な連中だと思い込む
  • 一部の騒ぎ立てるかのように声が大きい意見を、世の中の意見はそうなんだなと思い込む。
  • 先入観だけでメディアやネットが流す情報を鵜呑みにする。

といったように、物事のごく一部だけを見て全体を判断することは全豹一斑という。どっちにしても視野が狭いことに変わりはない。


インターネット全般(特にピクシブ百科事典などのwiki)においても、関わっているユーザーの大半がオタクであるため、この状態になっているケースが多い。→誤字修正


関連タグ編集

ことわざ ノイジー・マイノリティ 思考停止 情報弱者 無知は罪


差別主義者…木を見て森を見なかった結果、もしくは思想が悪化した結果なる可能性が高い


井の中の蛙視野狭窄:類義語。


木を隠すなら森の中:少し似ているが意味は異なる。

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