ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ノイジー・マイノリティ

のいじーまいのりてぃ

政治用語の一つで「騒々しい少数派」「声がでかい少数派」「やかましい少数意見」の意味。 対義語はサイレント・マジョリティ(「沈黙の多数派」「声なき多数派」)。
目次 [非表示]

概要編集

英語表記:noisy minority


政治用語の一つであり、「騒々しい少数派」「声がでかい少数派」あるいは「声だけ大きい少数派」「やかましい少数意見」の意。

対義語は『サイレント・マジョリティ(silent majority)』(「沈黙の多数派」「もの言わぬ多数派」或いは「声なき大衆」の意)。


ノイジー・マイノリティ化する人間には社会的弱者(必ずしも少数派とは限らない)が多く、その動機には「騒ぎ立てないと周囲が注目してくれない(これを炎上商法と見るかはケースバイケース)。」「権力闘争がしたいだけで、少数派の事を本気で考えている訳ではない。」といったものがある。


一方で少数派が少々声を上げても権力側や多数派が無視を決め込んだり強引に黙らせようとしたりするため、大きく騒ぎ立てざるを得ないケースも少なくない。これは耳を傾けない権力側や多数派の落ち度である。

権力側、多数派、冷笑系がこの言葉を使うと詭弁の一種・トーン・ポリシングになりかねないので注意が必要。


語源編集

アメリカ合衆国リチャード・ニクソン大統領が1969年11月3日の演説で使用し、当初は「ヴォーカル・マイノリティ(vocal minority)」と言われていたが、けたたましい大声を張り上げたり大騒ぎすることで、本来多数派であるはずの声や真に社会的少数者である人々の声が遮られ、騒々しい者たちが多数意見や社会的少数者の総意であるかのように錯覚させる(あるいは意図的にそうさせている)という事態が起こるようになってきたことから、「騒々しい」「うるさい」という意味の「ノイジー(noisy)」が使用されるようになったとされている。


余談編集

日本では選挙の投票率の低さ(特に若年世代)が問題視されている。選挙は投票という行動を起こした有権者の声を届ける民主主義のシステムであり、投票率があまりにも低いと「もの言わぬ多数派」よりも「声が大きい少数派」が勝利することが十分あり得る。


みんな、選挙に行こうね。


関連タグ編集

政治 用語

詭弁 トーン・ポリシング


エコーチェンバー現象:自分と似た意見や思想を持った人々の集まる空間内でだけコミュニケーションが繰り返されることによって、その閉鎖的な意見や思想か世の中一般においても正しく間違いないものであると信じ込んでしまう現象。


岸信介 - 「国会周辺は騒がしいが、銀座や後楽園球場はいつも通りだ。私には声なき声が聞こえる。」と、ノイジー・マイノリティという言葉こそ使っていないが、デモ隊を少数派と決めつけるレッテル貼り・詭弁であしらった。

関連記事

親記事

政治 せいじ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 47212

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました