詭弁
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きべん
正しいように見せかけて、実際には誤っている議論・論法。
一見すると正しいことを言っているようで、実際には誤っている、もしくは都合のいいように誘導する議論・論法。稚拙なものは「屁理屈」とも呼ばれる。「論点のすり替え」とほぼ同義。
主に対話において、相手をスマートに論破もしくは説得しているようで、実際にはその途中で方向性をわざとずらして自分に有利な結論へ導くもの。このため、その場では納得しても、後々思い出したり、文字に起こすと不整合に気づくことが多い。
もちろん本来は好まれるべきではない論法だが、実際には世の中の議論は詭弁で溢れている。詭弁を連発して論点を行方不明にしてしまう論法は「チューバッカ弁論」とも言う。これはアニメ『サウスパーク』作中の裁判にて、弁護人が裁判とは全く関係のないチューバッカの話題を延々と語り論点をずらしまくった末に勝訴してしまうというブラックジョークが由来。
故意にミスリードするつもりがなく、発言者自身が破綻や誤りに気づいていない場合も多い。この場合は「詭弁」ではなく「誤謬」と呼ぶ。
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