チューバッカ
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ちゅーばっか
『スター・ウォーズ』シリーズの主要登場人物。愛称は「チューイー」
『STARWARS(スター・ウォーズ)』シリーズの主要登場人物。惑星キャッシーク出身のウーキーと呼ばれる種族。人間種よりも長命であり、『エピソード3』でもヨーダと共演した。
仲間からはチューイという愛称で呼ばれる事もある。
- ハン・ソロに命を助けられたため、ウーキーの伝統に従い、彼と行動を共にしている。唸り声に聞こえるのはウーキーの言語である。
- ウーキーはその見た目や言動から受ける印象に反して高い技術力を持つことでも有名な種族であり、チューバッカもミレニアム・ファルコンの副操縦士として、ハンやランド・カルリジアンと共に活躍し、白兵戦においても怪力とボウキャスターと呼ばれる銃で活躍する。
- この通り、ウーキーは知能の高い種族であり、銀河ベーシック(劇中で主要人物たちが話している言語、メタ的にいうと英語)を翻訳機なしで理解できるのだが、話す方に関しては声帯の形状から唸り声しか発声することができないという設定がある。
- エピソード4~エピソード6にわたり、ルーク・スカイウォーカーやソロ、レイア・オーガナらとともに、反乱同盟軍の戦力として活躍した。特に、エピソード6では、帝国軍のAT-STウォーカーをエンドアの原住民イウォークと協力して拿捕し、第2デススターのシールド解除に大きく貢献するという大役を果たした。
- 人気の高いキャラクターであり、人間よりも長命の種族であるという設定も相まって、チューバッカがハン・ソロと出会う以前に当たる旧共和国時代を描いた映像作品でもゲスト的に出演している事が多い。
- 映画『エピソード3』では独立星系連合のバトルドロイドから故郷の惑星キャッシークを守るウーキーの戦士として登場。オーダー66によりジェダイがクローントルーパーから攻撃を受けた際には仲間のターフルと共にヨーダを匿い、脱出ポットで惑星外へと脱出させた。
- その数年前を描くCGアニメ『クローンウォーズ』ではウーキーと同じ星系の出身で彼らと仲の悪い爬虫類種族トランドーシャンにより拉致され、彼らの狩猟ゲームの標的にされかける。しかし、同様に連れてこられたアソーカ・タノらジェダイ・パダワンのグループと協力し、ウーキーの技術力で通信機器を修理してターフルと連絡を取って救援を呼び、チューバッカらを拉致したトランドーシャンのグループを打倒することに成功する。
- 新共和国が建国したあともハンとは変わらず行動を共にしている。一方で様々な事情でミレニアム・ファルコンは手放してしまったらしく、ファーストオーダーとレジスタンスが冷戦状態になっていた時期には"エラヴァナ"という名前のバリーン級重貨物船でハンとともに密輸業を再開していた。
- ちなみに"エラヴァナ"は全長426mという超巨大貨物船であり、積載量もファルコンの数倍以上はあるのは確実なので、輸送力では格段に上である。にもかかわらず、ファルコンを発見次第そちらにさっさと乗り換えているあたり、二人にとっていかにミレニアム・ファルコンという船が特別だったかわかる。
- "エラヴァナ"船内でハンと因縁のあるギャングたちと戦闘した際に負傷し、その後ファルコンの船内でフィンにより応急処置を受ける。なお、この際は相当痛かったのか年甲斐もなく大暴れしているうえに、処置後ハンに愚痴を溢している。
- そんな名コンビな二人であったが、スターキラーへの攻撃の際、ハンは実の息子と邂逅し説得しようとするもライトセーバーで体を貫かれ立坑に落下。一部始終を息を潜めて見守っていたチューバッカは悲しみの咆哮をあげ、刺殺した相手を狙撃。その後、ハンとともに設置した爆弾を起動し任務を完遂し撤収した。この際、ライトセーバーで斬られ重傷を負ったフィンを優しく抱き抱えファルコンまで運んでいる。一度受けた恩は忘れないチューバッカの人柄が窺える場面である。
- ハン亡き後はミレニアムファルコンの実質的な船長となり、惑星オク=トーに隠棲しているルーク・スカイウォーカーに会いに行くレイに同行した。この際、なかなかレイを受け入れないルークに怒鳴り込みに行き、いつも一緒にいるはずのハンがいないことから、ルークに彼の死を伝えるという悲しい役割も果たしている。レイの修行中はR2-D2共々ファルコンに残り、惑星に生息する鳥のような生物"ポーグ"を狩って丸焼きにするなどしていた...はずなのだが何故か狩猟対象のポーグに好かれ、レジスタンスの危機を察して駆けつけたクレイトの戦いにも連れて行く羽目に。クレイトの戦いではTIEファイターの注意を全てファルコンに引き付けることでレジスタンス地上部隊の活躍に貢献、その後結晶がひしめく空洞内で壮絶なドッグ・ファイトをして見せた。
- 皇帝の復活が喧伝された時期には、快速のファルコンを使って情報収集などに従事。ハンから目をかけられていたレイの操縦の腕は信頼しているようだが、彼女が不在の際操縦桿を握っていたポー・ダメロンの機体へのダメージを辞さない荒っぽい操縦には文句を言っている。その後、皇帝が潜伏する惑星エクセゴルへの手がかりを探す中でファーストオーダーに拘束され、母艦へと移送されるがその最中レイの力が暴走し輸送船が破壊され生死不明に。だが、破壊された輸送船とは別の船に乗せられていたので無事であり、内通者の手引きもあって母艦からの脱出を果たす。その後のエクセゴルの戦いではランド・カルリジアンと共にファルコンで銀河中に救援を呼びかけ、一万隻以上からなる「人民の艦隊」を率いて参戦。レジスタンスの勝利に大きく貢献した。終戦後、マズ・カナタから「レイアから」と言われ勲章を渡された。
- この勲章、正式には「勇気記章」といい、反乱同盟の英雄的行為をした人物に授与されるものである。ヤヴィンの戦いでの功績を受けハンとルークに与えられたものもこれである。
- なお、「新たなる希望」のラストで「チューバッカだけメダルもらえてない」とネタにされている(後年のCMなどでもネタにされている)が、チューバッカはしっかりとこの勲章をもらっていることが最近の作品で明らかになっている。だが、同じ作品の中でチューバッカはある惑星で知り合ったザロという少女にこの勲章をあげてしまったという衝撃の事実も判明している。おそらく、レイアはそんな彼の心意気と持っていない経緯を知って、最後のプレゼントとしてこの勲章を遺したのかもしれない。
フォースの覚醒以降に制作される映画に繋がる正史とはパラレルワールド扱いとなる非正史のスピンオフ作品では、以下のような設定が語られている。
今後これらの設定がどの程度正史に反映されるかは現時点では不明である。
家族
キャッシークには父親のアテチトカック、妻のマーラトバック、息子のランパワランプが暮らしており、1978年に放送されたテレビ番組「スターウォーズ:ホリデースペシャル」に登場している。
また、スピンオフ作品に登場する甥のローバッカはフォースの素養を持ち、チューバッカの勧めでルークが創設したニュー・ジェダイ・オーダーに入り、ハンとレイアの子供たちとともに活躍する。
最期
ユージャン・ヴォングとの戦いの中、惑星サーンピダルで多くの難民とハンの息子アナキン・ソロを助けるため、壮絶な最期を遂げる。彼のハンに対する「命の借り」は息子ランパワランプと甥ローバッカが受け継ぐこととなった。
本編に出てくる主要人物の最期がスピンオフで描かれるのはスターウォーズ作品群においてとても珍しいことである。
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