概要
スターキラーとは、SF映画STARWARSシリーズの一作目が制作された際、主人公の名前がルーク・スカイウォーカーに決定される以前に付けられていた名前ルーク・スターキラーの姓である。
その後、これとは全く別の意味を持つ用語として流用されているが、正史(カノン)と非正史(レジェンズ)でも意味が異なるためこの記事では両方について記述する。
正史
銀河帝国の再興を目的に掲げる軍事組織ファーストオーダーの拠点の一つとなっている要塞。
元々はジェダイ騎士団がライトセーバーの素材として重要な鉱石カイバー・クリスタルの採掘を行う聖地としていた雪に覆われた惑星イラムであったが、惑星の核そのものが巨大な動力炉兼主砲に改造された超兵器となっている。
この主砲にはかつてのデススターの技術が流用されており、惑星を瞬時に破壊するレーザーを発射する事ができる。
このレーザーはサブ=ハイパースペースという空間を引き裂いて超光速で遠く離れた星系に飛来し、複数の惑星を同時に破壊するというデススターと比べても格段に強化された性能となっており、遠く離れた星系を接近することなく一瞬で滅亡させることが可能となっている。
また、レーザーを発射するためのエネルギーとして恒星を分解して動力炉に取り込むようになっている。しかし一方で、「デススターと比べても発射までにはエネルギーの装填に時間がかかる」「集めたエネルギーを制御するオシレーターを破壊されると膨大なエネルギーを制御できなくなり、自壊して自身が恒星となる」といった欠点も抱えている。
フォースの覚醒では新共和国の首都惑星ホズニアン・プライムを同じ星系の他の居住惑星共々宇宙の塵と化した。
関連項目
非正史
画像左の人物。
ゲーム「フォース・アンリーシュド」の主人公。
銀河帝国時代にシスの暗黒卿ダース・ベイダーによって暗黒面のフォースを操る技術を授けられ、ベイダー直属の暗殺者として仕えたダーク・ジェダイのコードネーム。
彼は元々、オーダー66を生き延びて惑星キャッシークに逃れていたジェダイ・マスター・ケントー・マレックの息子ギャレン・マレックであった。
しかし、ケントーを抹殺しに現れたベイダーが幼いギャレンの存在をフォースで感じた際、ケントーの師を感知したと誤認するほどの強大なフォースの素質を見せた事から、ケントーを始末したベイダーは密かにギャレンを連れ帰り、建造中のエグゼキューター級スター・デストロイヤーの中でパルパティーン皇帝ことダース・シディアスにも隠れてダーク・ジェダイとしての訓練を施したのである。
いずれベイダーと共に皇帝を倒すための修行として、相棒の操縦士ジュノ・エクリプス、訓練用ドロイドのプロキシーと共にジェダイの残党狩りを命じられる。
しかしラーム・コタ、カズダン・パラトゥス、シャアク・ティ(EP3で死亡シーンがカットされたため生きている設定になっていた)を抹殺した後、皇帝に存在を知られたためベイダーによってライトセーバーで胸を刺され、宇宙空間に放り出されてしまう。
その後ベイダーに回収・治療され、「皇帝の前で死んだように見せかける必要があった」と釈明される。
ベイダーは皇帝の目を背けるため、彼に反乱同盟軍を結成するよう命令。
師匠への信頼を失いながらも他に進むべき道の見えないスターキラーは、失明しながらも生きていたラーム・コタの元を訪ね、ベイル・ブレスター・オーガナ、モン・モスマらと共に反乱軍の結成に向けて動き出す。
その間にフォースを通じて父親の幻影と出会うなどの体験を経て、徐々にライトサイドへ近づいていった。
だが、反乱同盟軍の正式な結成となるコレリアン協定の調印式の場をベイダーが襲撃。
銀河系に点在する反乱分子を一箇所に集めてまとめて逮捕する事がベイダーの真の狙いだったのだ。
激昂したスターキラーは「俺と共に皇帝を倒そうなどと、最初から考えていなかったのだな!」と詰め寄り、ベイダーはそれに「貴様とではない」と答えた(一人で皇帝に取って代わるつもりだったという意味か、息子であるルークの存在に薄々気づいていたのかは不明)。
プロキシーの自己犠牲により辛くもその場を生還したスターキラーは囚われたコタたちを助けるべく、単身デス・スターへと乗り込む。
ジェダイとしてのアナキンの弟子であるアソーカ・タノと同様に、ライトセーバーを逆手持ちにして使う(PS2、PSP版では順手持ち)。
フォースライトニングも使うことができる他、軌道上から自由落下する戦艦の軌道をフォースで制御し墜落地点を変えるなど、凄まじいフォースの持ち主である。
続編のゲーム「フォース・アンリーシュド2」ではベイダーが惑星カミーノでオリジナルと同等のフォースを持つスターキラーのクローンを制作する研究を行っていたことが明かされている。