曖昧さ回避ですぞ
一般用例
雑誌と書籍それぞれの特徴を持つ出版物・ムック本のこと。日本の出版業界の造語であり、この場合の『mook』は英語圏の俗語とは異なり雑誌(magazine)と書籍(book)の合成語。雑誌はISBNコードを持たないが、ムック本にはISBNが付与される。
特定の人物やキャラクターの名称
- ドラマ『マルモのおきて』には同名の犬が登場するが、その名前の由来は、もじゃ毛などの特徴が『ポンキッキ』のキャラクターに似ていることから。
- 同名(カタカナ読み)のヴィジュアル系ロックバンドについては英語表記の「MUCC」を参照。
- ベトベトンの英名→muk
- フジテレビの番組『ポンキッキ』のキャラクター。本項で解説する。
概要ですぞ
フジテレビ系列の『ポンキッキ』シリーズなどに登場する、赤いモップ状の体毛に覆われたキャラクター。
1973年に放送開始した子供向け番組『ひらけ!ポンキッキ』にて初登場。
1993年からは『ポンキッキーズ』、2001年からは『ポンキッキーズ21』、2008年はBSフジにて『Beポンキッキ』、2017年にはBSフジでの『ポンキッキーズ』で活躍。
2018年にポンキッキシリーズとしては放送終了するものの、後継の子供向け番組『ガチャムク』がスタート。YouTubeチャンネル『ガチャピンちゃんねる【公式】』も開設される。
特徴や生態
二足歩行が可能で、かつ人語、特に日本語を理解できる非常に高等な知性を持つ。身長は185cm。
その正体は北極生まれのイエティ(雪男)の子供。雪男だが卵生。霊長類よりカモノハシに近い仲間だろうか?
4月2日生まれで、芸歴50年を超えるが年齢は永遠の5歳。
頭についているプロペラはタケコプターではなく、体の熱を冷ますための扇風機=冷却ファンとして用いられる。
オフィシャルサイトによると寒い島で生まれたため暑さに弱く、体を冷やすことで気持ちを落ち着かせているらしい。プロペラを使っての飛行はできない。
視線は下に向いていることが多い。食いしん坊でもある。
- ガチャピンの相棒
初登場時からガチャピンとは相方で、いつもその活躍を熱心に応援する。
スキーをしたり宇宙へ行ったりと大活躍なガチャピンに対し、比較的地味なポジションに納まっている。
- 音楽家ムック
前述のとおりガチャピンに比べ長年目立たない印象だったが、近年ではピアノやドラム、サックス等でストリート演奏する姿が公式配信され、フジテレビ系番組『TEPPEN2022冬』でも卓越した腕前を披露。
2019年に初めて街中で演奏した動画は「ガチャピンちゃんねるなのにムックの方が再生回数が多い」とネタにされてしまうほどの3000万超えという驚異的な再生数を記録し、ガチャピンとは方向性の違う芸術面で評価されるようになる。
- 色違いのムック
通信事業大手のKDDIグループのUQ WiMAXのイメージキャラ『ブルームク』として、2011年2月からガチャピンと活動しCM出演。
2016年よりUQ mobileのCMにも登場している。またその後に放送されるCMでは、ガチャピンと共に風神と雷神の姿になって登場する。
コラボにおける私ですぞ
きかんしゃトーマス
詳細はきかんしゃトーマスとイギリスのたびを参照。
デジモンアドベンチャー
お台場が作中の舞台の一つとなるフジテレビ系列のテレビアニメ『デジモンアドベンチャー』の35・36話にガチャピンと共に登場し活躍。
続編の『デジモンアドベンチャー02』18話にも登場している。
グランブルーファンタジー
ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』の2017年に開催された「ゆく年くる年キャンペーン」にて、突如ガチャピン・ムックがガチャルーレットに登場。特にコラボの説明もなく、ほぼいるだけの状態が続く。
2019年には平成の終わりを迎える前に開催された5th Anniversaryキャンペーンにて、『ムックモード』というどう考えてもこれを連想する確率変動になり待遇がアップ。
最終日の3月30日には……何と『スーパームックモード』にまで進化した。
このスーパームックは、SSレアの確率が15%にまでアップし、SSレアが5個引けるまで10連ガチャが無料になるというもの。
ただし最初の10連で仮に5個以上出た場合には、そこで終了。それ以外では合計で5個になるまで回し続けられる。
スーパームックモード中、それまでにSSレアが4個出た段階でSSレアが1個出て5個に到達した際にもモードは終了する。
しかしその回で1個以上出た場合にも終了となるので、ある意味ガチャ運が試されるモードと言える。
同年の12月7日より『ガチャピン・ムックのあおぞらものがたり』が開催され、ようやく正式にガチャピン・ムックのコラボ参戦がアナウンスされる。
イベント限定召喚石『ムック』として獲得でき、クリア報酬にはガチャピン専用スキン『ガチャピン・ムック』がある。
召喚石としての効果はパーティーの攻撃力と防御力アップ、更に奥義ゲージも10%上昇。
加護効果では火属性と風属性の攻撃力とHPをアップさせる。
最終上限解放も可能で、加護効果に従来の加護に加えて連続攻撃確率アップが追加。
止めにはガチャピンを運用する上で重要なエネルギーボールをフル回復させる効果もあるので、可能であれば4までは欲しいところ。
極めつけには、星晶獣でも一部限定(刻印系やアーカルムシリーズなど)のサブ加護が実装されている。
サブ加護はガチャピンの攻撃力上昇なので、運用を考えている騎空士は風一色よりもムックを入れることでの有利を踏まえて召喚石の構成をするのを推奨。
2021年の7th Anniversaryキャンペーンでは、モード終了時に一定確率で再びムックモードに突入する『Wムックモード』が新登場。
同年12月のゆく年くる年キャンペーンでは『グラブルガチャピンチャレンジ』が開催された。
2022年の8th Anniversaryキャンペーンでは、『ガチャピンルーレット(チャレンジ)』『ムックルーレット(堅実)』の2種類が新登場。
青鬼オンライン
ガチャピンと共にコラボレーションで登場している。
けものフレンズ3
スマートフォン用アプリゲーム『けものフレンズ3』のコラボイベント『ガチャピンとムックの謎の島大冒険!』に相方のガチャピン共々登場。
詳細はムック(けものフレンズ)を参照。
ぼのぼの
2019年12月にフジテレビ系列のテレビアニメ『ぼのぼの』の191・192話にガチャピンと共に登場し、ぼのぼのやその仲間たちと親交を結ぶ。
翌年の1月2月にはBSフジの『ガチャムク』にて、ゲスト出演したぼのぼのとスポーツ対決。
当時期間限定でオープンしていた東京駅のぼのぼのショップでは、放送に合わせ『ぼのぼの×ガチャピン・ムック』コラボも行われた。
龍が如く8
2023年9月20日にセガの『RGGサミット FALL 2023』にて、ゲーム『龍が如く』シリーズ最新作にガチャピンとムックが登場することが明かされる。
2024年1月発売予定の『龍が如く8』では、新プレイスポット『ドンドコ島』のマスコットキャラクターとしてガチャピンと一緒に活躍する模様。
けものフレンズ3から引き続き、二度目のセガゲームスとのコラボとなる。
余談
- 2ちゃんねるなどのネット掲示板ではネタとしてガチャピンを中傷・ムックを擁護する書き込みがあると、「ムック乙」と返されるのがお決まりになっている。なぜすぐバレるのか不思議ですぞ。
- RPG『wizardry』には、シナリオ#6『BCF』で追加された新種族の一つに『Mook』の名を持つものがある。
- 本来は「ムーク」と発音するのだが、『大柄で全身が長い毛で覆われている』という特徴から、日本国内では半ば冗談で『ムック』と表記されることがある。実際にはこの種族のモデルとされたのはウーキー族だと思われる。
- なお当記事のムックの英語表記は、公式サイトでは『MUKKU』とされている。
演者ですぞ
なお上述のグランブルーファンタジーでは、スーパームックが実装された2019年版のCMコラボで、千葉繁がナレーションを担当したという奇縁がある。
同じく上述のUQ mobileのCMに登場する青いムックの声優は千葉繁である。
関連動画ですぞ
葉加瀬太郎のコンサートでのセッション