概要
日本では基本的に、移動体通信システムである「モバイルWiMAX」およびその後継の「WiMAX 2」を指す。
親記事が第4世代移動通信システムになっているが、厳密な意味で第4世代移動通信システムなのはLTEと近い要素技術に基づいているWiMAX 2のみ。
日本での商用サービスはKDDIグループであるUQコミュニケーションズにより展開されている。UQの回線を利用し、MVNOでWiMAXサービスを提供する事業者も多い。
WiMAX 2+
UQコミュニケーションズの提供するWiMAX2.1商用サービス。回線速度は下り最大440Mbps(初期は110Mbps)とLTEに遜色ない帯域を確保しつつ、データ制限が「3日間で10GB」と非常にゆるく、FTTHやVDSLなどの固定回線の代用として広く使われる。個人の利用を前提にしたモバイルルーターのほか、家庭や事業所で使うことを前提に、最大40台の端末の接続に対応した据え置き式のルーターも販売されている。
一方で、LTEは800MHz帯(いわゆるプラチナバンド)という比較的電波の届きやすい周波数帯を持つのに対し、WiMAX2+は2.5GHz帯という高周波数帯のため、建物内などでは電波が届きにくい場合がある。このためWiMAX2+のモバイルルータはau 4G LTEでの通信機能を持っている(データ制限が厳しいので注意)。