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タケコプター

たけこぷたー

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。最も代表的な道具の一つであり、装着すると空を飛ぶことができる。
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概要

藤子・F・不二雄原作の漫画アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場回はTC1巻収録「未来の国からはるばると」。
身に着けることでを自由に飛べるようになる。『ドラえもん』第1話から登場するひみつ道具の代表格であり、読者にもなじみ深い。

アニメ版『ドラえもん』のオープニング曲「ドラえもんのうた」には「空を自由に飛びたいな。はい、タケコプター!」という歌詞があり、これも有名と言えるだろう。

名称は「竹とんぼ」と「ヘリコプター」を組み合わせたものであり、初期では「ヘリトンボ」という名称だったこともある。ドラえもんが初めて取り出した際は、のび太の半ズボンに付けられた(ドラえもんとセワシは頭に付けている)。その後ズボンが脱げてのび太が落ちてしまうというオチとなっている。

中期以降では作品内ですっかりお馴染みの存在となり、読者に使用法の説明すらされなくなった。更に、ドラえもんに頼むまでもなくのび太がズボンのポケットに入れていることさえある。

原作「タイムカプセル」における25年後の世界では、ノビスケがタケコプターを使用して空を飛んでいる。このことから、タケコプターは22世紀の道具では無く、原作版『ドラえもん』の世界における20世紀末~21世紀初頭には既に開発されていると考えることが出来る。

仕様など

大きさや形状は、日本の伝統玩具の竹とんぼとほぼ同じである。

タケコプターの仕組みは大きくわけて2つあり、1つは柄の先に「万能吸着盤」と呼ばれる吸盤型装置が付いており、この装置が装着場所(帽子タイプの道具を身に付けている場合は背中等に装着する場合もある。『魔界大冒険』ではドラえもんが尻尾の近くに付けていた)とタケコプターを固定し、スイッチを入れると宙に浮かぶことができる。

もう1つは柄の内部に特殊な装置が埋め込まれており、「けん引ビーム」で使用者とタケコプターが離れないよう密着させ、使用者の「飛びたい」という意思をコンピュータが読み取ることで自動的に浮かび上がることが出来る。

現在のひみつ道具解説本やアニメ版等では後者の仕組み(設定)が主流とされており、帽子の上から装着しても帽子だけが飛んで行ってしまうことは無い(上記の『魔界大冒険』では、ドラえもん以外のメンバーは「石ころぼうし」の上にタケコプターを装着して飛行していたが、帽子だけが外れてのび太達が落下してしまうことは無かった。原作「スネ夫の無敵砲台」でもドラえもんとのび太が帽子の上からタケコプターを装着して飛行していたが、やはり帽子だけが飛んでいってしまうことは無かった)。

ちなみに動力源は電池らしい。その為、電池が完全に切れるとそのまま真下へ落下してしまう。お馴染みの道具でありながら、使い方次第では命を落としかね無い道具と考えることが出来る(22世紀では、重力を緩めて落下速度を低下させるシステムが道路に組み込まれている為、このような事故は起こらないようになっている)。
ドラえもんもこの事を知ってる為、日々の定期点検を欠かさず行っている。しかし大長編及び映画版では、物語の都合で電池切れになってしまうことが多い。ただし大抵の場合は徐々に電池が無くなっていき、最終的に軟着陸するのでドラえもん達が怪我をしたことは無いが。

目安として、時速80kmで8時間連続飛行するとバッテリーが上がって使い物にならなくなるが、4時間飛行するごとに20時間休めれば長持ちさせることが出来る(『恐竜』にて明言されており、大長編版日本誕生』でもやはり4時間飛行するごとにタケコプターを休ませている)。映画版竜の騎士』では充電式になっていた。

ちなみに飛行出来る場所は空中に限らず、高水圧の深海底でも問題無く飛行することが出来る(『海底鬼岩城』)。それだけでなく、作品によっては宇宙空間及び太陽の至近距離でも問題無く飛行している(学習漫画『ドラえもん 宇宙大探検』)。
しかし暴風雨が吹き荒れる場所ではまともに飛行することが出来ず、風でタケコプターが外れてしまったことがある(『アニマル惑星』)。
また、大長編版『日本誕生』では極度に寒い場所(氷点下50度)でも問題無く飛行しているが、映画版『日本誕生』では寒さのせいでバッテリーが冷え切ってしまい飛行不能になってしまっていた。

実現性

千葉大学では、高校2年生を対象とした入試(飛び級入試)で「タケコプターを使って飛ぶことができるかどうか論述せよ」という問題が出題されたことがある。

柳田理科雄氏がプロペラが生む風圧の反作用によって飛翔すると仮定し考察を進めたところ、「頭部などタケコプターを貼り付けるであろう部位に対しプロペラが小さすぎるため、プロペラの風は殆ど身体に吹き付けられ非常に効率が悪い。数十キロの人体を持ち上げるためにタダでさえ強力だった風はこれを解消するためにさらにすさまじいものとなる。しかもその大部分は身体に吹き付けられる。音速を超えた風を叩きつけられた体はバラバラに飛散し、(タケコプターが)飛び立つころには僅かな頭皮しか残っていない」とのこと(「結局プロペラのみが飛んでいく」と説明された挿絵では、ドラえもんのものらしき頭皮に付着したタケコプターにのび太が顔を蒼褪めている)。

  • この考察には揚力が含まれていないため、実際には多少マシかも知れないが、大した差はないだろう。これを防ぐにはタケコプターを大きくする必要があるのだが、それだけではプロペラの慣性で体がキリモミ回転を始めてしまうため、これにも対処しなくてはならない。また、直径数センチの円に張り付いた部分の頭皮だけで全体重を支えると、それだけで頭部には激痛が走り、バラバラになる前に結局頭皮が引きちぎられる恐れもある。課題は山積みである。
    • その為「プロペラは飾り」というのがSF好きの間の定説。

そもそも現在の公式設定では、プロペラに搭載された「反重力ボード」を回転させる事で使用者の周囲に反重力場を発生させ、地球の重力を断ち切って浮かび上がるという仕組み(『ドラえもん道具カタログ』、『ドラえもんのひみつ道具使い方事典3』、『最新ドラえもんひみつ百科1』、『決定版ドラえもん大事典』、『ドラえもんひみつ大百科』等、様々な書籍で「反重力により浮かび上がる」と説明されている。ただし『てれびくん』1980年6月号の付録『ドラえもんひみつ全百科』では「揚力により浮かび上がる」と説明されていたり、映画版宇宙開拓史』では反重力で飛んでいることをドラえもんが否定しているが)である為、反重力が存在しない現代科学では事実上考察不可能である。

  • 実際に『ザ!鉄腕!DASH!!』のコーナーで揚力で飛ぶタケコプター(シゲコプター)が製作されたが、結果として巨大なものとなり人体を持ち上げる事は不可能であることが事実上証明された形となった。

余談

ドラえもんは最初期の設定では自力で飛行が可能(更に人間を背中に乗せたまま浮遊することも出来る)だった為、仮にドラえもんの飛行能力がそのまま公式設定となっていればタケコプターの存在意義が危うかった

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ドラえもん ひみつ道具
反重力

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