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概要編集

TOKIOが毎回様々な企画を通じて人間限界に挑戦する。1995年に「鉄腕!DASH!!」として木曜深夜に放送が開始され、1997年10月から月曜深夜に変更されて1998年4月12日放送分から現在の日曜19時からの放送になっている。移転後は現在に至るまで安定した視聴率を獲得し、笑点真相報道バンキシャ!→DASH→世界の果てまでイッテQ!行列のできる法律相談所『日テレの黄金ラインナップ』の核となっている。とうとう2016年10月の改編では日曜7時が各局「打倒鉄腕DASH」の意図での改編を行った。これだけでもどのくらい凄いかが理解できるだろう。

ちなみに、最初はスタジオにメンバーが登場してから、企画のVTRを流していたが、今現在はスタジオ部分をオミットして、直接企画VTRを流している。


放送期間の長さと多岐に渡る挑戦内容から「資料映像が同番組で過去撮影したもので大体賄える」ある意味自給自足の番組。最近は他の番組(主にここ)にも資料映像が使われたりと、局的にも自給自足。


「この番組に買うって発想はない!」とのセリフが出るくらい、自分達で何か物を取りに行ったり作ったりする場合が多い。また、その経験が後々に活きてくるので必見といえる。

例えばだが0円食堂で地方に行き、生産者さんの元を訪れると老若男女の皆さんが突然の訪問でもほぼほぼ「あーあれね」「拝見しています」と言って快く協力してくれるのも、この番組の認知度、人気の現れと言える。


……正直、TOKIOの本業が行方不明になりつつある


ちなみに放送初期は、TOKIOが肉体を使ったチャレンジ及び、対決企画がメインだった。

中でも(恐らく)大規模だったのは、『TOKIO対ビーコン刑事100人』だろうか。


現在は紆余曲折でTOKIOが3人まで減ってしまう、長寿番組の宿命であるメンバーの高齢化に伴い、ジャニーズの後輩達をレギュラーに加えた体制で制作されている。

最近は日本テレビの(旧)アナウンサーからも1名レギュラー化している。


ジャニタレの「TOKIO」について編集

(株)TOKIOの役員3人。


ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)では、自分たちの村(DASH村)で野菜果物等の農作物を作ったり、ヤギ合鴨等を飼育したり、その動物達が暮らすための小屋を建てたり、ボロボロだった家を整備して住めるように直したり、東京湾の工業地帯に干潟を作ったり、ソーラーカー日本一周したり、ジャッキー・チェン水鉄砲で対決したり、漁船に乗ってマグロを釣ろうと試みたり、巨大風船に乗って川を下ったり、捨てる筈の食材をもらって料理を作ったり、無人島で本格的な舟屋を建設したり※、その他色々身体を張ったおバカな実験をしたりしいる。

※この企画のため各メンバーが分担して建設系の資格や船舶操縦免許を取得しており、ある意味世界最小ゼネコンと見ることも可能かもしれない。


もちろん、歌も歌うし楽器演奏するし紅白にだって何回も出ているよ。だって彼らはジャニーズ事務所に所属していたロックバンド、つまりアイドルなのだから!!


現在の主な企画編集

DASH編集

日本地図にDASHの名を載せよう」と、新たに村落を作るプロジェクトとして2000年始動。地元住民の協力を得て、農業建築、窯業、家畜の飼育などを行なう企画に発展。2011年の東日本大震災による福島第一原発事故により現在村への立ち入りは出来ない。(詳細後述)

ちなみに1回、原因は不明だが村役場が火事になった事態がある。

TOKIOの本業が行方不明になりつつある根本的な原因の企画。

そして、新しい品種米『男米』を作った(現在は『新男米』が出来、そこから品種改良で『ふくおとこ』を育成中)。


出張DASH村編集

DASH村で培った技術を基に、各地の農業をTOKIOメンバーが手伝いに行く企画。

楽器よりもクワの方が落ち着く」等の迷言も出た。


DASH海岸編集

TOKIOが横浜市の京浜工業地帯にある入り江(市有地)を借り、海の浄化・再生に取り組む。アナウンサーであるはずの彼もしばしば来る。

尚、この企画は後に国土交通省から表彰を受けている。

また日本近海の生態系の調査として、バラエティー番組としては史上初の第二海堡へのロケが許可されている。

放送中によく踏切の警報音が聞こえてくることがあるがこれはグーグルマップで検索するとわかるが海岸のすぐ後ろにJR鶴見線の線路があり海岸の脇に位置する工場への道路があるため。(収録時に地上側から海岸へ入るときもこの踏切脇から入る)


DASH0円食堂編集

全国各地にある傷や外観の醜悪により売り物にならなかったり、普段食べられかったりして、食べられるのに捨てられる食材(具体例を挙げるとヒビや傷ができたり、一部が腐ったり、間引いたりした野菜や果物、賞味期限が切れたり、成形の際切り取った切れ端や、規定量に届かず余ったりした肉や加工食品、傷やサイズの大小で売れなかったり、商品価値が低かったり、スポーツフィッシングでリリースしたりする魚)を、TOKIOがキッチンカーで探し回り、集めて調理する。

ただし「ワケアリ」「徳用」として販売されたり、サービスご近所へのおすそ分け等で配布されたり、賄い等自分達で食べたり、犬や家畜の餌になったりする様な物はアウトと判断され、受け取れない

使用するキッチンカーは、廃車寸前の車をリーダーの城島茂改造したもの。

ソーラーカーだん吉に続いて2台目である。


基本的にこのコーナーに出演するのは城島、国分、長瀬の3人のいずれかの2人(過去2回では松岡も出演)だが、一部によってはゲスト参戦(例を挙げるとKAT-TUN中丸雄一織田信成など)を加えて3人となる場合もある。


ちなみに岡山の養鶏場「采女ファーム」に出向き卵を分けてもらおうとした時に、アポを取らなかった為に長瀬が社長に叱られている場面が何度か使用されているが、VTR使用の際にはその都度きちんと許可をもらっている。その後の関係も良好で、番組宛に卵やマヨネーズも送られていたりする。


DASH島編集

かつて人が暮らしていたとある無人島を、TOKIO達がDASH村などで得た知識や技術を活かして開拓していく。トロッコの線路や基地となる舟屋と井戸を結ぶ用水路や、鉄を溶かす為の反射炉を完成させ、現在はロープウェーの建設に着手している。森本慎太郎リチャードはこちらのレギュラー。


ウルトラマンDASH編集

2011年よりスタート。日本を代表するアスリートや各分野の達人が難易度の高いミッションに挑戦する企画。『走ってくるバスの窓にボールをシュートできるか』『ウェイクボードで走行しながらお好み焼きを作る』等常軌を逸したレベルになっている。同名のヒーローの如くチャレンジに制限時間があるのも特徴。


世界一うまいラーメンつくれるか!?編集

TOKIOが今年デビュー20周年を迎えるにあたり、活動集大成のひとつとして企画された新企画。

これまでにTOKIOが全国各地で見つけた名物や特産品、さらには巷には知られていない地元ならではの美味しいものを集めて、世界一うまいラーメンをつくる企画。通常なら材料を買って作るものだが、なんと「どのレベルで作るの?小麦から?」レベルであり(実際は小麦を育てるための畑作りレベルから)、材料も自分達で釣ったり作ったりしている。こちらでも「楽器よりも寸胴だ!!!」なんて迷言が出た。

城島がやけに張り切っていたのが印象的。

そして企画開始から2年弱の月日をかけ、2016年3月20日ついに究極のTOKIOラーメンが完成したのであった。


DASHご当地PR課編集

TOKIOの面々がとある街の名物・名産・特産品を調査し、それを活かした巨大なモノを作り上げて街のPRをサポートする。

2014年3月からスタートし不定期ながらもシリーズ化。


ザ!レストア!DASH!!編集

TOKIOの面々が時代が進むに連れて使われなくなった道具を修理して、もう一度使えるように復活させる企画。ナレーションは「(TOKIOが)まだ触れていない技術を磨くのも目的」と語っている。

2016年5月29日よりスタート。


新宿DASH編集

東京新宿区に残る自然に生物達を呼び戻し、最終的には『人と生物との共存』を目指す。都庁から3㎞離れた高田馬場にある、東京富士大学の屋上の一角を拠点にビオトープを作る。

2016年8月7日よりスタート。岸優太のレギュラー企画。

夏にはカブトムシの昆虫採取等で、近辺自衛隊の基地や大使館等の他の施設にお邪魔したりする場合も。


グリル厄介編集

「罪のない命だが厄介な外来種」を料理の力でおいしくいただき、日本本来の自然を取り戻す企画。TOKIOの面々が捕まえてきた外来種をプロの料理人がどう調理するかも見どころ。

2017年3月19日よりスタート。

第1回の放送では観賞魚プレコを調理。この企画に対し、一部のプレコ愛好家から批判の声が出るなど話題になった。

その批判は外来種を無断放流する人達に向けて欲しいものであるが。


俺たちのDASHカレー編集

大人も子供も、家でも外でも納得の一杯のカレーを作るべくTOKIOの面々が東奔西走する。

2018年4月よりスタート。

「日本にインドを再現する」として古トラックの荷台を畑に改装し気温の高い地域を走り回りコリアンダーなどのスパイスを育て、味作りの参考に海上自衛隊のカレーの調理場面に立ち会ったり、普段は門外不出のハウスのスパイス調合研究所に、スパイスの作り方を教わりに行ったり……。

具材の1つとして古代ブタを分けてもらい酪農する企画があったが、こちらは撮影予定時期が豚コレラ流行により、外部の接触を避ける為に実現せず(尚、これを受けて松岡が代わりの具材としてバナメイエビを養殖業者に協力してもらい育てるも、驚かせようとメンバーに相談せず独断で先行したのが仇となり、ポークカレーを想定していた長瀬の味付けに合わず、ボツとなった)。

完成したカレーのレシピは隠し味を含め、番組ホームページに掲載され、自宅での再現が可能。


DASH村と東日本大震災編集

2011年3月11日の東日本大震災発生時、村ではロケが行われていたがスタッフや出演者は全員無事だった。しかし、福島第一原発の事故により村がある福島県浪江町津島※が原発から20~30km圏内にあった上、計画的避難区域に指定された。そして、2013年4月津島地区は避難区域の再編に伴い、帰還困難区域に指定されてしまった。

ただし、DASH村の企画が中止したわけではなく、2011年の7月と8月に山口達也が浪江町の許可を得て、ヒマワリを使った除染の研究をしているJAXAの研究員に同行する形で村を訪れた他、震災から一年後に放送された特別企画では福島県から一部生放送を行なった。2017年には番組内で当時の映像がようやく解禁した。

現在は「出張DASH村」として、TOKIOと農業指導を行った故・三瓶明雄さんが全国各地の農家を訪れ、農作業の手伝いをしている。

※DASH村の所在地はこれまで人が殺到するのと、いたずら防止の理由から非公表だったが、2003年に前述の火災で村役場が全焼した際に地元紙が住所を公表。これがネットで掲載され住所を知れ渡った後も非公表を貫いていたが、原発事故後の放送で場所を明らかにした。


専門家との協力体制編集

DASHでいくつもの専門職をこなしていくTOKIOだが、当然ながら彼らの挑戦にはちゃんとした専門家がサポートしている。

この専門家というのが実はかなりガチなラインナップで、長らくDASH村で長くTOKIOを牽引してきた三瓶明雄氏をはじめ、各分野のスペシャリストが呼ばれ、顔出しで指導や解説を行う。個人だけでなく時には研究所や工場、更には自衛隊まで協力することもあり、その本気度が下記のような成果を上げているのではとも考察されている。



希少価値のある資料映像編集

映像が無く、どのような成長を見せるのか謎であったオニフスベの撮影に偶然成功したり、全国でわずか50人の井戸職人の仕事の様子を撮影したり、一般人は立ち入り禁止の東京湾の無人島「第二海堡」に上陸したりと、学術的にも非常に価値のある映像が多い。特に2017年5月14日に放送された、幻の古代ザメラブカを生きたまま捕獲&撮影に成功した時は海洋関係の学会が騒然とする程の話題となった。

また番組の企画内で釣り上げたヨシキリザメの歯を用いて縄文時代の銛を再現し、実用に耐えるのを初めて実証した。考古学的にも非常に価値のある試みであり、この銛は横浜歴史博物館に展示されるに至った。


時代的な悩み編集

平成後半からのネット社会による視聴者のクレーマー化により、上記のプレコのように(飲食の為に)動物を解体する」「動物の生態調査の為に特定の部位のアップ」等の映像を放送すると、翌日のネットニュースやSNSでほぼ炎上してしまう

確かに食事時にイソギンチャク触手が蠢くシーン等は、精神衛生的に不快になるのはもっともだが、決して悪ふざけでないのは留意して貰いたい。

また、2021年11月21日の『カツオ釣り』の放送回では、アクシデントによって魚に釣り糸と釣り針が残ったまま、立て続けに逃げられるアクシデントにまで噛み付く視聴者も登場。ここまで来ると正義中毒愛誤の面も強く、自重すべき意見でもある。


エンディング編集

現在はエンディング自体が廃止されており番組の終了間際にスタッフクレジット、その後の提供予告時に次回に放送される物が紹介される。


ちなみに以前はホームページ「DASH WEB」の紹介と次回予告とのセット形式や2000年以前にはEDテーマが存在していた。以下の3曲がそれである。(3曲とも全てTOKIOが歌っている)


MAGIC CHANNEL(番組開始から1996年末まで)


Dash for the dream(1997年以降~ゴールデン進出前まで。ゴールデン進出後は下記の曲が使われたので一旦休止、その後にDASH村が始まるまで再びこの曲がEDとして使用された)。


何度も夢の中でくり返すラブ・ソング(ゴールデン進出後はしばらくはこの曲。後に上記のDash for the dreamに戻った)。


パロディ番組「鉄骨!DASH!!」編集

実は、本番組では、本番組のパロディ番組の存在を明らかにさせたことがある。


その本番組のパロディ番組とは、「鉄骨!DASH!!」である。


「鉄骨!DASH!!」とは、木更津ケーブルテレビの31チャンネル(現在は廃止されている)で放送されていたテレビ番組。メイン出演者はTOKIOのメンバーと顔がそっくりであるTOKIQ(トキキュー)。

しかし、TOKIQのメンバーは、確かにTOKIOのメンバーとは顔がそっくりであるが、

など、本当に似ているのか似ていないのか全然分からない人を選出しているのが特徴。

また司会を担当した今泉アナウンサーもかつて日テレ系列の福岡放送に在籍し当時司会を務めた福澤アナとはズームインサタデーでカメラ越しに何度も共演した経歴を持つ。

内容は本番組とほぼ同じであるが、規模は小さく、ロケ地はほぼ千葉県内で完結していた。

しかし、制作力や内容のクオリティについては、当時の木更津ケーブルテレビの他の番組と比べると格段に高かった。

さらに、その番組のカメラマンが元本家のスタッフであったことが本番組で明らかにされている上に、なんと公式ホームページは日本テレビのサーバー上に存在している(しかも2022年現在も見ることが可能)。

なお、本番組にも1999年3月ごろから噂が伝わり、検証が始まった。そして、同年5月23日の放送にて日本テレビとケーブルテレビ局のスタジオを中継で結び、これまで謎の存在とされてきたTOKIQと『鉄骨!DASH!!』を全国的に明らかにすることに成功した。

さらに、それ以降は、メンバーの一部が本番組の企画にも顔を出すようになり、交流が盛んになった。

1999年12月14日に長瀬と似ている顔を持つミャンマー人が語学勉強のために渡米した様子が収録され、本番組で2000年2月13日に放送された翌週よりその他メンバーが本家へ出演することはなくなり、「鉄骨!DASH!!」も放送終了したと思われる。それ以降、本番組は鉄骨やTOKIQを話題にすることがなくなり、TOKIQのメンバーの行方も、番組終了後は不明の状態になった。

……とはいえ、2012年の総集編では、TOKIQ出演の企画が放送された(しかし、TOKIQの顔にはボカシがかけられていた)し、2021年3月放送の3時間SPでは、再びTOKIQの件が似顔絵と一部のVTRにより紹介されていた上に、現在でも公式ホームページが存在しているということもあり、今でも忘れていないという可能性は高いかもしれないだろう。


なお、現在も放送中である人気番組なので、「鉄骨!DASH!!」以外にも、本番組をパロディのネタにした話が存在している。

(「勇者ヨシヒコと導かれし七人」第5話「ダシュウ村と5人の神々!! 史上最強に危ない冒険!?」や「ガルパ☆ピコ ふぃーばー!」第8話「THE パスパレ DISH」など。両方共にDASH村のパロディが含まれている)


関連タグ編集

日本テレビ TOKIO

勇者ヨシヒコ:第3シリーズでパロディのネタにされた事がある。

ナニコレ珍百景 さんまのSUPERからくりTV こちら葛飾区亀有公園前派出所:裏番組。「からくりTV」はゴールデン進出前はメンバーがレギュラーで出演していた縁から本来の進出予定を1年ずらしたという話がある。「こち亀」ではOPを担当している時期があり2021年に松岡がその事に触れている。

ダーウィンが来た!裏番組。DASH海岸にて「THE鉄腕ダーウィン」という名前のコラボが実施され、多くの視聴者を驚かせた。(その際に双方の技術・知識の交流が行われている。)


異世界のんびり農家:『小説家になろう』から書籍化、漫画化、アニメ化された作品。主人公が農業を始めた理由が『ザ!鉄腕!DASH!!』だったらしく、番組名はぼかされたが、主人公が異世界転生する前、長い入院生活の中で毎週楽しみに見ていたことが語られている。

馬車芽めめ:『しかのこのこのここしたんたん』の登場人物。米が大好きな健啖家で、アニメでは本番組を毎週見ていることが実名付きで語られた。


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