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笑点

しょうてん

笑点とは、日本テレビで放送されている演芸バラエティ番組である。 50年以上続いており、日本のテレビ番組としては最長寿番組のひとつに数えられる。
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パッパカスチャラカッ、チャッチャ!パフッ♪♪

パッパカスチャラカッ、チャッチャ!パフッ♪♪


曖昧さ回避編集

Youtubeチャンネル○○の主役は我々だ!」にもオマージュ企画として『しょーてん』というのがあるが、混同しないように注意。


概要編集

日本テレビ系列で毎週日曜日夕方に放送している演芸バラエティ番組。コメディ(お笑い)番組に分類されることもある。


もともとは1965〜66年に放送されていた『金曜夜席』(金曜日の22:30枠であることから、寄席をかけている)が前身となっている。

タイトルの通り落語を主題としており、出演者はゲストを除いて全て落語家(噺家)である。


前半は漫才コント、落語などの演芸で、後半は、大喜利となる。場合によってはこの大喜利を指して「笑点」と呼ぶこともある。

なお、この編成になったのは1996年4月期から。それ以前は、『金曜夜席』の時代から前半と後半の間に司会者によるゲストとの対談やフリートークの時間があり、三部構成であった。


通常は後楽園ホールで収録されるのだが、年に3〜4回全国のどこかの都道府県に出張し、2週に渡って放送する「地方収録」がある。

この地方収録は、日テレ系でホールに観客を入れて公開収録を行う番組が少ないため、系列局から収録の依頼が殺到している状態である。そのため、激しい誘致競争に勝ち抜こうと開局周年記念で行われることが多い。ただ、関西地区での地方収録は行われていない。これは基本江戸落語の番組である笑点と上方落語との関係があるが、かつて関西地区での収録が持ち上がった際に、日本テレビの笑点スタッフと、上方落語との関係を重視しすぎた読売テレビとの間でトラブルを起こした為、読売テレビによる笑点収録はないらしい。後述するが、笑点自体と上方落語協会は対立関係にはない


OP編集

OPで流れている『笑点のテーマ』(作曲:中村八大)も有名だが、実は放送当初は歌詞が付いていた。

だが、歌っていた当時の笑点メンバー (下記参照) あまりにも下手くそだったために数回でボツになり、以降はイントロのみが流れる事となった。


これは後に『トリビアの泉』(フジテレビ系列)で取り上げられ、2022年7月17日の放送でもおいでやすこがとのコラボ芸で林家たい平が披露し一躍話題となった。


なお、笑点のテーマの最後に「パフッ♪」と鳴るのは実は演奏上本来は存在しない音でありアクシデントであったが、タイミングが良くマッチした為そのままになった逸話がある。


現在の笑点のテーマは実は2代目。1967年1月から初代司会者の立川談志が降板するまで笑点音頭が流れていた。


作詞は立川談志。歌は談志、石井伊吉三遊亭圓楽桂歌丸柳亭小痴楽三遊亭金遊林家こん平

こちらは談志がメインで歌い、それ以外のメンバーはバックコーラスでの参加だった。


1970年6月以降は笑点のテーマソングと共にアニメーションが流れるようになり、出演者を紹介する形になった。アニメーションでは日本の昔話・落語の演目など特定のテーマに沿った役柄に扮しているが、歌丸や好楽などは女装率が高い。


大喜利メンバーは真打昇進した順に紹介されており(歌丸時代と一之輔加入前の昇太時代では年齢順に紹介されていた。)、番組での加入が一番遅いメンバーよりも加入した順番が早いメンバーが後ろの方に紹介されることもある。


OPのアニメーションはメンバーの入れ替えや、番組やTV局の節目などで新しいものが放送されることが多い。また、出演者が改名や襲名した時はアニメーションはそのままで名前の部分だけ変更されていたが、歌丸時代に襲名した木久扇と6代目円楽は襲名した日からアニメーションが変更された。


1998年6月までは司会者と歌丸の間に演芸ゲスト出演者の紹介パートが挿入されていた。

2000年から2019年11月10日までは出演者の紹介時にローマ字表記が記入されていたが、2019年11月17日からは出演者の名前の欄に着用している色紋付と同じ色が挿し色として入れられた。(派生番組の「笑点特大号」ではローマ字表記はそのまま残されている。)2022年に加入した桂宮治以降のメンバーはオープニング初登場時には挿し色は無しで色紋付が判明した翌週以降は挿し色が追加された。


司会者が三波伸介の時代から歌丸の時代まではオープニングで司会者が最初に紹介されていたが、昇太が司会になってからは大喜利メンバーで最年長の木久扇(2024年3月まで)→好楽(2024年4月以降)が最初に紹介されるようになった。


なお、歌丸は笑点勇退後も『終身名誉司会』→『永世名誉司会』(没後)としてオープニングに残り続けていたが、2024年3月で木久扇が勇退したことにより、番組ホームページの出演者一覧からは削除されて、2024年7月からは(派生番組の「笑点特大号」では2024年5月から)歌丸のアニメーションは使われなくなった。また、好楽が一番最初に紹介されたことでピンクの着物のメンバーの女装アニメーションが消滅した。



大喜利編集

本来、大喜利は寄席での余興であってその日の出演者達へのアンコール演目である。本番組では大喜利を「お題に対して面白い答えを出す」という「とんち」に絞った形で披露しており、その後のお笑い番組にも大きな影響を与えた。


司会者がお題を読み上げ、メンバーがそのお題に沿った回答をしていき、いい答えには座布団をあげ、悪い答えには逆に座布団を没収する。座布団には実際にメンバーが座っており、10段近くなるとかなりの高さとなる。

ただし必ずしも着座していなければならないというものではなく、メンバーの体調(足腰が悪いなど)次第では定位置に積み上げられた座布団の奥に椅子などを用いて座ることも可能。

座布団の権限はたいていは司会者にあるが、座布団運びまたはメンバーの気分であげたりとったりする場合もある。そして見事に座布団10枚を達成したメンバーには、「キーワード」に因んだご褒美が与えられる。


座布団運びには専門の要員がついており、13年座布団運びを務めた松崎真の後任として1984年からは山田隆夫が40年近く担当している。


なお、この座布団は重さ2.3kgで、積み重なっても(更にその上に人が乗っても)崩れないよう綿のバランスが調整されている。値段は非公開だが「とても高価」とのことで、古くなったものはメンバーに引き取られている。


レギュラー大喜利のメンバーは長らく江戸落語の3派(落語芸術協会落語協会五代目円楽一門会)のいずれかに所属する男性落語家に限定されていたが、2024年4月からは落語立川流所属の立川晴の輔が加わった。また若手大喜利ではこの限りではなく、従前から落語立川流所属の落語家(晴の輔の他立川談春立川生志)が出演していた他、上方落語協会桂三四郎)、女流落語家(蝶花楼桃花林家きく姫川柳つくし林家ぼたん林家扇)、講談師(3代目神田山陽神田蘭)などが出演していた。また、レギュラー大喜利では、レギュラーメンバーが病気などで欠席した場合、先述の講談師以外の落語家の他、ごく稀に落語家以外のタレント(女優菅野美穂お笑い芸人長州小力など)も全編参加できた。


※座布団10枚の達成者・ご褒美は座布団10枚を参照のこと。


なお、歌丸が5代目圓楽の代理として司会を務めていた2006年5月7日放送回(2015回)には、たい平が「少年よ大志を抱け」のキーワードにちなんで(?)タイから空輸してきた石、即ち「タイ石(証拠写真付き)」を獲得している。また、小遊三については、5代目圓楽が最後にレギュラーで司会を務めた2005年10月16日放送回(1988回)で「明日は明日の風が吹く」にちなんで、5代目圓楽の自宅押し入れから出てきた10年前(1995年)の扇風機を獲得して以来、長らく10枚獲得がなかった。しかし、2013年12月1日放送回で10枚を獲得し、司会を歌丸が実質的に継承してから8年経って、漸く大喜利メンバー全員が座布団10枚獲得をなしとげた。

2015年5月24日からの賞品のキーワードは「笑点50周年にふさわしい超ものすごい賞品」で、2016年5月8日放送回で昇太が獲得。50万円の南部が贈られ、舞台を掃除するというオチが付いた。

昇太司会就任後は座布団10枚のキーワードは特になく、2017年11月12日以降は「十枚箱に入っている素晴らしい賞品」が贈られると毎回説明が入る。



また、その年の最後の放送になると「年忘れ大喜利大会」と題し、3VS3のチーム対抗で大喜利を行うこともある。5代目圓楽政権では、毎回チーム編成が変わっていたが、歌丸政権では、「木久扇・好楽・小遊三」の年寄りチームと、「6代目円楽・昇太・たい平」の若手チームに固定されている。

2011年終了時点での戦績は以下の通り。


第1戦目(2007年)年寄りT ○-× 若手T
第2戦目(2009年)年寄りT ×-○ 若手T
第3戦目(2010年)年寄りT ×-○ 若手T
第4戦目(2011年)年寄りT ×-○ 若手T

2020年5月17日放送回からは、新型コロナウイルスの感染拡大という状況により感染防止の観点において、司会の春風亭昇太以外のメンバーがそれぞれの自宅から収録参加する形でのリモート放送を開始。翌週の5月24日放送回では、史上初の「リモート大喜利」に挑戦。なおリモート化に伴って座布団を運ぶ山田隆夫は欠席となり、座布団の枚数はデジタル表示となった。大喜利では「自宅にある小物を使って“だじゃれ小話”をする」等リモートならではのお題が出された。収録の際は、三遊亭小遊三が飼いを持ち込む際にが画面に映り込んでしまったり、三遊亭好楽の回答中に救急車サイレン音が入り込んだり、林家たい平の自宅の回線が一時切断されてしまったりと、リモートらしいハプニングも生まれた(笑点特大号の「若手大喜利」も、同年7月16日放送回からリモート大喜利を開始した)。なお、リモート放送ではやることが大きく限られるためか、毎回大喜利を実施しているという訳ではなく、過去の放送を視聴して楽しむという回もある。

その後、たい平や三平、山田の順に徐々に後楽園ホールに戻していき、9月27日放送回では4ヶ月ぶりに全員揃った(但し、メンバー間にアクリル板を挟んだうえで、前後ジグザグになるように並んでいる)

笑点のリモートワーク



メンバー編集

総揃い

現在の出演者(2024年4月7日現在)編集

司会者

名前着物の色出演期間司会在任期間
春風亭昇太(6代目司会者)銀鼠2006年5月14日 - 2016年5月29日 - 

回答者

枠順名前着物の色出演期間
1枠三遊亭小遊三水色1983年10月16日 - 
2枠春風亭一之輔濃紺2023年2月5日 -
3枠林家たい平橙色2004年12月26日 -(当初はこん平の代理としての出演で、正式なメンバーになったのは2006年5月21日-) 
4枠立川晴の輔鳥の子色2024年4月7日 -
5枠三遊亭好楽(加入当初:林家九蔵)ピンク色1979年9月9日 - 1983年10月9日、1988年4月3日 - 
6枠桂宮治若草色2022年1月23日 -

座布団運び

名前着物の色出演期間
山田隆夫朱色1984年10月7日 - 

※太字は正式な色名が公表されているもの


この他に、「例のもの」配りや後述する歌丸ジェノサイド時のような大幅な座布団の出入りの介助、さらに収録時の前説を担当する座布団運びアシスタントが存在している。

アシスタントは出演者(過去の出演者含む)を師匠・あるいは兄弟弟子に持つ若手〜中堅の落語家が担当している。6代目円楽も最初はアシスタントとして出演していた1人。

2024年現在の座布団運びアシスタントは以下の4名である。




過去の出演者編集

現在でこそ「笑点メンバー」というキーワードが一般化しているが、もともとは『金曜夜席』からの流れで真打に昇進したばかりの若手噺家がテレビでの顔見せに登場する場としていたため、2年ぐらいのスパンで回答者がほぼほぼいれかわる程度に出入りが激しかった。


初代司会の談志の時代は(『金曜夜席』からの流れで)一貫して回答者5人。その後、前武交代直後に4対4の対戦形式を試すも不評で、1970年6月から現在の回答者6人体制となる。この前後よりカラーテレビが普及した時代背景もあって色紋付を本格的に導入、それまで黒紋付を着て高座に上がるものと相場が決まっていた落語家が「◯◯色の着物の人」と呼ばれるまでになった。その後も入れ替わりと席替えはそこそこ頻繁に行われ、初回からほぼ通しで出演していたのは三遊亭小圓遊と桂歌丸の2人ぐらい。


ここまでに看板的出演者だった小圓遊と三波がレギュラー出演のまま急逝しており、いつしか「『笑点』に長く出続けるとよろしくない死に方をする」という曰くまでついてしまう。この事もあって三波の死後、方々に司会を打診するもすべて断られ、やむなく7代目談志が降板する際になるべく噺家から大喜利の司会を出すなと言う意向を破って5代目圓楽に司会を打診することになる


余談だが、この談志も立川流の去就問題もあって一時期かなり追い詰められており、自殺騒動に発展している(談志の自殺願望を見抜いたのは木久扇の師匠である8代目林家正蔵、後の林家彦六)。結局談志は2011年に75歳の天寿を全うしたが。


さらには2004年には林家こん平、2005年には5代目圓楽が相次いで病気休場による長期離脱をし、こん平離脱後はしばらくはこん平除くメンバーで大喜利を行い12月から代理でたい平が出演。


2005年に圓楽離脱した後はたい平除く5人がローテーションで代理司会を行った。そして5代目圓楽は番組が40周年を迎えた2006年5月に勇退を決意、こん平も離脱しただけで降板とはなっておらずたい平代演中のオープニングもこん平のイラストが描かれていたが噺家としての復帰は困難になった事でたい平に席を譲る事を決意し、揃って笑点を卒業する事になった(当初こん平に関しては「復帰待ち」とされていたが、2020年に死去してからは2006年の5代目円楽の勇退と同時に降板という扱いに変更された)。


5代目圓楽が司会に就任して以降、「一つの家族を形成している」という考えのもとメンバー入れ替えが抑えられるようになり、1986年にほぼメンバー・席順とも固定化された。その後、1988年に一番圓楽よりにいた桂才賀が圓楽との不仲により突如降板に追い込まれ、圓楽の強い推薦により好楽が復帰。


1992年にその好楽が師匠の圓楽に激しく叱責されたことをきっかけにまともに回答できなくなってしまったため、見かねたスタッフが小遊三と好楽の席を入れ替えさせたことで以降30年に亘って続く配置となる(この時、好楽を叱責する圓楽を歌丸が諌めている)。


その後はこん平の病気休場による長期離脱(後にたい平の正式メンバー化により事実上の卒業)に伴うたい平の代理出演(後正式メンバー化)、圓楽引退・歌丸司会就任に伴う昇太加入、歌丸引退・昇太司会就任に伴う三平加入など、個々のメンバーのリタイヤに伴う入れ替わりの機会のみが続いた。しかし、2021年に三平が「勉強しなおしてくる」という名目で卒業となった(実のところ母の海老名香葉子の強い推薦による加入だったが、実力が伴わなかったための降板との見方が強い)。


ちなみにたい平は加入により息子の林家いっ平(現在の三平)を笑点メンバーに加入させたい海老名香葉子からパワハラを受けるようになったという都市伝説(実話)もある。つまり、なにかあったのは昇太ではなくたい平なのであるが、その都市伝説も三平にマイナスに働いたのは想像に難くない。


昇太加入時から着物の色は前任を引き継がず新しい色が使われるようになり、色名が公表されるようになった(ただし一之輔と晴の輔は前任の色に寄せた色の着物を着用して出演している)。


三平に代わって2022年に宮治が加入した際に30年ぶりの席替えが行われ小遊三以外の全員が席替えとなったが、直後に6代目円楽が脳梗塞で入院し長期休演、一度は高座復帰したものの持病の肺がんの悪化により復帰かなわず逝去。これにより事実上の卒業となった。結局、6代目円楽はレギュラーメンバーとして、宮治との共演は2回きりに終わり、2022年2月13日から2023年1月29日まで、6代目円楽に代わって、週替わり(たまに2週連続もしくは特別企画で不在になることもあった)で落語家を中心としたゲスト(2022年8月28日の24時間テレビは女優の菅野美穂)がその席に座り、大喜利に参加する形式を経て春風亭一之輔が加入するなど、令和になり再びメンバー入れ替えが活発化しつつある。


大喜利メンバーの卒業が大抵、病気や逝去のため、歌丸は身体の自由がまだしも効くうちに、木久扇は妻の助言もあり、病気や逝去で卒業が続いているので元気なうちに笑点を勇退するとそれぞれ決意、上記のイメージを払拭しつつある。


また、2014年4月6日では、二宮和也)が、1問目は座布団運び、2問目は回答者、3問目は司会補佐と、1日で大喜利の3役をこなしている。


司会者

代数 名前司会者の期間回答者としての出演期間備考
初代7代目立川談志1965年3月12日※1 - 1969年11月2日 なし1990年にも真打披露口上にて出演
2代前田武彦1969年11月9日 - 1970年12月13日 なし落語家ではない
3代初代三波伸介1970年12月20日 - 1982年12月26日※2※3 なし落語家ではない
4代5代目三遊亭圓楽1983年1月9日 - 2006年5月14日※41965年※1 - 1969年3月30日/1970年6月21日 - 1977年3月27日2008年にもスポット出演あり
5代桂歌丸2006年5月21日 - 2016年5月22日1966年5月15日 - 1969年3月30日/1969年11月9日 - 2006年5月14日※5

※1:『金曜夜席』時代

※2:三波はこの年の12月8日に急逝したため、年末特番体制を前倒しして乗り切った。

※3:三波の急逝に伴い、1983年の正月特番ではピンチヒッターとして愛川欽也起用。視聴者の評判はよく、そのまま正式な司会就任を要望されるも落語家をまとめる重責から断っている。同様のオファーは東八郎山城新伍、三波の盟友である伊東四朗にも出されていた。

※4:5代目圓楽は『金曜夜席』時代初期にも大喜利のみ司会を務めたが、カラー化前に自らの希望で回答者に回り、司会を談志に交代した。

※5:歌丸は2016年の勇退後、終身名誉司会者として遇され、逝去するまで勤めた。その後、死去に伴って永世名誉司会に変わった。だが他の司会者を差し置いて名誉職として置かれたため、この歌丸に対する特別待遇には賛否が上がっていた(3代目司会の三波と4代目司会の圓楽は歌丸より司会就任期間は長い)。2021年末に三平が、2022年初頭に円楽が事実上立て続けに卒業となった後も歌丸はオープニング及び出演者として名前が載り続けていた。その後、2024年3月に木久扇が勇退。番組開始当初のメンバーではなかったが歌丸より長い年月笑点に出演していた木久扇は勇退後、終身名誉解答者などの称号を与えられる事なくオープニングや出演者から外された。それに影響したのか歌丸もオープニング及び出演者から外れる事になった(ただしアナウンス無くオープニング及び出演者から外れたため、名誉司会者の役職も外されたかは不明)。


回答者


レギュラー

また、3代目司会者の三波伸介以来40年ぶりに出演中に死去したメンバーとなった。(大喜利回答者としてなら前述の小圓遊以来だが、他の2人とは異なり病気療養で休演中での死去であった。)

  • 古今亭朝次…のちの7代目桂才賀(二ツ目でメンバー加入した最後の出演者。)
  • 2代目林家三平…レギュラー出演前、笑点40年スペシャルの兄弟師弟大喜利に出演していた。(この時の高座名は林家いっ平だった。)

ゲスト(2006年以降の6枠制のレギュラー大喜利のみ)


斜体文字は落語家以外のタレント。


※2022年から2023年初頭に6代目円楽の代理を務めた(後に2022年9月30日に逝去して自動的に番組を卒業し、一之輔が加入するまで正式にゲストの枠となった)2枠のゲスト回答者の座布団枚数は前回の出演者の枚数を引き継いだ。


名前(業種名)出演日付代役対象者理由備考
長州小力(お笑い芸人)2006年1月1日(大笑点内の『夢の大喜利』にて)歌丸5代目圓楽が病気休場による長期離脱中により、司会代理を暫定的に務めていたため番組内の予選大喜利トーナメント(決勝は笑点の名場面から出題される早押しクイズであった)を勝ち抜き、1日限りの大喜利メンバーとなり、木久扇と6代目円楽の間に座った。問題は1問のみ
春風亭昇太2018年4月1日、2021年5月9日6代目円楽昇太が司会在任中だったが、特別企画で1日限りで代わって大喜利の司会を務めたため前者はエイプリルフール、後者は番組放送開始55周年記念の一環として特別企画が実施された
山田隆夫(座布団運び)2019年8月18日6代目円楽脳腫瘍により長期離脱(後に同年8月25日の『24時間テレビ』及び10月6日放送分より復帰)2問目で回答した直後に一瞬だけ勝手に着席した後、たい平によって強制退場された。
春風亭昇也2019年9月8日、2022年8月21日6代目円楽前者は脳腫瘍により長期離脱(後に同年8月25日の『24時間テレビ』及び10月6日放送分より復帰)、後者は脳梗塞で入院し長期休演(後に2022年9月30日に逝去)昇太の直弟子。
立川晴の輔2019年9月15日、2022年7月17日立川談志の孫弟子(志の輔の弟子)。談志降板後の門下では初めての出演者。上述の通り、2024年4月7日より同年3月31日に卒業した木久扇に代わる正規メンバーとして加入
佐々木希(ファッションモデル、女優)2020年8月23日(『24時間テレビ』にて)2代目三平扁桃腺の腫れのため生放送を休演2問目のみ2代目三平の席に座って回答者として参加
2代目林家木久蔵2021年7月4日木久扇左足大腿骨の骨折により長期離脱(後に同年7月25日放送分より復帰)木久扇の直弟子であり息子。本人の黄色い着物を借りて着用したため、寸足らずとなった
同上2022年12月18日(6代目円楽)(2022年9月30日に逝去して、同時に自動的に番組も卒業になったため、正式に空席となった)父であり、師匠でもある木久扇と共演。この回は自前の黄色い着物を着用。ちなみに翌週25日放送分は、2022年最後の通常放送だったため、ゲスト回答者は不在となり、その席には2代目木久蔵が終了時に獲得した4枚の座布団が積まれていた
春風亭小朝2021年7月11日木久扇左足大腿骨の骨折により長期離脱(後に同年7月25日放送分より復帰)
同上2022年2月20日、11月6日6代目円楽脳梗塞で入院し長期休演(後に2022年9月30日に逝去)11月6日は6代目円楽逝去後に放送
6代桂文枝2021年7月18日木久扇左足大腿骨の骨折により長期離脱(後に同年7月25日放送分より復帰)
同上2022年7月31日、8月7日6代目円楽脳梗塞で入院し長期休演(後に2022年9月30日に逝去)この2回は、好楽も新型コロナウイルス感染に伴い休演していたが、代役は設けず、空席となった
桂文珍2022年2月13日6代目円楽脳梗塞で入院し長期休演(後に2022年9月30日に逝去)前週の2月6日放送分では代役は設けず、空席となった
笑福亭鶴光2022年3月13日、10月2日、10月16日10月2日以降の放送回は6代目円楽が逝去後に放送された
柳亭市馬2022年3月20日落語協会会長(当時)
月亭八方2022年3月27日現在の月亭一門総帥
桂竹丸2022年4月3日『昇太の永遠のライバル』と紹介された
5代目桂米團治2022年4月10日桂米朝の実子でもある
3代目桂南光2022年4月17日、4月24日桂枝雀の惣領弟子
桂米助2022年5月1日かつて座布団運びとして出演経験あり。この日の大喜利は、笑点56周年企画ならびに6代目円楽へのエールとして、米助を含めた出演者全員が紫色の色紋付を着用した
立川志らく2022年5月15日、5月22日かつて番組を批判したことがあったが、6代目円楽から新幹線内であんぱんをもらったことへの恩返しとして出演に踏み切った
同上2023年1月22日、1月29日(2022年9月30日に逝去して、同時に自動的に番組も卒業になったため、正式に空席となった)
橘家文蔵2022年5月29日脳梗塞で入院し長期休演(後に2022年9月30日に逝去)
鈴々舎馬るこ2022年6月19日元レギュラー・5代目鈴々舎馬風門下。
桂三度2022年6月26日6代桂文枝門下。
月亭方正2022年7月3日、7月10日月亭八方門下。
柳家わさび2022年7月24日
瀧川鯉昇2022年8月14日
菅野美穂(女優)2022年8月28日(『24時間テレビ』にて)落語家以外のタレントがレギュラー大喜利に全編参加するのは、長州小力以来約16年9ヶ月ぶりで、女性タレントとしては放送上、初のレギュラー大喜利全編参加
蝶花楼桃花2022年9月4日春風亭小朝門下。レギュラー大喜利では女流落語家として初出演で、女性タレントとしては全編参加は2人目
立川生志2022年9月11日
三遊亭白鳥2022年9月18日
春風亭一之輔2022年9月25日上述の通り、2023年2月5日より前年の9月30日に逝去した6代目円楽に代わる正規メンバーとして加入
林家菊丸2022年10月23日(6代目円楽)(2022年9月30日に逝去して、同時に自動的に番組も卒業になったため、正式に空席となった)この回は木久扇が85歳の誕生日を迎えたことを記念して、2問目以降、が回転して『祝85歳』の文字に木久扇のイラストが添えられた特別仕様となった
桂雀々2022年10月30日南光の弟弟子
桂文治2022年11月13日、11月20日彼の出身地である大分県内で公開収録が行われ、11月20日放送分では宮治が9枚目の座布団を獲得した際、9枚目を表す白い『リーチ座布団』がお披露目された
瀧川鯉斗2022年11月27日瀧川鯉昇門下。
月亭八光2022年12月4日月亭八方の直弟子であり息子。この回は宮治が初の座布団10枚を達成し、10枚目を表す、通常より厚みのある金の座布団がお披露目された
三遊亭王楽2022年12月11日好楽の息子で、尚且つ、5代目圓楽最後の弟子で、好楽と親子で共演。
3代目柳亭小痴楽2023年1月15日元レギュラー・初代小痴楽こと2代目春風亭梅橋の甥弟子(現師匠の柳亭楽輔、元師匠で実父の5代目柳亭痴楽はともに4代目痴楽門下では初代小痴楽の弟弟子)。

座布団運び

  • 三升家勝松…のちの4代目桂文字助
  • 石井伊吉(毒蝮三太夫)…初期に本名名義で出演 笑点50周年直前の2016年5月8日でなんと46年ぶりの出演を果たした。
  • 三遊亭笑遊…のちの5代目三遊亭圓遊
  • 初代三笑亭夢丸(回答者の夢丸とは別人の可能性が高い。)
  • 小野千春
  • 桂米助(ヨネスケ)…現在も真打・襲名披露口上などで芸協参事としてしばしば出演し、上述の通り2022年5月1日にも6代目円楽の代役でレギュラー大喜利に回答者としてもゲスト出演している。
  • 松崎真…元々は悪役俳優 2015年に死去していた。











色紋付編集

大喜利メンバーは全員色紋付を着用している。立川談志時代は1968年の冬から数ヶ月のみ着用していたが、前田武彦時代以降カラーテレビの普及に伴い、カラー映像の色調整の意味合いもあって色紋付が定着した。

色は用意されたものを各メンバーが適当に選んだものがそのまま定着した。

三波伸介、5代目三遊亭圓楽それぞれの司会時代はカラーテレビ時代として「誰にでもわかりやすい色遣い」が強く意識されていた頃であり、この時に加入した新メンバーは降板したメンバーの色紋付を引き継いでいたが(小圓遊の急逝により加入した古今亭朝次(現:桂才賀)を除く)、前述通り、昇太加入時から着物の色は前任を引き継がず新しい色が使われるようになり、色名が公表されるようになった。強いて言えば、前任に近い色で定着している(但し、桂宮治の若草色は桂歌丸の解答者時代の色紋付を復活させただけ)。理由としては、出演が長期に渡る前任者の後釜という重圧を避けるためとされる。

なお、昇太時代に加入した新メンバーはお披露目は黒の袴で登場し、翌週以降に色紋付で登場する。


現在のメンバーの紋付の色編集

メンバー色紋付備考
春風亭昇太
三遊亭小遊三水色
春風亭一之輔濃紺5代目圓楽が着ていたものより若干がかっている
林家たい平オレンジ師匠こん平から受け継いだもの
立川晴の輔鳥の子色
三遊亭好楽ピンク一度降板する前の一時期のみ水色
桂宮治若草色歌丸が回答者・司会者初期時代に着ていたものより若干黄色みが強い
山田隆夫朱色初期は赤紫色

過去のメンバー編集

メンバー色紋付備考
前田武彦紅色色紋付第1号
三波伸介初期は前司会者・前田武彦から受け継いだ紅色
5代目三遊亭圓楽紺色回答者時代は薄紫
桂歌丸若草色2007年9月9日から深緑に変更される
4代目三遊亭小圓遊濃水色座布団運びアシスタントの三遊亭愛楽の色紋付に近い色?
  • 6代目三遊亭圓窓
  • 三笑亭夢之助
  • 7代目桂才賀
ピンク
林家こん平オレンジ初期は茶色
林家木久扇黄色初期は
6代目柳家つば女オレンジ山吹色に近い?
6代目三遊亭円楽薄紫師匠5代目圓楽から受け継いだもの
2代目林家三平丁子色
松崎真紅赤色(洋紅色)

過去の座布団運びアシスタント編集

メンバー色紋付備考
三遊亭愛楽淡い初期は灰色



派生番組編集

BS日テレで派生番組が放送されている。

笑点なつかし版編集

BS日テレで毎週火曜日と水曜日に放送される。

笑点デラックスの後継番組で、数度の改変を経て、現在は火曜日には桂歌丸司会時代が、水曜日には5代目三遊亭圓楽司会時代が放送される。

ただし、一部の回答や出演者挨拶がカットされたり、当時の放送と回答順が入れ替わって編集されている回がたまにある。


笑点 特大号編集

毎週水曜日にBS日テレで放送。

ディレクターズカットの大喜利や新撮の演芸などが放送される。若手大喜利もこの番組でよく放送され、春風亭吉好師匠が出演したこともある。


BS笑点ドラマスペシャル編集

BS日テレで2017年より1~2年に1作のペースで放送される単発スペシャルドラマシリーズ。

笑点歴代出演者のうち1人の半生をフィクション混じりに描いたもので、各回の登場人物はほぼ共通しており(初代林家三平(演中尾明慶小手伸也)のように途中でキャストが交代となっている例もある)、旧作の映像が後作で流用されることもある。

放送時点の笑点メンバーも春風亭昇太が小里光プロデューサー役で出演しており、回答者や座布団運びもエキストラナレーターとして出演している。また、主人公が存命の回は、冒頭で本人が案内役を務めている。


これまでに主役として取り上げられたメンバーは次の通り。

入門から『金曜夜席』レギュラー抜擢迄。

冨士子夫人を水川あさみ、4代目桂米丸を渡辺いっけい、三遊亭金遊(4代目小圓遊)を松尾諭が演じている。

  • 2019年1月:5代目三遊亭圓楽(主演:谷原章介

入門から『笑点』4代目司会者就任まで。

和子夫人を貫地谷しほり、6代目三遊亭圓生を佐野史郎、三遊亭楽太郎(6代目円楽)を塚本高史が演じている。

  • 2020年1月:初代林家木久蔵(主演:柄本時生

入門から木久蔵ラーメン開業まで。

睦子夫人を成海璃子、8代目林家正蔵(彦六)を橋爪功清水崑を時生の実父・柄本明が演じている。

  • 2022年1月:7代目立川談志(主演:駿河太郎

入門から落語立川流創設まで。

小ゑん→談志を演じた駿河太郎は、笑福亭鶴瓶の長男にあたる。

則子夫人を篠田麻里子、3代目古今亭志ん朝をマギー(元ジョビジョバの俳優)、5代目柳家小さんを角野卓造が演じている。


余談編集

タイトル編集

この「笑点」という番組タイトルは

放送開始当時の高視聴率TVドラマにして、北海道旭川市の作家・三浦綾子小説氷点」をもじって名付けられたという。


放送事故編集

1987年6月28日、笑点の前座枠にて放送された『NNNニューススポット』のオープニングで笑点のテーマが流れる放送事故が発生した。なお、この日の笑点は特別編成のためニュースが終了した後の15時から放送されることとなっていたため、ミキサー室のミスで発生したものとみられる。(※本来『NNNニューススポット』のオープニングで流れる曲は黛敏郎作曲の『NNNニュースのテーマ』である。)


大喜利の座布団編集

笑点の座布団は一般の座布団より重く作られており、重ねて座った際に崩れにくくなるようになっている。そのため、座布団運びでまとめて数枚持って行く場合、特に没収時は結構な重量になるという。その座布団の価格は高級ちりめんで作られていることもあって、約36000円である。


上方落語と笑点編集

笑点の大喜利は江戸落語の噺家でメンバーが固められているが、演芸コーナーでは関西の漫才師が度々登場することからも分かる通り江戸落語の業界の排他性は番組内においてはある程度薄められている。(上方落語にも上方落語協会はあるが、江戸落語と異なり儀礼的組織で興行は芸能事務所に所属して芸能事務所が執り行う。上方落語家が漫才師やその他のお笑い芸人との垣根が低いのはこのためである)。また正月のスペシャル番組や上方落語家と笑点メンバーの選抜組とがチーム対抗する東西大喜利対決も行われており、6代目円楽が病気休場による長期離脱をした後(後に2022年9月30日に逝去)の2022年2月13日より、レギュラー大喜利で週替わりに出演するゲストの中にも、上方落語家が時々出演している。

また、笑点の司会席はもともと見台膝隠と呼ばれる上方落語の道具である(江戸落語では邪道とされる)。

なお上記にもあるが上方落語のお膝元である関西地区では「笑点」の地方収録は行われていない。


関連タグ編集

テレビ番組 落語 座布団一枚

TOKIO(ジャニーズ):グループで2005〜2008、2014、2016年にゲスト出演しており、大喜利レギュラーメンバーとの大喜利対決では6戦全勝している。

ナポレオンズ:演芸コーナーで最多出演を誇る。

綾瀬はるか:昇太政権にて、正月スペシャルで毎回共演している。


笑点のコラボタグ一覧編集

松点:おそ松さんとのコラボタグ

笑点×ラブライブ:ラブライブ!シリーズとのコラボタグ

アイマス×笑点:アイドルマスターとのコラボタグ

NARUTO×笑点:NARUTOとのコラボタグ


その他は笑点パロというタグを参照


笑点のネタ編集

笑点メンバー罵倒集

歌丸ジェノサイド:5代目司会の桂歌丸師匠が全員の座布団をすべて没収する行為。

ブラック団:6代目三遊亭円楽師匠が林家たい平師匠と春風亭昇太師匠を巻き込んで半ば強制的に結成した集団。

死亡ネタ:笑点で歌丸をいじるにあたって出たネタの1つ。

やるかジジイ:笑点で楽太郎師匠が歌丸師匠を罵倒するときによく放ったセリフ

チームマカロン:笑点で三遊亭好楽師匠と桂宮治師匠がマカロンの色に似ていない?となり、林家たい平師匠がその色でマカロンを作って持ってきて、その2人を巻き込んで半ば強制的に結成させた集団。



外部リンク編集

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