やるかジジイ
やまだくんえんらくさんのみんなもっていきなさい
6代目三遊亭円楽(前名:楽太郎)は桂歌丸が隣の席の回答者だった頃から「ハゲ」だの「死体」だの暴言や弄りが絶えず、その度に「腹黒」と言い返されたり、当時司会だった自分の師匠に飛び火したり、逆に先手を打たれやり返したりと応酬が絶えなかった。このやり取りは歌丸が司会になってカウンターが座布団の没収になってからも変わらなかったが、その中にあったのが「やるかジジイ」である。
因みにこの弄りネタを最初に持ちかけたのは歌丸師匠ご本人の方から。
当時新入りで(また加入6年後には自分の師匠が司会になったこともあって)主に日和見キャラだった楽太郎に対し、今後はどう場を沸かすか悩んでいたところに「俺のことをネタにしていいから」と持ちかけてくれたそう。以降度々ネタにしては、収録後に舞台裏で謝罪していた。…しかし本項の「やるかジジイ!」を初めて使った時(下記の「先輩に逆らって…」)は収録後、さすがにマジギレされたらしい(実際、回答が出た直後に歌丸は怒って見台を乗り越えて楽太郎の席の近くまですっ飛んでいき、楽太郎はあまりの勢いに思わず自分の席を離れ、舞台袖(山田のいる方)まで逃げ出していた)。
尚、この台詞が出た場合、円楽は殆どが座布団大量没収に至った(場面次第で没収された座布団が少数だったり、そもそも座布団が全くないためスルーや愚痴・貶し文句でやり返すだけだったことも多い。1枚もない場面で弄られた歌丸が「(座布団を)取りたくても取れない」と嘆いたり、「帰って貰って」と帰らせようとしたこともあった)が、この台詞で「歌丸ジェノサイド」と呼ばれる全員一斉の総没収が発動したのはたった1回だけである。また、落語家の桂竹丸は「すいませんけど『やるかジジイ』は答えじゃないんですよ」と楽屋で円楽に言っていた。
- 楽太郎「押守!誰でもいいからかかってこい!」→歌丸「すごいねぇ!」→楽太郎「やるかジジイ!」
- 楽太郎「(「北斗の拳」のケンシロウに扮して)歌丸!お前はもう死んでいる!」→歌丸「なぜだ!」→楽太郎「うるせえ!やるかジジイ!」→たい平「子供の喧嘩だよ」→歌丸「ただ、ただ自分の、自分の腹にあること言ってるだけじゃねーか。山田くんみんな持ってっちゃえ!」
- 楽太郎「先輩に逆らって何が悪いんだ!」→歌丸「悪いさ!」→楽太郎「やるかジジイ!」→歌丸「何だと!てめぇ!(楽太郎に詰め寄る)」→楽太郎「(逃げる)」→歌丸「(立ち去る)」→楽太郎「あそこ飛び越えてきたよ」→小遊三「今早かったねぇ」→歌丸「山田くん、楽さんの全部持ってって(総没収)」→好楽「ほらぁ…」
- 楽太郎「(補導された不良少女に扮して)私たちブラック団3人でお年寄りをカツアゲしてごめんなさーい」→歌丸「それだけじゃないだろ!?」→楽太郎「やるかジジイ!」(このあと詰め寄ろうとして前回腰を痛めたことを思い出し、思い止まった模様)
- 楽太郎「まあ私のとこじゃないんですが、知り合いでは(女房のことを)『やるかババア!』って呼んでます」→歌丸「どうして?」→楽太郎「どうしてってお宅じゃないですか!」
- 昇太「今私にできることは、歌丸師匠を尊敬することです」→歌丸「できないことは?」→昇太「そんな師匠に向かって『やるかジジイ』と言うことです」→1枚没収→楽太郎「『やるかジジイ』って言ってみ」→昇太「『やるかジジイ』…意外と言えるね」→昇太がさらに1枚没収
- 楽太郎「時々、幾ら先輩でもやってやろうかと思う時ありますよね」→歌丸「あるある」→楽太郎「やるかジジイ!」→歌丸「お上手お上手」
- 昇太「(冬眠明けの熊に扮して)あーあ」→歌丸「よく寝たかね?」→昇太「僕くまのプーさん、あんたハゲのじーさん」→楽太郎「(冬眠明けの熊に扮して)くぁー」→歌丸「よく寝たかね?」→楽太郎「うるせぇな、俺は寝起きが悪いんだから、やるかジジイ!」→歌丸「山田くん、楽さんと昇太さんの全部持っていきなさい!(総没収)」
- 楽太郎「ほーら白エビが獲れた!白エビが大漁だ!」→歌丸「凄いね!」→楽太郎「この白エビ食えば腹も白くなるかな?」→歌丸「まあ無理だね」→楽太郎「やるかジジイ!」→歌丸「楽さんどうしたの?脚崩したりなんだりして」→楽太郎(座布団ないから脚が)痛いの!」→歌丸「え?」→楽太郎「痛いの!!」→歌丸「脚が?医者行った方がいいんじゃない?」
- 楽太郎「婆さん、何度もすまんけど、(たい平と)2人が敷いてた座布団知らんかね?」→歌丸「さあ見かけませんでしたね」→楽太郎「やるかババア!」→歌丸「あんたたち2人は当分座布団ないね」
- 楽太郎「俺さ、司会者に逆らってるからいつも座布団ねぇんだよ」→歌丸「無鉄砲だね」→楽太郎「やるかジジイ!?」→1枚没収
- 歌丸「メンバーの皆さんね、今年自分が犯した罪をですね、あたくしですとか視聴者の皆さん方に詫びて下さい。あたくしが『それだけじゃないだろ!』と怒りますので、更に続けて頂きたいのです」→楽太郎「だって反省することないもん」→歌丸「今年自分が犯した罪」→楽太郎「いや、ないもん」→歌丸「山田くん、2枚持ってきなさい!」→楽太郎「やるかジジイ!」→歌丸「山田くん、もう1枚持っていきなさい!」
- 楽太郎「ダメだ…幾らやっても何年やっても、ちっとも落語が上手くならない」→歌丸「(妻に扮して「あんたって不器用ね」と言う所を)本当にあんた下手だよな、この頃な!あのね、あんたの落語ってのは荒削りでダメだよ。もっと丁寧にやんなきゃダメよ!?」→楽太郎「こら!やるかジジイ!?そんなに言わなくたっていいじゃない!」
- 楽太郎「(西部劇のガンマンという設定で)俺のこと腹黒と言ったのはてめえか?」→歌丸「それがどうした!」→楽太郎「やるかジジイ!」→歌丸「…えー、(次回円楽を襲名するため)楽太郎最後の大喜利でございました」
~ここからは6代目円楽~
- 円楽「(闘争心剥き出しの表情)」→歌丸「どうしたの?」→円楽「やるかジジイ!」→1枚没収
- 円楽「(パンチを繰り出しながら)この野郎!」→歌丸「どうしたの?」→円楽「やるかジジイ!」→昇太「(パンチを繰り出す)」→歌丸「どうしたの?」→昇太「師匠の悪口を言うな!」→歌丸「山田くん、円楽さんの1枚取って昇太さんにやってくれ」
- 歌丸「(織田信長に扮して)おのれ、裏切ったな!」→円楽「うるせえ!やるかジジイ!」
- 歌丸「(剣道の稽古という設定で)みんな、かかってこい!」→円楽「よし、みんな立て立て…やるかジジイ!」→好楽「おいおいおい…馬鹿野郎」→歌丸「山田くん、全員のみんな持っていきなさい(全員一斉ジェノサイド発動)」
…と、使用回数が多い。
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