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死亡ネタ

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しぼうねた

死亡ネタとは、二次創作で登場人物が死んでしまう作品のこと。転じて、笑点の不謹慎ネタの一つのことを指すこともある。

曖昧さ回避

  1. 二次創作で登場人物が死んでしまう作品のこと。→死ネタ死にネタ参照。メイン画像はこちらのものを使用。
  2. 転じて、笑点の不謹慎ネタの1つ。Pixivではほとんどこの意味では使われないが、本稿で述べる。

笑点における死亡ネタ

桂歌丸は生前、主に6代目三遊亭円楽に笑点でいじられることが多く、特に2006年の司会就任後は、メンバー全員からいじられることが多くなった。その中にあったのが死亡ネタであり、このネタを出すと大概は座布団を没収されることになる他、両隣を巻き込んだ事も度々あり、場合によっては遺体が喋った!などのように歌丸ジェノサイドのトリガーになったこともある。

なお、2016年の歌丸司会勇退及び死後も、たびたび円楽の口から死亡ネタが出ていた他、死亡ネタ自体は歌丸相手に限ったものでも円楽の専売特許でもなく、例えば三遊亭好楽は昔を懐かしむお題の際に他の物故者と共に歌丸の名も一緒に語る遠回しなネタを出していたし、三遊亭小遊三も何かに対して「○○ぼう」でしめるお題で昇太からの「お隣さんです、単細胞」という回答を皮切りに貧乏(好楽)、泥棒(小遊三)と順に回答を振られた結果、歌丸を指して「お隣さんです。死亡」という回答を出した他、後任の春風亭昇太は、司会就任後から結婚まで主に林家たい平から孤独死ネタを度々出されていたし、逆に歌丸自身も当時司会だった三波伸介5代目圓楽の死亡ネタを出したり、そもそも問題からして墓石の陰にいる先祖とのやり取りだったり遺影を抱えた未亡人の呟きだったりと、故人や幽霊に関するネタが出されることも多々あったし、更には前座で出演したお笑い芸人の鉄拳は、ネタの切り出しから番組名の異字同音ネタで「昇天」を取り上げ、口から魂が出た出演者の姿を描いている

誤解しないでいただきたいのは、六代目円楽の歌丸に対する死亡ネタは大喜利における円楽の腹黒キャラとして、歌丸から了承の上でネタを活用していた点である。

大喜利メンバーとして加入した直後の六代目円楽(当時は三遊亭楽太郎)は日和見キャラを模索していたがなかなか良い回答が出せず悩むようになっていた。それを見た歌丸が1980年に急逝した好敵手・4代目三遊亭小圓遊以来の罵倒合戦の相手を探していたこともあって「俺のことをネタにしていいから」と助け舟を出したことが、死亡ネタを含む歌丸・六代目円楽(楽太郎)罵倒合戦の発端であった。

そうでなければ、円楽が収録後に毎回歌丸に謝罪したり、逆に客の受けが良かった罵倒ネタで歌丸が円楽を舞台裏で褒めることがあったり、円楽が歌丸を第三の父親と慕って稽古を請うたり二人会を行ったり、円楽の六代目襲名にあたって歌丸が後見役として奔走したり、叶うことはなかったが円楽が歌丸を人間国宝にしようと真面目に動いたり、ましてや歌丸の死後も遺された弟子達を気にかけ続け、などといったことはあり得なかった。

長年に渡って深い信頼関係を築き上げたからこそ許されたネタだったのである。

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