曖昧さ回避
- 日本テレビのテレビ番組『笑点』の大喜利コーナーにおける、6代目三遊亭円楽(結成時:三遊亭楽太郎)を筆頭としたグループ。本項で解説する。
- 『鉄人28号』に登場する組織。
- 『忍者部隊月光』に登場する組織。
- 『超人キンタマン』に登場する組織。
概要
ブラック団とは、桂歌丸司会時代に降臨した不良g…仲よし集団である。
事の発端は、大喜利メンバーの三遊亭楽太郎(後の6代目三遊亭円楽)が、大喜利の新メンバーとして林家たい平と春風亭昇太の両名が迎えられた際に、(半ば強制的に)3人で集団を組んだことである。結成当時は、大喜利メンバーの中では年少の者で構成されていたため「ヤングチーム」とも呼ばれており、2007~2012年の年末スペシャルにおけるチーム対抗大喜利では実際にこの3人でチームが組まれた。
そして2006年7月30日放送の第2027回において楽太郎の挨拶時に名前が発表された。
「我らヤングチームもだいぶ定着をしております。そこで、愛称を募集致しましたらば、今回決定を致しました。我々の3人のグループ名は…『ブラック団』です。私が団長、そしてたい平がリーダー、そして昇太がキャプテンでございます」
伝説の始まりであった。
活動内容
主に円楽(楽太郎)が両隣の席の2人を巻き込んで当時の司会者である桂歌丸をいじる回答を出し、仲よく座布団を没収されるのがオチ。しかし円楽以外は基本的に乗り気ではない。またメンバー間でのいじり合い(なおそれぞれのいじりポイントは円楽(楽太郎):インテリだけど腹黒ネタ・友達いないネタ、昇太:結婚できないネタ・滑舌ネタ・身長ネタ、たい平:恐妻家ネタ・昔の浮気ネタ・出身地の秩父ネタなど)の結果巻き添えやとばっちり(いじられた側だけが没収される)で座布団を没収されることや、メンバーの誰かが隙を見せるやいなや他の者が素早くそのメンバーの席から座布団を奪い取ることも多く、ぶっちゃけ仲間割れも相当多く見られた。一方で3人で悪ふざけをしてはいわゆるハーフジェノサイドを食らうことも多い(ちなみに、一度だけ(2008年8月17日放送の第2128回)昇太ではなく三遊亭小遊三と楽太郎&たい平の組み合わせで食らったことがある)。
2016年5月に司会者の歌丸が笑点を引退し、メンバーだった昇太が後任の司会者に就任したことでこの3人でのブラック団の活動はなくなった。ただ、その後もこのメンバーで行われる落語会の名称に「ブラック団」の名が使われるなどの名残が見られる。
同時に2代目林家三平が新メンバーに迎えられ、円楽がその回の挨拶で三平を新たにブラック団へ加入させることを仄めかす発言をしてはいたものの、その後3人が結束・同調したような回答はほとんどなかった。代わりに、2017年6月11日放送の第2568回の2問目において林家木久扇が、自身の「笑点のギャラ上げなどメンバーへの待遇改善を訴える」内容の回答を踏まえて「笑点労働組合」の結成を提案し、これに小遊三以外のメンバーが事実上合流して、いじりや風刺ネタをパワーアップさせて昇太を振り回した。
そのうちに2018年にターゲットであった歌丸が死去、その後三平が2021年いっぱいで卒業し、さらに円楽も2022年に病気による長期休演の末に死去したため、事実上の解散となった。
同時にほぼ入れ替わる形で三遊亭好楽と新メンバーの桂宮治による「チームマカロン」が結成され、宮治とたい平、それに2023年2月に円楽の後任として加入した春風亭一之輔が昇太をいじる回答を出して座布団を取られるなど、ブラック団の名残を感じさせる展開が見られる。
なお2020年1月19日放送の第2694回では、たい平のスリッパを使った打ち上げ花火ネタに他2人が便乗して全員1枚ずつ没収→3人でスリッパを帯に挟んで扇子ホルダーにする、という流れが見られた(★)ほか、2021年1月10日放送の第2743回では、この3人に好楽を加えた4人で同様に木槌を使った打ち上げ花火ネタをやり、やはり全員1枚ずつ没収されている(★)。
なおこうした点から、「かの三悪を彷彿とさせる」と語るファンもいたりする。
メンバー
6代目三遊亭円楽
団長。全ての元凶である。
主な手口は言わずもがな、歌丸の悪口(ハゲ、「やるかジジイ!」などの暴言、死にネタetc…)。有名な歌丸ジェノサイドを最初に発動させたのも彼である。また自身の回答で歌丸ジェノサイドを発動させる時はたいてい自身の座布団の数が少ない時なので、きっかけの多さに反して歌丸ジェノサイドによる総没収枚数はメンバー中最少だったりする。このあたりにも彼の腹黒さが表れているといえる。
なお2014年6月1日放送の第2417回及び2015年7月19日放送の第2474回では歌丸の病気休演のため司会代行をしたが、そこでは好楽を「圓楽になれなかった人」呼ばわりしたり、昇太がいい回答を出しても「座布団が貯まりすぎてね、爺さんに怒られるからね」と無茶苦茶な理由をつけて没収したり、たい平&昇太が空いている自分の席を小道具を置く「荷物置き場」にすると「それじゃもう1枚高くしといてそこ」と座布団を置かせたりとやりたい放題の暴君と化し、しかも最後には2回とも自分の席だけ9枚で他のメンバー全員を更地にするというとんでもない状態にして終わらせた(①②)。
「いいじゃねーかよ、司会者なんだから。権力ってのはこういう風に使うもんなんだよ。ジジイ戻ってきて驚くぞ~」
ただ、歌丸勇退後にエイプリルフール企画として一度だけ昇太と入れ替わりで司会をやった第2606回(2018年4月1日放送)では、「この先ずっと円楽さんの司会で見たい」と視聴者から声が寄せられるほどの名司会者ぶりを見せた。もっとも自分の席に座った昇太に座布団を与えまくって9枚まで増やし、最後に「いいんだよ9枚で。もし戻らされたら俺9枚から始めれば…」と発言していたが。
林家たい平
リーダー。ブラック団所属でありながら自分から進んで歌丸をいじった印象は薄いが、実は座布団がない時は割合ネタにしてたりする(「はー、ヘッドがライトになってるのか」etc…)。歌丸いじりの印象が薄いのは、師匠の林家こん平譲りの山田いじりを多用しているためと思われる。
しかし手口が無駄にクオリティの高い打ち上げ花火や動物やふなっしーの物真似・音真似・鳴き真似、美声を活かした歌(特に自身のCD「芝浜ゆらゆら」が発売された頃は、これを歌っては座布団を没収されたり座布団運びの山田隆夫にどつかれたりしていた)であるため、彼が自身の座布団没収はおろか、他メンバーを巻き添えにしての没収や歌丸ジェノサイドのトリガーになることも。昇太同様6代目円楽の巻き添え・とばっちりジェノサイドが多いが、歌丸の正式な司会者就任・昇太加入の頃(たい平はその約1年半前から休演中のこん平の代役扱いで出演していた。歌丸も正式に司会者に就任するまでの約半年間は休演中の5代目圓楽の司会代行扱いだった)には、6代目円楽に振られてもまんまと乗ってしまい巻き添え没収を食らう昇太に対し、勘よく危険を察してさっさと逃げ出し巻き添え没収を逃れたり、円楽いじりネタで取り返すことが多くなった。
春風亭昇太
キャプテン。ブラック団はおろか、笑点メンバーにおいても一番おとなしくまともな人。さらにいえば、木久扇(木久蔵)ともども歌丸ジェノサイドのトリガーとなったことが一度もない(※)が、頻度こそ低いもののたまに繰り出す歌丸いじりは円楽に次ぐほどひどかったりする(「はいはいお爺ちゃん、◯◯しましょうね~」など)。
歌丸ヨイショネタでチマチマと座布団を稼ぐことも多いが、メンバー歴の浅さのためか他の誰かの巻き添えやとばっちりで座布団を没収されることの方が多く、座布団を没収される際「知らないでやっただけなのに!」「えー、なんでー!?」と大声で抗議したり、座布団にしがみついて無駄な抵抗をする(これは他のメンバーのも含め、回答が出た直後から没収を予見してやることも)ことも多かった。しかしその一方で、上記の通りたまに円楽に負けないほどの強烈な歌丸貶しをかましたり、また「カミカミ王子」の異名があるように滑舌が悪く、回答を言う時に噛んでしまい自ら座布団を返納することも多かった。なお、歌丸ジェノサイドによる巻き添えの総没収枚数は2位のたい平に11枚もの差をつけて堂々の1位だったりする。
「(歌丸の「お前そろそろ帰ったら?」に対して)お前そろそろ死んだら?」
また2010年10月10日放送の第2236回では「自分以外の座布団を全部没収する」という回答を出した結果、本当に歌丸が実行してしまったという『間接的昇太ジェノサイド』を(図らずも)発動させて「本当にやるとは思わなかった」と言わんばかりに動揺した上、慌てて席を立った所を円楽に思いきりどつかれ、さらに締めの挨拶の所では小遊三にカツラを投げつけられ、円楽に自分の座布団を揺らされてその上から転げ落ちるなど他のメンバーから袋叩きにされていた。
※なお木久扇(木久蔵)は直接のトリガーになったことこそないが、2009年3月29日放送の第2158回において好楽に振られる形で雨乞い師ネタをやったことで、歌丸ジェノサイド発動に至ったことがある。また、時代劇風寸劇ネタや歌ネタの「ミネソタの卵売り」などで、歌丸が全員一斉ジェノサイドを発動するまでの流れの形成に絡むこともしばしばあった。
歌丸の後任として司会者になってからは事実上脱退となったが、ブラック団の流れを汲む労働組合メンバーからのいじりや自由な解答に振り回されては座布団をとる流れが定番となった。
迷言集
竹笊を手に安来節を歌いながら一言★
楽太郎「ブラック団で、三人衆(両隣を促す)」
楽太郎&たい平&昇太「あらエッサッサ~ィ!(泥鰌掬いの仕草)」
歌丸「何やってんの?」
楽太郎「歌丸の骨拾ってんの」
たい平&昇太「わー!(慌てて笊を投げ捨て、必死に無関係アピール)」
歌丸「…山田くん、3人の全部持ってきなさい」
昇太「えー!(楽太郎に対して)なーんで(巻き込むんですか)…w」
レジ袋を手に一言★
円楽「(両隣に対して)3人さ、泣きながら手伝って。かわいそうになあ(泣)
(目の前の何かを拾ってレジ袋に入れる仕草)」
昇太&たい平「はい。はい(円楽と一緒に目の前の何かを拾ってレジ袋に入れる仕草)」
歌丸「どうしたの?」
円楽「歌丸師匠…骨壷買えねえんだよ(泣)」
歌丸「…山田くん、3人の全部持ってきなさい」
たい平「えー!?」
昇太「なんでー、なんで!?wなーんで、なんで…w」
箸を使って一言★
円楽「一緒に(両隣を促して箸で骨揚げの箸渡しの仕草をする)」
昇太「(円楽と一緒に箸で箸渡しの仕草をする)」
たい平「(箸を出しかけた所で危険を察知したらしく手を引っ込める)」
円楽「(箸で箸渡しの仕草をしながら、一緒にやるよう左手でたい平をせっつく)」
歌丸「(膝立ちになって)山田くん、円楽さんと昇太さんの全部持ってきなさい!」
昇太「なーんで!なんで~!?wなーんで…!?w」
円楽「なんにも言ってないじゃないw」
歌丸「なんにも言ってなくたってわかるってんだよホントに、人の方チラチラチラチラ見ながら
こうやって、あれあたしの…」
昇太「(円楽に対して)もぉ~。(座布団が)なくなっちゃったじゃないですかー!」
円楽「俺たちなんにもしてないよなあw」
昇太「いや『俺たち』って『俺』(円楽を指差す)だけでしょー」
サツマイモを手にして一言
円楽「(両隣に対して)お前ら何やってんだやめとけよ!」
歌丸「どうしたの?」
円楽「なんで焼き場に芋持ってくんだよ!」
調味料をかける仕草をしながら一言
円楽「さあ、お塩いっぱいかけて…と(両隣を促して3人で塩をかける仕草)」
歌丸「それかけすぎじゃない?」
円楽「まさかなあ…歌丸夫妻いっぺんに逝くとは思わなかったな」
昇太「(慌てて必死に無関係アピール)」
たい平「(素早く手を引っ込める)」
歌丸「山田くん、円楽さんと昇太さんの全部持ってきなさい!」
昇太「なーんで…!w知らないでやっただけなのに!」
円楽「(歌丸に対して)たい平もやってた」
歌丸「(司会席から)見えなかったから(セーフ)」
たい平「(野球のセーフのジェスチャー)」
掃除機を使って一言
円楽「ちょっと3人で…(両隣を促す)こりゃ案外簡単でいいな(3人で目の前の床に掃除機をかける仕草)」
歌丸「何やってんの?」
円楽「歌丸の骨揚げ」
歌丸「山田くん、3人の全部持ってきなさい!」
棒を使って一言
円楽「ちょっと手伝って(両隣と一緒に司会席へ行き、3人で歌丸を棒でつつく)」
歌丸「何やってんの?」
円楽「まだ生きてる!(直後に3人とも急いで自分の席へ逃げ帰る)」
歌丸「山田くん!(座布団没収を指示しようとする)」
たい平「師匠!(急いで挙手)」
歌丸「え?じゃあたい平さん」
たい平「(円楽を棒で叩く仕草)」
歌丸「何やってんの?」
たい平「歌丸師匠から『頼むぞ』って言われてるんです」
歌丸「山田くん、たい平さんに1枚やって、円楽さんと昇太さんの全部持ってきなさい!」
様々な動物の母親に扮して、司会の「母の日どうでした?」に面白く返す
たい平「私、鶏の母なんですが」
歌丸「母の日どうでした?」
たい平「とっても、結構…とってもけっこ…とっても、ケッコッケッコッコッ…
ケッ、コケコッコー!コ~ォッ!(鶏の鳴きまねをした後、座布団1枚を自主返納)」
歌丸「山田くん、もう2枚持ってって」
山田「(自主返納分と追加没収分の1枚目を持っていく)」
たい平「コー!コケココー!ココココー!(怒った鶏の鳴きまねをしながら山田を袖まで追っていく)」
円楽「(その隙にたい平の席から座布団を1枚取り、自分の席に置いて座る)」
たい平「コケーッ!コケココー!(円楽に座布団を取られたことに気づき、怒った鶏の鳴きまねで抗議)」
山田「(その間に追加没収分の2枚目を取りに来る)」
たい平「コケーッ!コケココー!(また怒った鶏の鳴きまねをしながら山田を袖まで追っていく)」
昇太「(その隙にたい平の席から最後の1枚となった座布団を取り、自分の席に置いて座る)」
円楽「(昇太を手伝う)」
たい平「コケーッ!?コッコー!(昇太に最後の1枚を取られたことに気づき呆然)」
歌丸「(たい平を突き放すように)世の中はね油断ができないんだから、油断をしている
あなたが悪いんだからね」
たい平「コッケッ…(憮然とした表情で悲しそうな鶏の鳴きまね)」
歌丸「はい円楽さん」
円楽「私、鳩の母でございます」
歌丸「母の日どうでした?」
円楽「冗談じゃございません、子供たちに毎月1500万円ずつあげてるんですよ」
歌丸「こりゃうまいね、山田くん、円楽さんに2枚やって」
円楽「(山田が持ってきた座布団を置くために席を立ちつつ)それも2人なんです」
たい平「(円楽が立ち上がった隙を突き、円楽の席から座布団2枚を取って自分の席に置いて座る)」
山田「(困惑して円楽の顔を見る)」
円楽「(たい平に抗議しようとする)」
歌丸「(円楽の抗議を遮るように)いいんだよいいんだよ、それで合ってるんだから勘定は
合ってるんだからそれで」
円楽「(たい平の席から1枚座布団を取りながら)違う、僕は1枚しか取ってない」
歌丸「え?」
昇太「wwww」
歌丸「だから、もう1枚は昇太さんの分なんだから向こうでいいの」
たい平「(山田が持っていた座布団2枚のうち1枚を取って自分の席に置く)」
小遊三「これ学級崩壊か?」
歌丸「山田くん、小遊三さんに1枚やってくれ!」
「久しぶりに会った友人同士」という設定で、相手役の歌丸から「変わったねぇ!」と声をかけられて一言
昇太「えぇ!?歌丸師匠!昨日会ったばかりなのに、こんなんなっちゃったよ!」
歌丸「…(ムッとしながら2問目の台本を乱暴に見台の脇に置き、3問目の台本を見台の上に
広げる)10年後の昇太さんの顔が大変楽しみになってまいりました(怒)」
昇太「おふっw(吹き出す)」
円楽「(昇太がクビになってこの場にいないから)見られないからねw」
歌丸「うん、たぶんそうだと思う(一瞬笑いながら流す)」
円楽「(この時点でヤバそうな空気を感じた様子)」
歌丸「……今『見られないかもね』つったのは俺のことなんだろ?」
好楽「うん、そうそうそうw」
円楽「違う!違う違う違う!(慌てて必死に否定)」
たい平「10年後には師匠が亡くなってて見られないからw」
円楽「(たい平に対して)待て!ちょ、待って…w(メチャクチャ焦る)」
歌丸「山田くん!たい平さんと円楽さんの全部持ってきなさい!
(下手側の3人に対して)お三人の方、3問目へまいります」
小遊三&好楽&木久扇「はい、どうぞよろしくお願いします(司会席の方を見ながら三つ指ついて一礼)」
歌丸「ありがとうございます」
昇太「ちょっと!どういう…w」
歌丸「黙れ、(上手側の3人に対して)おいそっちの3人よく聞いてろおら!3問目!」
円楽「八つ当たりだよw」
※余談だが、この回の7年後に歌丸が死去したことでたい平の発言は現実となってしまった。
番外編①:うたた寝して隣のメンバーに寄りかかる
小遊三「ちょっと師匠すみません(司会席へ行って歌丸に寄りかかる)」
歌丸「ちょっとあんた!」
小遊三「おおっ!?生きてらぁ」
歌丸「(怒って小遊三を振り払う)」
昇太「wwwww」
たい平&楽太郎「(一緒に司会席へ行く)」
たい平「(歌丸に寄りかかる)」
歌丸「ちょっとあんた!」
たい平「冷たくて気持ちいい♥」
歌丸「(たい平を振り払う)」
楽太郎「(歌丸に寄りかかる)」
歌丸「ちょっとあんたー!」
楽太郎「骨が刺さったw」
歌丸「…山田くん、小遊三さんと楽さんとたい平さんの全部持ってきなさい」
番外編②:女性に扮して、相手役の歌丸に「チョコと◯◯を受け取ってください」とバレンタインデーの贈り物をする
たい平「(大袈裟気味に品を作りながら)…あのー」
歌丸「(遮るように)山田くん、たい平さんの2枚持ってきなさい!…はい、楽さん」
楽太郎「(直前のたい平を真似るように大袈裟気味に品を作る)」
歌丸「(遮るように)山田くん、全部持ってきなさい!」
楽太郎「(アシスタントと2人がかりで座布団を没収しに来た山田に対して)邪魔なんだよ!w」
山田「(座布団が6枚もあるから)重たいんだよ!」
楽太郎「(腹いせに両隣のたい平と昇太を次々とどつき、両方から1枚ずつ座布団を取って自分の席に置く)」
歌丸「…これで皆さん方わかったでしょう、(楽太郎が)いかに腹黒い人間かということが。
また来週お目にかかりましょう、どうもありがとうございました(台本を閉じて見台の
脇に置く)、失礼いたします(一礼)」
小遊三「まだ、まだ、まだ(あと1問)ありますよ」
歌丸「www(見台から身を乗り出しつつ苦笑)」
好楽「wwwww(後ろにひっくり返って爆笑)」
昇太「えええええっ!?wwwwえ~っ!?wwww(笑いながら驚く)」
楽太郎「(慌てた様子でメンバーと観客に呼びかける)ちょっ、ちょっと、ちょっと待て!
聞いてくれ!聞いて!聞いて」
昇太&たい平「?」
楽太郎「あれをね、うちの師匠がやった後、ああなった(脳梗塞発症)んですよ」
好楽「wwwww(爆笑)」
歌丸「…人間というのはね、必ずミスという物があるものなの」
楽太郎「(立ち上がって)え?でも…www」
歌丸「うるさいっ、3問目!(楽太郎を怒鳴った後冷静に仕切り直す)山田くん、皆さんに例の物を配ってください」
番外編③:3人お詫びシリーズで、コップ酒を手にした酔っ払いの花見客に扮する★
円楽「しょ、笑点みんなでお花見に来て、一緒にわざわざ来てくださった歌丸師匠に
イタズラをして、どうもすいません(頭を下げる)」
たい平&三平「すいません(円楽に続いて頭を下げる)」
昇太「それだけじゃないだろ!」
円楽「『行き倒れ』って札書いたのこいつ(三平を指差す)で、顔にハンカチ乗せたのこいつ
(たい平を指差す)です」
たい平「ちょっ!wwwwwそんな訳ないwwwやってませんよ、僕!(慌てて必死に否定)」
三平「やってない!やってない!(慌てて必死に否定)」
昇太「あの、3人の1枚ずつ持ってって」
三平「なんで!何も言ってないのに~(泣)」
円楽「私は拝んだだけです」
番外編④:元祖ブラック団の「○○によく似合う物」を挙げる★
歌丸「圓楽師匠には赤い薔薇の花がよく似合う」
圓楽「う~んwww(歌丸が自分を呼んでいるのに気づいて)はい、うん何?」
歌丸「(楽太郎を指差しながら、圓楽に対して)聞いた?(楽太郎が)『藁の方がよく似合う』って」
楽太郎「www(慌てて歌丸を止めながら必死に否定)」
こん平「あー!」
圓楽「あー!(見台を扇子でピシッと叩いた後立ち上がる)」
こん平「言ってない言ってない!言ってない言ってない、ね」
圓楽「山田くん、山田くん全部持ってきなさい全部」
こん平「言ってない!」
楽太郎「(こん平を指差しながら)(こん平が)正直正直。正直(に言ってる)」
圓楽「全部持ってきなさい、いやもう問答無用、うん」
楽太郎「ひっど…w」
こん平「(挙手しながら)言ってないよ」
楽太郎「(こん平に対して)ホント言ってないよねw」
圓楽「こん平さん」
こん平「(楽太郎に対して)ホント言ってない、それだけは認めるよ、うん」
楽太郎「(こん平に対して)言ってないよねw汚ねえジジイだなホントに」
こん平「あ、ところで俺答える訳だ。はい(改めて挙手)」
圓楽「はいこん平さん」
こん平「縞のシャツを着た小遊三さんには鉄格子がよく似合う」
小遊三「www(苦笑)」
圓楽「wwwそれはよくないw山田くーん、こん平さんのみんな持ってきなさい」
こん平「みんな…!」
番外編⑤:新生ブラック団(?)の健康ウィークにちなんだ問題。「こういう好きなことをしたら体によかった」を挙げる★
たい平「一之輔さんと宮治くんと司会者の悪口を言ってたら、すっごい体が、元気によくなってきました」
昇太「本当?」
たい平「(真顔で)ホントです」
一之輔「wwwww」
昇太「www(苦笑しながら扇子で1回見台を叩く)」
一之輔&宮治「wwwww(笑いながら同意する)」
昇太「山田さん、山田さん、あの、さ、3人の全部持ってって。全部」
たい平「えっ!?」
一之輔「えっ!?」
宮治「違う、違うんですこの話、ホントに後日談があるんですけど、3人で喋ってたじゃないですか。
これ、でも言っていいですよね?(晴の輔を指差しながら)なんにも呼んでないのに
晴の輔あにさんが入ってきて、一番悪口言ってたんですよ」
晴の輔「…(困惑した表情で司会席の方を見る)」
昇太「晴の輔くんのも全部持ってって」
晴の輔「!?」
宮治「やったぁwwwww(立ち上がってガッツポーズ)」
一之輔「やったーwwwww(ガッツポーズ)」
晴の輔「いやいやいやそんなことないよ(汗)。えー!?」
宮治「wwwww(爆笑)」
昇太「3問目行きますよ皆さん!行くよ」
たい平「もうこれで終わっていいんじゃないの?」
昇太「3問目ありますw3問目w」
一之輔「(隣の小遊三だけ座布団が4枚あることに対して)牢名主みたいw」
笑点アドベンチャー ブラック団の逆襲
腕のあるファンによってゲームまで作られた。ブラック団の手で後楽園ホールから山梨は大月に拉致された歌丸、小遊三、好楽、木久扇の4人(プレイヤーをこの4人から選ぶ)が、ブラック団及び山田と戦いながら後楽園ホールへ戻ることを目指すというストーリーのアクションゲームである。
前身グループ?元祖ブラック団
5代目三遊亭圓楽司会時代の、楽太郎とその両隣の席の歌丸及び林家こん平の3人も、以下の要素からファンの間で「元祖ブラック団」もしくは「初代ブラック団」と称されることがある。
- 本家のような「3人つるんでの司会いじり」とかはなかったが、誰かが圓楽や山田をいじると、他の者がそれに便乗したかぶせネタなどの回答をやったりして笑いを増幅させることが多かった。本家に対してこちらは「それぞれが言いたいことを言ってる感」が強く、この流れは当時の視聴者の間で「笑点の黒い三連星」と称されたこともあったという
- 特に歌丸は楽太郎orこん平が圓楽や山田をいじると「失礼だよ」と2人を窘め、そこから一層どぎついいじりネタを放つなど、その辺の流れを作るのがとてもうまかった
- たまにやる司会ヨイショ、特に圓楽曰く「こん平さんは座布団が少なくなってくるとあれをやる」
- 圓楽へのいじりポイントは、面長なのにちなんだ馬面・馬扱いするネタや若竹(圓楽が多額の借金をして開設した寄席だが、わずか数年で閉鎖された)ネタ、「弟子への小言が長い」「本番中に本当に居眠りしたことがある」ネタなど
- こん平へのいじりポイントは、「肥溜めのこんちゃん」といわれるほどの特に肥溜め絡みが多い下品で汚いネタ、「声が大きい・うるさい」「食いしん坊・食い意地が汚く、食い逃げや飲み会などで勘定を払う際に便所に隠れるなど、隙あらばタダ飯を食おうとする」ネタ、大月秩父戦争のルーツといえるチャーザー村ネタ(人口より肥溜めの数が多い、未だ電気がない、未だ物々交換なので現金がいらない、ダムの底に沈んだetc…)
- また歌丸は「並び順変えようよ~」「これ(腹黒)とこれ(バカ)の間だもん」発言、両隣のどっちかのひどいネタに対する「プロト歌丸ジェノサイド」(勝手にどつき倒して座布団を取り袖へ持っていく)、「一言多い」タイプらしく自分の余計な発言や言い間違いで座布団を取られる(第1698回(2000年1月16日放送)では、1問目の「この人にとって待ち遠しい物とは」という問題で「圓楽師匠にとって。人間国宝になる日」と言う所を「天然記念物になる日」と言い間違え、4枚の大量没収を食らったことがある)、逆に自分の発言で他メンバー(主に楽太郎)の座布団没収を誘発する、カツラをかぶる問題での、カツラを取りながらのハゲネタ自虐の回答など、本当に「両隣の腹黒とバカに対するツッコミ」として際立っていた
- 「ハゲ・腹黒・大食い(by圓楽・第1691回(1999年11月21日放送)より)」
- こん平は地声が大きいので笑い声やツッコミのセリフがとてもよく聞こえる。また座布団もらう時・取られる時のリアクションが見てて楽しい
- 歌楽合戦の陰に隠れがちだが、こん平も山田いじりの他歌丸や楽太郎や木久蔵へのいじりネタが結構多い
- 山田をいじってどつかれる通称「山田アタック(主にこん平が多用)」や、歌丸のプロト歌丸ジェノサイドや両隣のどっちかのとばっちりで座布団を取られて腹いせに扇子で叩く所など、軽く学級崩壊気味
- 挨拶の時の「観客参加チャラーン」を巡る攻防
参考動画