概要
この道具が存在する理由としては、槌を使う作業のうち比較的強い力を必要としないものや、強い力で叩くと叩いたものに傷がついたり不具合が出るもののため、または比較的細工が困難である金属よりも加工しやすい木材で作るほうが効率的であるためであると推測される。
種類
以下の種類が存在する。
- 小槌:小型の槌。大きな力の必要ない物(たとえばかんなの調整や鑿をたたくときなど)に用いられる。また議会、競売、法廷など注意喚起のためにたたいて使われることもある。
- 掛矢:建築用の大型の木槌。杭を打ったり、柱等に用いたりする。
- 杵:穀物用の大型の木槌の一種であり、現在餅つきで使うものは横杵といい、縦杵(粘りの無い穀物、たとえばひえなどを製粉する際に用いる棒状の杵)と区別される。
- 横槌:普通の槌と異なり頭がたてについたものであり、これはあまり力を必要としないもの、特に藁などをたたくために使うものである。
柄
通常金槌等の柄は「頭から入れて楔でとめる」が、特に小槌の場合、「持ち手から入れて楔を用いずとめる」という違いがあるとされる。
関連項目
木槌(俺タワー):彼女のイラストが多い。