概要
自由民主党の前身たる政党「日本民主党」の系譜に連なる派閥・勢力のこと。
1960年代以降、長きにわたって党内の傍流派であったことからこう呼ばれている。
その思想は保守におけるタカ派であり、憲法改正・夫婦同姓・軍拡を支持する傾向にある。
経済政策においては新自由主義または積極財政のスタンスが多い。
靖国神社参拝を行うのも特徴である(三木武夫・小泉純一郎・安倍晋三など)。
日本民主党に所属していた河野一郎・三木武夫・岸信介などが立てた派閥、春秋会・政策研究会・十日会などがこれに該当する。
1954-6年には鳩山一郎が、1957-60には岸信介が政権を担ったが、以降は保守本流から総理大臣が誕生することが多かった。
だが2001年に国民の強い人気を獲得して傍流系の小泉純一郎が総理大臣になると以降2021年までの自民党では保守傍流(というより清和研究会)から総理大臣が誕生するようになっていった。