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のび太の魔界大冒険

のびたのまかいだいぼうけん

ドラえもん映画第5作。本作では第27作目にあたる『新魔界大冒険 七人の魔法使い』も記述する。
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概要

 1984年公開の映画ドラえもん第5作。テーマは「魔法」。ドラミが初登場した映画でもある。
 のび太もしもボックスで作った「魔法が科学の代わりに発達した世界」を舞台に、ドラえもんとのび太、そして5人の魔法使いたちが活躍する(ちなみに5人目はドラミちゃんではありません)。
 リメイク版では原作にあった矛盾点の解消や現実世界とのリンクなどについても描かれている。

世界設定

のび太が作った魔法世界は「魔法が科学に取って代わった世界」であり、現実世界の法則はほぼ無視している。そのため宇宙空間でも普通に呼吸が出来、虚空から物質を取り出すことができるなど、現代科学顔負けの超常現象が平気で起こせる世界となっている。ってこれアーサー・C・クラークの法則じゃん。

また、計算上魔法の絨毯が『ドラえもん』世界において絶対に超えられないとされている光速を越えているような描写もあった(リメイク版では全然そんなことは無い)。
 
魔法は学校で教わるものであり、想像と違いやっぱり落ちこぼれだったのび太でも努力すれば使えるらしく、数日で初歩魔法を使えるようになっている。化石燃料などはとっくに廃れているようで、人々は絨毯に乗ってを飛んでいる。と言っても空飛ぶ絨毯には自動車のような免許が必要。こちらの世界では科学技術が迷信の類として扱われている。

また、リメイク版では現実世界の偉大なる科学者がこっちの世界では大魔導師として知られているという心憎い設定がある(ニュートンから林檎が落ちるのを見て重力を発見し、それを左右する方程式を導き出したとか、現実世界でも行っていたとされる錬金術パラケルスス以来の大発展に導いたとか)。

魔界

魔界とは魔王デマオンの支配する遊星であり、どの星系にも属さない宇宙の渡星とされている。この星には悪魔モンスターがゾロゾロ生息しており、魑魅魍魎が跳梁跋扈するとんでもない惑星として知られている。デマオンは地球を征服し(て何がしたかったのかは全く持ってわからないが)ようと悪魔の軍団を送り込む。満月博士一行はそれを阻止するために、デマオンの心臓に弱点のを打ち込もうとするが…。
 
リメイク版では、現実世界における魔界の存在も示唆されており、それは突如として現れたブラックホールの姿で顕現していた。また、リメイク版によれば恐竜絶滅ムー大陸沈没ノアの大洪水の際にも魔界が地球に接近したとされている。離れていても召喚術で悪魔との交信は可能。

登場人物

地球人

この映画の最大の功労者。「耳バン」を貫通する人魚の歌声にも小揺るぎもしなかった偉大なる男であり、ラストシーンでは名投手としてまさかの大活躍をして地球を救った(リメイク版ではのび太がその役目を果たしているが)。

あまり現実と変わらない。

魔法の使い方


上のイラストで大体察してください。

通称美夜子さん。15歳の美少女。本作の実質的なヒロイン男はつらいよで言うところのマドンナ)。悪魔の魔法をかけられてにされてしまい、月の光を浴びている時にしか人間に戻れなくなってしまう。
リメイク版では原作以上にお転婆っぽい一面を見せる。現実世界ではである満月博士の観測作業を手伝っており、ドラえもんたちとは一度も顔を合わせることのないまま物語は終わる。
でっぷりと太ったハゲ頭の中年男性。美夜子の父でありテレビにも出演している魔学博士。
悪魔が他の天体から来たエイリアンで、再び地球を狙って星ごと接近して天変地異を引き起こす「魔界接近説」を発表するも、ほら吹きや頭のおかしい人扱いされていることに憤慨している。
リメイク版では魔法世界では強力な魔法使いでありそれに加えて牧師として聖職についている。偉大なる天文学者…というのは語られた現実世界の満月博士も同じ。

中盤でにされてしまったドラえもんとのび太を救い、その後も二人に同行して魔王軍と決戦を行う。
魔法世界で唯一、魔界に侵入して帰ってきた偉大なる魔法使い。後に魔界の真実を書き残した書物『魔界歴程』を記した。旧作映画では具体的な人物像は描かれていないが、原作では悪魔に従うふりをして魔界に侵入したが、ばれて八つ裂きにされたとされている。
リメイク版ではに自らの魔力を残し、そのによって魔族の魔法を無効化することに成功した(ちなみに月光が悪魔の魔法を無効化するという設定自体は原作準拠)。
リメイク版に登場。重力操作魔法を発見した魔導師にして歴代屈指の錬金術師

魔族

魔族はいわゆる宇宙人であり、人間と同等の知能を有する上に魔法を使う。また、人間を殺すのにも抵抗が無いらしく、それどころか死体の調理法まで考えていた。

魔界を統べる独裁者。本作のラスボス。他の悪魔をはるかに凌駕する巨躯の上、不老不死という特性を持つ。心臓に銀のダーツを打ち込むしか倒す手段がない。デマオンが消えれば悪魔たちも消える運命にある。そのため本作の目的は、デマオンを倒すことで悪魔の野望をくじくことにある。主な魔法は小惑星電流に変えて放つ「星の雷」。名前は英語魔物を表すデーモンから取られたと思われる。
デマオン直属と思われる超キモイ上級魔族。階級・信頼度は三つ星の上級悪魔たちよりも上と思われる。本作の最大のトラウマの一つでもあり、ドラえもんとのび太をにしてしまった。その後は登場しておらず行方不明だが、デマオンが倒れた際に消滅したと思われる。主な魔法は石化魔法。
原作では外見実力ともひたすら恐ろしい(生身で時空間を逆行できる能力を持った存在は現在に至るまで原作メジューサの他に登場していない)だけの存在だったが、リメイク版では元ネタに準じてそこそこ可愛くなっており、オマケにトラウマブレイカーとなりうるある重要な裏設定も持ち合わせていることになった。
どことなくサルに似ている悪魔兵のパシリ。満月親子を監視していた。スネ夫とジャイアン程度なら倒せる実力を持つが、ドラえもんがひらりマントで弾き返したドラゴン火炎を浴びて使役していた下級悪魔やドラゴン共々焼死。
旧作では序盤から出番が多く、メジューサ共々にトラウマキャラだったが、新作では扱いがイマイチ。
口元が尖がっていてどことなく怪物くんドラキュラに似ている。階級は帽子の数で定められている。
美しい歌声で旅人を魅了し、誘い寄せてツノクジラのエサにしていたのだが…。
  • 大海魔ツノクジラ
50mはあろうかと思われる巨大な怪獣。ウルトラマンタロウとは関係ない。
一度入ると樹海のように出られなくなるという「帰らずの原」という地に住み着くプテラノドンのような頭にでかい目の獣。ここに迷った動物達を食べており、悪魔ですら犠牲になるという。劇中、悪魔の骨が野ざらしになっている。

余談

1994年に発行された雑誌『ドラえもんクラブ』第4号に、魔法の世界の後日談が書かれた小説『魔界大冒険外伝 美夜子の魔法戦記(マジカルウォーズ)』が掲載された(文・笹木輦、画・芝山努)。
主人公は美夜子で、彼女の学校に転校してきたエスパー魔美そっくりな少女との交流や、デマオン復活を企む謎の少年(こちらも『21エモン』のリゲルそっくり)との対決を描く。
ちなみにドラえもんやのび太等のいつものレギュラーは一切登場しない。

関連項目

魔術 ファンタジー ギガゾンビの逆襲 アニメ 映画

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