概要
妖怪の総称のような語。
元々は、「魑魅」(ちみ)が山の精気の怪、「魍魎」(もうりょう)が木石や水の精気の怪を指す。
政治(汚職や贈賄)や苛めなどの社会問題に対し「汚い世界」というニュアンスで比喩的に用いられる事も多い。
同様に用いられる比喩に「伏魔殿」(ふくまでん、「百魔殿」とも)がある。
現代創作における魑魅魍魎
地獄先生ぬ~べ~
塩をかけただけで消滅するほど弱く無害な小妖怪の総称。
童守寺の蔵にあった「妖怪を封印するガラス玉」の近くを通っただけで吸い込まれ、これを見つけた和尚によりカプセルトイの景品として小学生に売られる。
広らは魑魅魍魎を戦わせ遊んでいたが、金田が黒いガラス玉から出した蠍のような妖怪に全て食べられてしまった。
VECTORBALL
同作品の登場人物。「魑魅」が姓で「魍魎」が名。
高校生とは思えぬほど老け顔の小男で、主人公米炊おかかの数少ない話し相手(互いに友達とは思っていない)。
身軽な動きと魑魅家に伝わる「魑魅君忍法」を駆使して異次元の侵略者「思念体」と戦うおかかに協力する。
ちみも
白い小動物のような謎の生き物。魑魅魍魎を略して「ちみも」と呼ばれている。
地獄からの使者「地獄さん」と共に人間界を地獄にするためにやってきた。
身体が柔らかく、色々な姿になる。
可愛らしい見た目をしているが、地獄の穴を開いたり、人間の体内に入って胃を異空間に繋いでしまったり、危険な能力を持っている。
PIXIVにおいて
上記をもとにしたイラストの他に「やべーヤツらが一堂に会している(一枚の中に複数描かれている)」場合にも使われている。具体的には以下のような感じ。