「ぼくドラえもんです。フフフ…」
概要
ドラえもんは藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』(およびそれを原作としたアニメ作品)の主人公のひとり。日本人なら知らない人は殆どいない国民的知名度を誇るキャラクターである。
もうひとりの主人公・野比のび太の悲惨な運命を変えるべく、のどかなお正月に22世紀からやって来たネコ型ロボット。2112年9月3日生まれ。
元々はのび太の曾々孫であるセワシの子守をしていたが、のび太の悲惨な人生を変えて野比家及びセワシの歴史を良い方向へ修正させる為、現代ののび太の元へやって来る。やがて、のび太本人と固い友情で結ばれるようになる。
TC4巻収録「未来世界の怪人」及び『日本誕生』等、度々時間犯罪者(歴史を自分に都合良く書き換えようとする人物)が登場してはタイムパトロールが取り締まっているが、原作版ではドラえもん(及び彼と行動を共にするのび太達)が時間犯罪者として扱われたケースは存在しない(『新恐竜』等、原作版以外の作品は除く)。
ドラミという妹(として開発されたロボット)が存在し、現代に滞在するドラえもんに代わりセワシの世話をしている。
ドラえもんはもともとセワシのともだちとして未来の野比家にやってきて、セワシの子守をしており、現代でものび太の面倒を見ているロボットである(ドラえもんのことを「子守ロボット」と記載している資料もあれば、「子守」と限定していない資料もある)。
ドラえもんの正式な職業名が「特定意思薄弱児童監視指導員」だと信じているファンが一定数いるが、これは『ドラえもん百科』(方倉設定)においてDJに扮したドラえもんがコロコロコミック読者の少年から送られてきたハガキによる質問に答える場面で「『イソウロウ』じゃないか!」と詰め寄られた後のドラえもんの発言を切り取ったものであり、少年読者相手のジョークである。読者の少年にも次のコマで「要するに子守か」と一蹴されている。当然、藤本の漫画や、アニメ等の公式作品で「特定意思薄弱児童監視指導員」という職業名が使用されたことはない。
彼はトーキョーマツシバロボット工場(大全集20巻収録「ドラえもん大事典」〈雑誌版〉)で開発された量産機の個体の一つであり、水田わさび版アニメ(以下、水田版)では「MS-903」という個体番号が設けられている(2007年版「ドラえもんが重病に?」、水田版アニメオリジナルエピソード「ドラえもんが生まれ変わる日」、「ひみつ道具博物館」の台本等)。
キャラクターとしてのデザインのモチーフは『ドラえもん誕生』にて猫と起き上がりこぼしと述べられていた。しかし『藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道』によると、『ドラえもん誕生』における内容は『ドラえもん』共々後になって作られた話で、ドラえもんの本来のモチーフはロバート・A・ハインライン原作のSF作品『夏への扉』の主人公・ダンの愛猫であるピートが原点らしい。
古い書籍では「イヌとネコのできそこないロボット」(TC0巻収録「愛妻ジャイ子!?」)等という記述もあるが、これは連載初期の設定のブレであり、すぐにネコ型ロボットであるという設定が定着した(もちろん、生物としてのイヌとネコの細胞をもとに作られたロボットという意味ではまったくない)。
自身がロボットだと自覚している描写がある。TC1巻収録「ご先祖さまがんばれ」の作中では、頭に矢が刺さったドラえもんが「僕が(人間ではなく)ロボットで良かった」と発言しており、TC18巻収録「しあわせのお星さま」の作中でも、ドラえもんが「僕はロボットだから(身体に塗れば宇宙服の役目を果たすひみつ道具「宇宙クリーム」を)塗らなくていい」と発言している。
当初はネズミにかじられて耳を失い、変わり果てた自身の姿を鏡で見たショックで黄色かった体が青ざめてしまったという設定が存在していたが、こちらも方倉設定であり、原作漫画(以下、原作版)において、現在に至るまで同設定は一度も描かれていない。それだけでなく、そもそも原作版の作中では、ドラえもんの身体が黄色として描かれた描写は存在しない。
ただしアニメ版においては、大山のぶ代版アニメ(以下、大山版)、水田版の両方で同設定が映像化されている(前者は「ドラえもんのびっくり全百科」、後者は「走れドラえもん!銀河グランプリ」)。
1995年に公開された映画『2112年ドラえもん誕生』では上記の設定が変更され、元々は青の下地に黄色い塗装を施された身体だったが(作中での製造過程を見る限りでは、卵で塗装されているような描写となっている)、セワシの手違いで工作用ネズミ型ロボットに耳をかじられ、その後は医療ミスで両耳を失い、その姿を当時惚れていたガールフレンドのネコ型ロボットに笑われたショックから3日3晩号泣し続け(「元気の素」というひみつ道具を使う筈が、間違えて「悲劇の素」というひみつ道具を使った為に悲しみの感情が膨れ上がってしまった)、その時の激しい振動で身体の黄色いメッキが剥がれたことで青い地色が出てしまい、今の青い身体になったとされた。
その際、元は甲高かった声が今のような独特なだみ声になってしまっている(作中においてドラえもんは「喉がガラガラになった」と述べている)。
ちなみに上記の『2112年ドラえもん誕生』における設定は、原作者の藤子・F・不二雄が「混乱しているドラ情報、本作が決定版です」と述べている(てんとう虫コミックス・アニメ版「映画2112年 ドラえもん誕生」)。
水田版ではエピソードによって誕生秘話が変わっており、2007年放送「ドラえもんが生まれ変わる日」では『2112年ドラえもん誕生』とほぼ同様の設定(黄色いメッキが剥がれて青い地色が出てしまった)が採用されているが、2011年放送「走れドラえもん!銀河グランプリ」及び2012年4月27日放送「ドラえもんの100年タイムカプセル」では方倉設定(耳を失った姿を見て青ざめた)が採用されている。しかし2012年9月3日発信『スーパーレディオステーション ドラチャン★ドラヂオ』及び2014年8月8日放送『徹子の部屋』にゲスト出演したドラえもんの発言では、再び『2112年ドラえもん誕生』とほぼ同様の設定に戻っている。
また、作中における設定ではなく『ドラえもん』という漫画作品を描くにあたり、ドラえもんが猫耳を持たず青色の身体に設定した理由としては、原作者の藤子・F・不二雄が「猫をまともに描くと巨大な化け猫みたいになって怖い為、耳を取ることにした。色については、学習雑誌は最初のページがカラー印刷から始まることが多く、扉ページには黄色を使用することが多い。それだけでなくタイトル文字は赤色が多い為、赤色と黄色を除くと青色が候補に残り、そのままドラえもんの体色に採用した」と述べている。
スピンオフ作品『ドラベース』では、江戸川ドラーズのメンバーとして野球に勤しむ姿も見られるが、「タイムテレビ」で突然のび太が泣きながら連絡をよこす等して途中抜けする事になったり、作中に本人が登場する場面は少ない。ちなみにドラーズの名付け親はドラえもんである。
機能
以下、特別な記載がない場合は全てTC11巻収録「ドラえもん大事典」、『決定版ドラえもん大事典』、『ぼく、ドラえもん。』13号にて解説された設定を記述する。また、原作版と派生作品の設定を分けて記述するのが難しい為、便宜上どちらも同じ項目に織り交ぜて記述する。
データ
身長 | 129.3cm |
---|---|
体重 | 129.3kg |
パワー | 129.3馬力 |
座高 | 100.0cm |
頭の周り、胸囲 | 129.3cm |
足の長さ | 129.3mm |
ただし作中の身長は原作、アニメ共にのび太より少し小さい100cm前後で描かれてる事が多い。
動力は腹部に内蔵される「消化装置」及び「原子胃ぶくろ」、「原子炉」の機能により、食べた物を100%完全に分解・吸収してエネルギーに変えている。誤解されやすいが、原子炉と言っても現代の重放射性同位体を使う核分裂炉ではない。
2007年版「ドラえもんが重病に?」では、原子炉の名称を「なんでも分解胃袋」としていたが、2021年版「未来の町にただ一人」では、セワシが「(ドラえもんの)原子炉の調子がおかしくなった」と発言している。
また教育OVA『のび太と未来ノート』でのみ「太陽電池」を搭載している描写がある。
オシッコに行くシーンも存在する(TC37巻収録「しかしユーレイはでた!」)が、これらは子供にトイレへ行くことを躾ける為の行動であり、ドラえもん自身も「トイレは必要ない」と述べている。
また、赤色の尻尾は引っ張ることで機能停止及び起動するスイッチとなっている(TC14巻収録「日本標準カレンダー」でも、ドラえもんが尻尾を引っ張って機能停止する様子が描かれている)。
原作版初期の設定では姿を消す機能(TC3巻収録「ああ、好き、好き、好き!」及び「白ゆりのような女の子」等)だったのだが、後に藤子・F・不二雄が「あまりに便利過ぎたので、この設定はなかったことにしました」と述べている(てんとう虫コミックス・アニメ版「映画2112年 ドラえもん誕生」)。ちなみに、機嫌が悪いと尻尾がピコピコと揺れる(TC23巻収録「おざしき水族館」)。
原作初期のカラーでは尻尾は身体の色と同じ青色だったが、日テレ版を期にカラー設定が見直され赤色となった。この際に作中で尻尾を交換、機能を更新したとも考えられる…?
一見耳がないように見えるが、実はドラえもん型のロボットの猫耳は「集音機」と呼ばれていて、遥か遠くの音を集めたり人間の耳には聞こえない特殊な音波を聞き取る為の装置であり、本当の耳である「高感度音波測定イヤー」は側頭部に内蔵されている(ドラミのリボンにも同様の機能が搭載されている。『2112年ドラえもん誕生』では「飾りだからなくても支障はない」旨の発言を医者ロボットがしている)。その為、ヘッドホンや電話を使う際には人間と同じ使い方をする(『魔界大冒険』では「耳バン」を側頭部に貼り付けている)。
赤い団子鼻は人間の20倍の嗅覚を持つ「強力鼻」(田中道明版『ザ・ドラえもんズ』4巻でも、ナキドーラが「ネコ型ロボットは人間の20倍の嗅覚を持つ」と発言している。その一方、上記の「ドラえもん大事典」〈雑誌版〉では200倍、『ドラえもんひみつ大百科』では50倍と説明されている)だが、故障している。
しかし水田版アニメ「雪でもポカポカ! エアコンフォト」では、離れた場所から漂って来る臭いを鼻で嗅ぎながら辿り、その臭いの出所を突き止めている。『STAND BY ME ドラえもん』では、鼻に「成し遂げプログラム」が搭載されており、使用者(作中ではセワシ)がドラえもんの鼻を回しながら命令すると、彼が使用者の命令に背く行動を取った際に電流が流れる仕組みになっている。
『魔界大冒険』及び『新魔界大冒険』では、敵が臭いを辿って追跡して来る状況の中、しずか・ジャイアン・スネ夫・(のび太を助ける為に自ら囮になった)美夜子は敵に捕まってしまったが、ドラえもんだけは臭いによる追跡を完全に振り切って無事に目的地まで辿り着いている(ただしこれはドラえもんに臭いが存在しないということなのか、単なるご都合主義なのかは不明)。
ヒゲは「レーダーひげ」と呼ばれており、本来なら遠くの物を探るレーダーとして機能するはずだったが、やはり故障中。今となってはただの飾りで、隠し事をするとヒゲの先が震える(大全集4巻収録「タヌキさいふ」、大全集17巻収録「七万年前の日本へ行こう」)。それだけでなくヒゲは取り外すことも可能だが(TC35巻収録「ネンドロイド」)、作品によってはヒゲを無理矢理抜かれそうになって痛がったり(『2112年ドラえもん誕生』)、ヒゲが抜けたせいで力を失ってしまう様子が描かれたこともある(大全集1巻収録「のび太が強くなる」)。
口は洗面器が入るほど大きい「デカ口」であり、「オートフードカッター」と呼ばれる歯や舌もちゃんとある。作品によっては歯茎が描写されることもある(『恐竜2006』、『新・日本誕生』等)。それだけでなく大全集18巻収録「空とぶ動物園」では、動物の人形に息を吹き込み、風船のように膨らませて空中に浮かばせたこともある。
眼は「赤外線アイ」であり、夜や暗闇でも周りが見える。珍しくこれは故障していない(『海底鬼岩城』では暗闇の深海底でも普通に行動しており、映画版『ワンニャン時空伝』でも「暗くなる電球」の効果で周囲が暗闇になり、のび太達や敵がまともに動けなくなった状況でも、ドラえもんは問題なく行動していた)。
脚は12.9㎝しかない短足だが、足を一時的に伸ばして折れ曲がりさせることが出来る「伸縮マシーン」という装置が搭載されている為、正座をすることも可能。また、腕にも「伸縮アーム」という装置が搭載されている為、口でハンドルを咥えつつ両腕を伸ばしてペダルを漕いで自転車を走らせたことがある(TC36巻収録「天つき地蔵」)。
手は「ペタリハンド」という独特の形状になっており、吸着することでどんな物でも掴むことが出来る。それどころか天井にぶら下がることも可能(水田版アニメオリジナルエピソード「決戦!ネコ型ロボットVSイヌ型ロボット」)。指は基本的には1本しか出現しないようで、ジャンケンではグーしか出すことが出来ず(TC8巻収録「ぼく、マリちゃんだよ」等)、あやとりも出来ない(TC15巻収録「あやとり世界」)。ただし原作版初期では5本指を出している描写が存在し(TCプラス2巻収録「夢中機を探せ」の初出版)、作品によっては指を2本以上出している描写も存在する(TC6巻収録「せん水艦で海へ行こう」、大全集3巻収録「ウルトラストップウォッチ」、大全集4巻収録「ドラえもんの大ひみつ」、2018年版「人の身になるタチバガン」、水田版アニメオリジナルエピソード「大人になりたい」等)。
また、2006年版「ミニ熱気球」では両手を高速で擦ることで瞬時に火を付けており、水田版アニメ「雪でもポカポカ!エアコンフォト」では燃えてしまうほどに高温になった写真を素手で掴み、そのまま火傷を負ったり熱がってしまうこともなく片手で火を揉み消したこともあり、2020年版「のび太シンデレラ」でも、火が付いている石油ストーブを特に熱がることもなく素手で掴んでいる。
指は普段はペタリハンド内に収納されているが、電話のダイヤルを回したり(TC30巻収録「真夜中の電話魔」)、銃を撃ったり、折り紙で精巧なバラを完成させたり(水田版アニメオリジナルエピソード「ジャングル探検にはおり紙を」)と、意外にも器用である。空き箱でピンホールカメラを作ったり(TCプラス2巻収録「バッジどろぼう」)、自分の姿を模した凧を作ったり(大全集8巻収録「空高くたこを落とせ」)、「アタールガン」及び「ゆうびんロボット」を自作する(大全集2巻収録「アタールガン」、大全集18巻収録「ゆうびんロボット」)等、創作意欲も割と高いようだ。
それだけでなく、TC44巻収録「海をひと切れ切りとって」では「切りとりナイフとフォーク」を使用し、定規等は一切使わず綺麗な直方体の空間を切り分けており、大全集11巻収録「ラジコンねんど」では「ラジコンねん土」を使用して綺麗な車を完成させている。更に、水田版アニメオリジナルエピソード「天才のび太の飛行船ゆうえんち」では、縄で拘束されてしまったのだが両手を上手く動かして縄を解いたこともある。
しかし絵はお世辞にも上手とは言えず、TC3巻収録「そっくりクレヨン」及びTC28巻収録「百丈島の原寸大プラモ」では、のび太から「ドラえもんも絵が下手だなあ」と言われており、TC8巻収録「消しゴムでノッペラボウ」では、ドラえもん自身が「僕は絵については自信がないんだよな」と述べている。
その一方、TC3巻収録「あやうし!ライオン仮面」では、フニャコフニャ夫から「わしの漫画を書き写してほしい」を頼まれた際、作者の彼でも自分で描いた絵と見分けがつかないほどに高い画力でこなしている。それだけでなく、TC7巻収録「テスト・ロボット」では比較的綺麗なジャイアンの似顔絵を描いており、上記の「空高くたこを落とせ」では自分の姿を模した凧を完璧に作り上げている。水田版アニメ「体の皮をはぐ話」では、本物と見分けがつかないほど精巧な洋服を絵具で描いており、2013年版「ひるねは天国で」では神殿の設計図を綺麗に描いている。
足には「重力反発装置」が搭載されている。この装置のお陰で3mm程地面から浮かんでおり、靴を履く必要がない(ただし2014年版「地球脱出計画」等、作品によってはドラえもんの足が汚れてしまい、そのまま地面に足跡が付く様子が描かれていることもある)。
また『海底鬼岩城』では、特別なひみつ道具無しで水上を歩行しており、水田版アニメオリジナルエピソード「火星ピクニック」では、無重力状態でも地球上と同様に床の上に立ちながら留まったり歩行している。
それだけでなく「へんぺい足」という機能も搭載されており、本来なら猫のように静かに歩けるのだが、現在は傷んでいる為に機能しなくなっている。
ドラえもん型のロボットは体の表面にも「極微反重力特殊コーティング」という微細な反重力が働いており、雑菌や汚れも軽く拭くだけで綺麗になる。
手足の色は原作初期は肌色だったが尻尾と同じく日テレ版制作を期に白となった。
上記の通りパワーは129.3馬力であり、常人の259倍の力を誇る。普通のスコップを使用して人間では掘り進められないほどに深い穴を自力で掘ったり(TC10巻収録「ねがい星」)、「もしもボックス」を軽々と持ち上げたり(TC11巻収録「もしもボックス」)、土管を軽々と持ち上げた後でそのまま投げ飛ばしたり(大全集2巻収録「世界平和安全協会?」)、巨大な「無敵砲台」を持ち上げてポケットにしまい込んだり(2008年版「スネ夫の無敵砲台」)、自動車を持ち上げてポケットにしまい込んだり(2011年版「メカ・メーカー」)、巨大な「氷底探検車」を持ち上げる(『南極カチコチ大冒険』)等、数多くの作品で怪力を発揮している。それだけでなく『新魔界大冒険』では、1万馬力のドラミに抑え込まれたにもかかわらず、彼女の拘束から抜け出したこともある。
歌唱力は決して高いとは言えない。TC43巻収録「食べて歌ってバイオ花見」では、ドラえもんが歌った際はのび太から「音痴だな」と言われてしまっている。それだけでなく、大全集1巻収録「ドラえもんの歌」では、体内にマツムシが入り込んだ影響でコンピュータが故障してしまった際、ジャイアンに負けず劣らずの音痴な歌声を響かせており、大全集20巻収録「ドラQパーマン」でも、ドラえもんが「ドラえもんのうた」を歌った際、傍にいたQ太郎とミツ夫は「ウーッ、まいったまいった」と言いながら耳を塞いでいる。ただし水田版アニメオリジナルエピソード「青い月夜のリサイタル」等、作品によっては普通に歌っている場合もある。
その一方、楽器の演奏は問題なく行っている為、音感を持ち合わせていないという訳ではない。TCカラー作品集5巻収録「キャンプ」ではハーモニカを演奏しており、TCプラス6巻収録「ペタリ甲板」ではウクレレを演奏している。それだけでなく、水田版アニメオリジナルエピソード「結成!のびーとるず」では、「無生物さいみんメガフォン」を使用して日用品を楽器に変化させた際、特に扱いづらい素振りを見せることもなく、その日用品(楽器)を演奏している。映画「のび太の地球交響楽」では指揮者を担当した。
ただしスピンオフ作品『ザ・ドラえもんズスペシャル ロボット養成学校編』3巻収録「校内演奏コンクール」では、ドラえもんは楽器を演奏するのが苦手という設定になっている。作中ではどの楽器を演奏しようとしても酷い音を響かせ、その楽器を破壊してしまうほどであり、最終的には演奏が簡単なトライアングルを担当することになっている。
鈴を首輪に付けているが、元々これは「ネコ集めすず」と呼ばれており、名前の通り猫を集める機能があったのだが長らく故障しており、『アニマル惑星』では小型カメラ付きの新品に交換したことがドラえもんから語られた。『ひみつ道具博物館』では、この鈴がドラえもんとのび太の出会いにまつわるキーアイテムとなっている。
ただし日テレ版では「ネコジャラリン」という同様の効果を持つ道具を普通に使用しており、これが首の鈴と同一の道具かどうかは映像が確認不能なので結論は出せない。
走る速さは普段は時速12km(『ドラえもん最新ひみつ百科1』にて「50mを15秒で走る」と解説されている)だが、ネズミを見て逃げる時の速さは時速129.3kmに跳ね上がる。TC5巻収録「のろのろ、じたばた」では(ひみつ道具「クイック」の恩恵を受けた状態ではあるが)東京から青森(初出版は北海道)を全力疾走しながら半日で往復したこともある。
水田版アニメオリジナルエピソード「日食を見よう」では、雲の上辺りから宇宙空間までを高速で走り抜けており(具体的な速度及び宇宙空間到達までの経過時間は不明だが、作中の描写をそのまま捉えれば数秒以内)、漫画版『奇跡の島』ではのび太達がエピガウルスに乗って敵の元へ移動する際、ドラえもんはエピガウルスがネズミに似ていることから「そんなものに乗るくらいなら自分で走るよ!」と言いながら走り出し、エピガウルスに乗って移動するのび太達の先頭を目的地到着まで走り続けたこともある。
運動神経は子守りロボットだけあってかなり良い方で、基本的にどんなスポーツも難なくこなしている(TC19巻収録「大雪山がやってきた」、水田版アニメオリジナルエピソード「南極ペンギンを救え!」等)。それだけでなく学習漫画『ドラえもんの体育おもしろ攻略 はやく走れ高くジャンプできる』では、立ち幅跳びをした際に着地用の砂場を軽々飛び越える脚力を発揮しており、水田版アニメオリジナルエピソード「恋する!?変身ビスケット」では、ドラえもん自身が乗っていた気球(の最上部)が小さく見えるほどの高さ(推定数十メートル)まで飛び上がったこともある。ただし本人曰く鉄棒は苦手(TC19巻収録「アスレチック・ハウス」)。
バランス感覚も優れており、水田版アニメオリジナルエピソード「ぶんぶくドラ釜」では綱渡りを行っただけでなく、両手に持った傘の上に物を投げられた際も、それらを傘で上手くキャッチして回転させつつ、その後も足を踏み外すことなく綱渡りを続けている(ただし綱を渡り終える直前で蝶が鼻にとまり、思わずくしゃみをしたことで足を踏み外してしまった)。
慌てた時はひみつ道具や色々な物を取り出しているドラえもんだが、作品によっては必要な道具を瞬時に取り出していることもあり(大長編版『鉄人兵団』)、更には射撃の名手であるのび太に早撃ちで勝利したこともある(TC20巻収録「ツモリガン」)。それだけでなく大全集10巻収録「防水折り紙」では、「防水折り紙」で作った船から吹き飛ばされてしまったのだが、同じ折り紙を一発で取り出し、水面に落下するより前に船を瞬時に完成させたこともあり、『宇宙小戦争』では、自分達が乗り込んでいる戦車を宇宙から隕石のように自由落下させ、地面に激突する寸前に戦車の軌道を変えることで激突を回避する反応速度を見せている。
アニメ版及び映画版では、放たれた矢を宙返りしながら足で蹴って弾いたり(大山版アニメオリジナルエピソード「ドラミ江戸を斬る」)、光線銃型の武器等で攻撃された際は光線が自分に到達する前にポケットから一発で「ひらりマント」を瞬時に取り出し、マントをタイミング良く使用して光線を跳ね返したこともある(2009年版「未来世界の怪人」、『宝島』)。それだけでなく高速で動く物体をコマ送りで見ている描写も存在する(2008年版「強~いイシ」)。
上記の「ツモリガン」(『小学二年生』1979年12月号掲載)にて、のび太を上回る早撃ちを披露したことがあるドラえもんだが、実は命中精度ものび太に引けを取らない。大全集6巻収録「実物射的で狙い撃ち」(『小学五年生』1977年9月号掲載)では、「実物射的」で遊ぼうとしたのび太は何発か弾を外してしまっているのに対し、ドラえもんは全弾命中させている。
TC30巻収録「空き地のジョーズ」(『小学三年生』1983年11月号掲載)では、ひみつ道具の効果で空き地にサメが現れてしまった為、ドラえもんとのび太は光線銃型のひみつ道具(音と光で脅かす武器)でサメを追い払おうとした。その際、のび太はサメに対して全弾外してしまっていたが、ドラえもんはサメに命中させている。
更にTC28巻収録「大ピンチ!スネ夫の答案」(『小学三年生』1982年9月号掲載)では、ドラえもんが「秘密書類やきすて銃」を使用し、地面に埋まっているスネ夫の答案を離れた場所から正確に狙い撃ちしており、TC39巻収録「虹のビオレッタ」(『小学四年生』1988年11月号掲載)では、人が口を開けた瞬間を見計らって正確に狙い撃ちしなければならない「CMキャンデー発射機」を命中させている。
TC29巻収録「うら山のウサギ怪獣」(『小学五年生』1981年9月号掲載)では、ドラえもんは離れた場所から「部分進化ガン」を使用して犬の鼻をピンポイントで狙い撃ちしたり、ドラえもん自身は「タケコプター」で浮かんでいる状態にもかかわらず、離れた位置で動き回るうさぎの手足を正確に撃ち抜いている。
TC22巻収録「しあわせをよぶ青い鳥」(『小学三年生』1979年11月号掲載)では、銃型のひみつ道具「チルチルペンキ」を使用し、空を飛んでいるスズメにペンキを浴びせようとした際、スズメが逃げ回り、ドラえもん自身もタケコプターで飛行しながら激しく動き回っていたにもかかわらず、ペンキをスズメに一発で命中させている。
上記の描写を見る限り、ドラえもんは「のび太を上回る早撃ち」及び「のび太と同等の精密射撃」が出来るということになり、ファンの間では「ドラえもんは相対的にのび太を上回る射撃能力の持ち主では?」という意見も存在する。
ちなみに、これらのエピソードは全てTCプラス2巻収録「夢中機を探せ」(『小学二年生』1974年11月号掲載。のび太が射撃の才能を初めて自覚したエピソード)及びTC12巻収録「けん銃王コンテスト」(『小学六年生』1976年1月号掲載。「のび太は射撃が得意」という設定が定着したエピソード)以降に描かれている(それぞれのエピソードの掲載年月日を参照)但し、空き地のジョーズなどの回でののび太が外してるのはパニック状態で外している為集中状態ならばのび太の方が上の可能性もある。
更に、のび太と同様にドラえもんも銃器を選ばず安定した命中精度を誇る。上記のツモリガンや「タイムピストル」等の銃型のひみつ道具はもちろんのこと、上記の部分進化ガン(ラッパ銃型のひみつ道具)及びCMキャンデー発射機、「空気砲」、スリングショット(大全集2巻収録「ガンじょう」、『2112年ドラえもん誕生』、水田版アニメオリジナルエピソード「ドラドラ時空アドベンチャー のび太土偶の謎」)等、特殊な形状のひみつ道具や武器でも問題なく扱っている。
また、ドラえもんは銃の腕前だけでなく投擲技術も高い。TC31巻収録「恐竜さん日本へどうぞ」では、野比家の二階の窓から少し離れた位置にいる人の口の中へ「招待錠」を正確に投げ入れている。『恐竜』ではオーニソミマスの小さな口や、ある程度離れた位置からティラノサウルスの口を狙って「桃太郎印のきびだんご」を正確に投げ入れており、『大魔境』でもある程度離れた位置からヒョウの口を狙ってきびだんごを正確に投げ入れている。
それだけでなく映画版『新魔界大冒険』では、離れた位置から「鬼は外ビーンズ」を投げ付け、ネズミの美夜子(小さな標的)に正確に命中させており、『新・日本誕生』では、ククルから渡された石槍を投げ付けた際、ギガゾンビが顔に付けていた仮面に正確に命中させている(ただしスピンオフ作品『ドラベース』でピッチャーを務めた際は、相手チームに打たれ続けてしまっているが)。
大全集3巻収録「まほうのかがみ」では自動車を運転しており、『海底鬼岩城』では「水中バギー」を運転しており、TC14巻収録「ミニカー教習所」ではのび太に対して車の運転方法や交通ルールを細かく伝授していることから、自動車の運転に関する技術や知識も持ち合わせている。
ボディは非常に頑丈で、普通の人間なら大怪我するか即死するような状況(高いところから落下して地面に激突したり、重い物に踏み潰される等)でも、体が一時的にひしゃげたり歪んだりすることはあってもすぐに回復し、破損や欠損したりすることはほとんどない(TC29巻収録「あいつを固めちゃえ」、水田版アニメ「にんげん機関車」等)。
上記の通り弓矢が頭を貫通してもコンピュータに異常はなく、平然と引っこ抜いていた(上記の「ご先祖さまがんばれ」)。それだけでなく「ウルトラリング」をはめたママにより地球を数秒で一周する速度で吹き飛ばされ、そのまま地面に激突した際も故障が全くなかったこともある(2011年版「ウルトラリング」)。
また、上記の「日食を見よう」では「ビッグライト」を使用して自分の顔を巨大化させたのだが、身体は元の大きさだったにもかかわらず、特に苦しむ素振りを見せることもなく巨大な顔を身体だけで支えていた。
暗黒かつ高水圧の深海底(『海底鬼岩城』)、真空かつ寒暖差が激しい上に強烈な紫外線及び放射線に晒される宇宙空間(TC18巻収録「しあわせのお星さま」、TC29巻収録「広~い宇宙で海水浴」等)、極寒の雪山や北極点及び真冬の南極(TC19巻収録「クイズは地球をめぐる」、TCプラス1巻収録「しん気ろうそく立て」、大全集3巻収録「雪山遭難を助けろ」、2013年版「雪山のロマンス」)、電磁波等が飛び交うエネルギー波の嵐の中(映画版『宇宙漂流記』)、火星(上記の「火星ピクニック」)、月面(水田版アニメオリジナルエピソード「しずかの宇宙ろてん風呂」)、太陽の至近距離(学習漫画『ドラえもん 宇宙大探検』)、地表から高度100kmまでの温度変化が激しい場所(水田版アニメオリジナルエピソード「のび太の流れ星」)等、人間が生存出来ないような過酷な場所でもひみつ道具無しで問題なく活動出来る。
酸(のような液体)でも体は溶けず、本人は平然としていた(『パラレル西遊記』、『南海大冒険』でも「ウンチと一緒に出るだけ」と述べている)。大砲の弾として撃たれても煤がつくだけで故障することがなかったり(『南海大冒険』)、溶岩あるいはマグマの中に埋もれても身体が溶けなかったり(スピンオフ作品『ザ・ドラえもんズスペシャル ロボット養成学校編』収録「オーパーツの正体」。ただし最終的には機能停止してしまい溶岩石に覆われてしまったが)、ガス爆発の中心にいたとしても体は原型を留めていたこともある(『雲の王国』。ただしこの時は流石に意識不明に陥ったが)。
特に頭部の骨格パーツが大変頑丈に出来ており、牙が鋭い動物に噛まれても痛いどころか、噛み跡一つ付かず無傷(TC2巻収録「恐竜ハンター」ではティラノサウルスに噛みつかれても無傷だったり、2007年版「空き地のジョーズ」ではサメの歯が全て折れてしまっていたり、2017年版「スリルブーメラン」ではライオンに噛まれても無傷だった)で済んでいることが多い。これを利用しての頭突きも彼の必殺技の一つ。『雲の王国』では金属製の扉を歪ませたり、巨大なガスタンクに穴をあけて大爆発させたり、『宝島』ではドラえもんが生まれた22世紀よりも未来の技術で作られた巨大バリヤーを頭突きで粉々に破壊した。
その一方、上記の「ご先祖さまがんばれ」では矢がドラえもんの頭を貫通したり、『新魔界大冒険』ではドラえもんの身体が柔らかく伸びる様子が描かれている等、作品によってはドラえもんの身体は柔らかいものとして描写されることもあり『重要な機械が収納されている頭部パーツは頑丈だがそれ以外は柔らかい』とも考えられる。
過酷な環境でも活動可能だが、暑さや寒さについては人間と同じように感じるようで(TC1巻収録「雪でアッチッチ」、『海底鬼岩城』等)
特に「寒いのが苦手」とは多々言っており冬のエピソードでは猫らしくコタツに籠っているシーンが多く暑さや寒さに対応出来る道具を取り出して、自身が道具の効能にあやかることもある(水田版アニメオリジナルエピソード「雪と恐竜」等)。一方で、暑がったり寒がるのび太達に対して上記の道具を使っても、ドラえもん自身は特に暑がったり寒がることもなく道具未使用のまま活動することもある(水田版アニメオリジナルエピソード「ネアンデルタール人を救え」等)。
このあたりは「子守」という役割上、その環境が人間にとって快・不快かを把握する能力とその感情に同調する事も求められているためであろうか?
また、ドラえもんはロボットでありながら涎を垂らしたり(TC20巻収録「へやいっぱいの大ドラやき」、TC33巻収録「地底のドライ・ライト」等)、暑さのあまり汗をかいたり(『海底鬼岩城』等)、涙を流すこともある(TC6巻収録「さようなら、ドラえもん」、TC15巻収録「あやとり世界」、TC32巻収録「連想式推理虫メガネ」等、数多くのエピソードで確認可能)が、これは「涙チューブ」及び「リキッドタンク」に溜め込まれた水によるもので、特に汗は熱に弱いコンピュータを冷やす役割を担っている(ただし上記の通り、作品によっては高温の場所でも汗をかくことなく平然としているが)。
『ドラえもん百科』では「よだれ噴射口」が口の中に搭載されていると描写があった。
TC12巻収録「ゆうれいの干物」では、ロボットでありながら蚊に刺される様子が描かれており、ドラえもんは「僕ぐらい高級なロボットになると蚊が刺すんだよ」と述べている。しかし派生作品を含めれば『新ドラえもん全百科』では、のび太達が蚊に刺されている状況の中、ドラえもんは「僕はロボットだから平気だよ」と言いながら1人だけ蚊に刺されずに済む様子が描かれている。
それだけでなく、ドラえもんはロボットでありながら魂が宿っている。TC29巻収録「ユーレイ暮らしはやめられない」の作中では、身体から魂を抜け出させることで一時的に幽霊になることが出来るひみつ道具「うらめしドロップ」をドラえもんが使用した際、幽霊(魂だけの状態)になる様子が描かれている。
また『STAND BY ME ドラえもん 2』では、互いの意識(魂)を入れ替えるひみつ道具「入れかえロープ」をドラえもんとのび太が使用した際、ドラえもん(及びのび太)の魂がロープ内を行き来する様子が描かれている。
基本的に人間と同様に睡眠を取っており、上記の「ツモリガン」、TCカラー作品集3巻収録「夢ホール」、TC28巻収録「夢はしご」等、様々な作品で夢を見る様子も描かれている。また、TC6巻収録「夜の世界の王さまだ!」では、夜中に起こされて「眠いよ」と発言しており、TC5巻収録「ドラえもんだらけ」では、睡眠不足で我を忘れて暴走したことがある。
しかし『鉄人兵団』では、夜通し(あるいは深夜)まで鉄人兵団を倒す作戦を練り、そのまま徹夜(あるいは短時間の睡眠)で行動していたり、水田版アニメ「南の島を組み立てよう」では徹夜でプラモを組み立てた後も特に問題なく行動していたり、『南極カチコチ大冒険』でも深夜まで南極について調べていたりと、作品によっては睡眠なし(あるいは短時間の睡眠)でも特に眠たがる様子もなく普通に行動している場合もある。
上記の通り、水没しても特に問題ない防水性及び耐圧性も備えており、「汚れを落とす為に風呂に入る・シャワーを浴びる」、「涼を取るべく水風呂やプールに入る」等といったことも可能(上記の「雪でアッチッチ」、TC22巻収録「温泉ロープでいい湯だな」等)。
しかし『雲の王国』等で故障してしまい、のび太達がピンチに陥ることがある。特に『ブリキの迷宮』では敵に連れ去られた上に、電撃の拷問を受けて完全に動けなくなり、海の底に捨てられてしまったことがある。ただし、その後は必ずのび太達やゲストキャラクターによって助けられ復活する。
その一方、学習漫画『ドラえもんの国語おもしろ攻略 四字熟語100』では「不老不死」(という四字熟語)の例としてドラえもんが挙げられている。作中では、老人になってしまったのび太・ジャイアン・スネ夫が「ドラえもんはいつまでも元気じゃのう。わしらはこんなに年をとったのに…」と言っており、ドラえもんは現在の姿を維持したまま「僕はロボットだもの」と発言している。ちなみに人間でいえばおそらくのび太と同じぐらいの小学生ぐらいだと思われ、ようろうおつまみでは、それを食べて水を飲んだパパから勧められた際、「僕は子供だから」と断っていた。
『ブリキの迷宮』では、電撃を受けたことも一因でドラえもんは故障してしまったが、作品によってはひみつ道具による電撃を受けて黒焦げになっても故障しないことの方が多い(TC13巻収録「ちく電スーツ」、TC40巻収録「レポーターロボット」)。『日本誕生』では、ギガゾンビが持つ23世紀の道具による電撃を受けても故障はしなかった。
2012年放送のアニメ「お天気ボックス」では雷を受けても故障せず、すぐに復帰した。
また、アニメ映画『宝島』では、地球のエネルギーを集めた球体に取り込まれてしまったが、のび太達に助け出された後はすぐに意識を取り戻しており、特に大きな故障もなかった。
原作版初期のエピソードではタケコプター無しで飛行しており(TCカラー作品集5巻収録「ネンドロン」等)、更には人を背中に乗せた状態で飛行する事もあった(TC0巻収録「ドラえもん登場!」)。
と、以上のように彼自身の単体スペックにひみつ道具の力が加われば、並み居るスーパーロボットが束になっても敵わない程の存在だが、上記の通り恐るべきことに量産型である。
原作者の藤本が基本的に関わっていないスピンオフ作品『ドラえもんズ』では、同型ロボットの親友であるザ・ドラえもんズが存在しており、彼らと固い絆で結ばれている。
パーソナリティ
性格
基本的にのび太の保護者と思われる事が多い(作中でもそんなポジションに立つ事もある)が、実際には対等な友達関係であり、一緒になって遊ぶことも多い。時には悪ノリしてしまうこともあり、家の中でボウリングをして鏡台を破壊してしまったこともある(TC2巻収録「うそつきかがみ」)。
また、のび太達の両親からは一定の信頼を置かれている。『海底鬼岩城』ではドラえもん達がしずかのママに「子供だけでキャンプに行きたい」と頼んだ際、彼女は「ドラちゃんが連れて行ってくれるなら良いわよ」と言っており、『竜の騎士』でもスネ夫のママが「ちょっと心配だけど、ドラちゃんが一緒なら」と言っている。
原作版では対等な関係が強調されており、のび太のことを大抵呼び捨てにしている(アニメ版では大山版・水田版共に、基本的にどのエピソードでものび太のことを「のび太君」と呼んでいる)。のび太の「スペック」をかなり低く見積もっているようで、毎度の如くとんでもない毒を吐き、のび太を励ますどころか余計に意気消沈させてしまったり、怒らせてしまうことも珍しくない(TC3巻収録「うそつ機」等。TCプラス5巻収録「いたわりロボット」にて、ドラえもん自身が「どうもぼくは口が下手でいけない」と発言している為、口下手という自覚はあるらしい)。
とはいえ、ドラえもんは原作版では誕生直後にがらくた箱に入れられ特売品にされるほどの不良品として扱われていることや、日テレ版、大山版、水田版におけるロボット養成学校時代の成績を考慮すれば、のび太のことを悪く言えるような立場ではない。
その上、自分のドジやうっかりでのび太達に迷惑をかけてしまうこともあり(TC38巻収録「バショー扇の使いみち」等)、逆にのび太に痛いところを鋭く指摘されて言いよどむこともある(TCプラス6巻収録「「チリつもらせ機」で幸せいっぱい?」等)。
ただし全ての話で毒舌という訳ではなく、落ち込むのび太に優しく声をかけて慰めたり、隣で励ましてのび太を元気づけてあげたりもしている(TC13巻収録「悪魔のパスポート」、TC14巻収録「悪の道を進め!」、TC40巻収録「しずちゃんをとりもどせ」等)。
大山版では、原作版や日本テレビ版アニメ(以下、日テレ版)、水田版と違い毒舌が控えめになっており、保護者としてのキャラクター性が強くなっている。ただし放送初期は、原作版に近い言葉遣いだったこともある(例えば大山版アニメ「なくし物とりよせ機」では、ドラえもんが「のび太君。クヨクヨしてないで、外でローラースケートでもしようぜ」と発言している)。
これはドラえもん役の大山のぶ代が「ドラえもんは子守用ネコ型ロボットなのだから、乱暴な言葉を使うのはいけないのでは?」という考えを持っていた為であり、「僕ドラえもんです」「ウフフフフ」「楽しみに待っててね!」等の台詞は大山によるアドリブである(『ぼく、ドラえもんでした。涙と笑いの26年うちあけ話』)。
ちなみに日テレ版及び最初期の原作や大山版、映画版『恐竜』では「さんな」「なのら」と訛り口調で話す事が多かった。
普段からのび太の世話をしているドラえもんだが、のび太がいない時は玩具で遊んだり(11巻収録「雲の中の散歩」、TC13巻収録「お金のいらない世界」、TC19巻収録「無敵コンチュー丹」等)、昼寝をしたり(TC29巻収録「機械化機」、『鉄人兵団』等)、知り合いの猫と集まったり(TC34巻収録「水たまりのピラルク」)と、20世紀~21世紀での生活を満喫している。
玩具については漫画を読んでいることもあれば(TC8巻収録「人間機関車」、TC28巻収録「いれかえ表札」、TC34巻収録「自動返送荷札」、TC41巻収録「出ちょう口目」等、数多くのエピソードで確認可能)、ヨーヨー(TC13巻収録「もどりライト」)やスライム(上記の「無敵コンチュー丹」)、ジグソーパズル(TC4巻収録「おもちゃの兵隊」)、囲碁(水田版アニメオリジナルエピソード「踊らにゃソンソンシューズ」、『月面探査記』)等で遊んでいることもある。また、時には「人形自動化音波」や「ゲームブック」、「空のレジャー三点セット」等のひみつ道具で遊んでいることもある(TC17巻収録「空であそんじゃあぶないよ」、TC38巻収録「冒険ゲームブック」、TC43巻収録「ジャックとベティとジャニー」等)。
ただしいつも遊んでいる訳ではなく、野比家で飼われている金魚に餌をやったり(TC4巻収録「ソノウソホント」)、草むしりやママの手伝いをしたり(TC31巻収録「時門で長~~い一日」、水田版アニメオリジナルエピソード「デンゲキトレード」等)、家の前で水巻きをしていることもある(TCプラス3巻収録「サウンドカメラ」)。
また水田版ではスライム作りに一言あったり、マニアックな城の知識が豊富だったりと原作の描写から掘り下げた趣味の描写も多い。
また、のび太と一緒にアニメを楽しむことも多い(TC25巻収録「平和アンテナ」、TC43巻収録「上げ下げくり」、TCプラス3巻収録「一発逆転ばくだん」等)が、一方で子供向けの番組を見るのび太を冷ややかな目で眺めていることもある(TC12巻収録「正義のみかたセルフ仮面」、TC16巻収録「宇宙ターザン」等 最も宇宙ターザンについては人気が下がってセットの質が悪くなったからこその苦言であるが…)。
のび太達が自作アニメや特撮映画を撮影しようとした時は、「僕を主人公に使うのはやめてくれ」と拒否することもあれば(TC24巻収録「アニメ制作なんてわけないよ」)、「僕が主役をやりたい!」「じゃないと道具を貸さない!」と言い出すこともある(TC20巻収録「超大作特撮映画「宇宙大魔神」」、『宇宙英雄記』)。
普段からのび太に対して「道具に頼るのは良くない」、「欲しい物やしたいことがあったり、しずかちゃんと仲良くなりたいなら自分で努力すべき」、「ただで良い思いをしたいなんて虫が良すぎる」、「ジャイアンに怯えるなんて情けない」等と説教をする(TC4巻収録「ラッキーガン」、TC35巻収録「ジャイアン台風接近中」、TC42巻収録「断ち物願かけ神社」等)ことが多いドラえもんだが、水田版アニメオリジナルエピソード「ドラえもんがダイエット!?」では、太めの体型を気にしたドラえもんは自力でダイエットをするのではなく「ま、これがあればあっという間に痩せられる」と言いながら「ヤセールトンネル」を取り出し、道具で楽をして痩せることを考えている。それだけでなく、自身がジャイアンから凄まれた際は怯えながら逃走したり(上記の「ジャイアン台風接近中」)、ジャイアンとスネ夫から逆恨みされたことで待ち伏せされた際、ドラえもんは怯えながらのび太に「君が作ったゴキブリぼう(のび太が「ハツメイカー」及び「材料箱」を使用して作り出した道具)を貸して」と言ったこともある(TC30巻収録「ハツメイカーで大発明」)。
それだけでなくTC35巻収録「レプリコッコ」では、欲しい漫画があった際に「レプリコッコ」を使用して無料で漫画を手に入れたり、TC29巻収録「プラモが大脱走」では欲しいプラモが売り切れていた為に「プラモ化カメラ」を使用して無料でプラモを手に入れ、プラモを組み立てる際ものび太があまりに下手だったことからドラえもんが取り上げてプラモを作るのだが、最終的には「瞬間プラモ組みたて機」を使用して横着しており、上記の「しかしユーレイはでた!」では、ドラえもんとのび太がジャイアンから「風呂を沸かす準備をしろ」と言われた際、のび太は自力で水汲みをしていたにもかかわらず、ドラえもんは「変身ロボット」に薪割りを任せて自身は遊んでいたこともある。
また、TC38巻収録「友だちの輪」でもドラえもんは雌猫にナンパしようとしたが上手くいかなかった為に「友だちの輪」を使用して雌猫と強引に仲良くなったり、TC37巻収録「自信ぐらつ機」でもドラ焼きの味付けで和菓子屋の店主と口論になった際、「自信ぐらつ機」を使用して相手を強引に言い負かす等、のび太への説教がそのまま自分に跳ね返って来るようなこともしている。
要はのび太と似たもの同士なのだ。
あまりに話題に挙がることは少ないが、ドラえもんものび太と同様に誰とでも仲良く出来る性格の持ち主である。『2112年ドラえもん誕生』の作中では、最初に自身のことを虐めていたジャイベエとスネキチ(ジャイアン・スネ夫ポジションのロボット)とも仲良くなっており、卒業試験ではドラえもんが合格したその瞬間、ドラえもんズやノラミャー子、ジャイベエやスネキチはもちろん、他の生徒達もドラえもんに飛びつき、彼の合格を盛大に祝っていた。
それだけでなく、上記の「走れドラえもん!銀河グランプリ」でも、最初こそ対立していたデポンと仲良くなっており、『ムシムシぴょんぴょん大作戦!』ではモンシロチョウ型ロボットとも意気投合していた。
また、近所の猫達との交友関係は広いらしく、彼らと一緒に遊んだり(TC44巻収録「ジャイ子の新作まんが」等)、彼らの頼み事を聞いていることもある(TC41巻収録「ぼくミニドラえもん」、上記の「デンゲキトレード」等)。大抵はそれで家を空けた間にのび太(あるいはジャイアンやスネ夫)が騒ぎを起こす、一種のフラグとなっているが…。
好物
ドラ焼きが大好物で、お茶と一緒に食べているシーンがよく見られる(『2112年ドラえもん誕生』では、ノラミャー子が出してくれたドラ焼きを食べて大好きになった、大山版『未来の国からはるばると』ではのび太の家に来た日に初めて食べて大好きになった)。ドラ焼きさえ使っていればカレーをかけようが天麩羅にしようが喜んで食べる(上記の「地底のドライ・ライト」)。ただし学習漫画ではドラ焼きに焼き魚を挟んで食べた結果不味いと言った事もある。
ドラミが持ってきた部屋が埋まってしまうほどの巨大なドラ焼き(推定数t)を短時間で完食したり(TC42巻収録「やりすぎ!のぞみ実現機」)、「どら焼き三十個早食いコンテスト」で優勝したこともあり(TC31巻収録「録験機で楽しもう」)、ひみつ道具を使用して水からドラ焼きを生成する事を企む(上記の「へやいっぱいの大ドラやき」の作中にて「イキアタリバッタリサイキンメーカー」を使用し、自らドラ焼きを生成する細菌を作り出す事を試していた。結果的に失敗に終わったが)等の奇行に走った事があるレベル。ドラ焼きを3日食べずにいると禁断症状が出る(TC36巻収録「神さまごっこ」)。ドラ焼きの味に対してはこだわりがあり、上記の「自信ぐらつ機」では和菓子屋の主人とドラ焼きの甘さ加減について論争に発展したことがある。
水田版アニメオリジナルエピソード「どら焼きが消えた日」では、ジャイアンの歌やしずかのバイオリンが聞こえてきたにもかかわらず、二人の歌とバイオリンを平気で聞き流してドラ焼きを夢中で食べ続けたこともある(当然ながらのび太達は二人の歌とバイオリンを聞いて苦しんでいる)。
それだけでなく、作品によってはドラ焼き以外の食べ物を大量に食べる様子も描かれており、『2112年ドラえもん誕生』では饅頭(らしき食べ物)を大量かつ高速で食べていたり、水田版アニメオリジナルエピソード「怒りのポップコーン」では推定数十枚~数百枚の「アンキパン」を短時間で完食したこともある。
また、ドラ焼きが絡むと冷静な判断力が失われる傾向がある。上記の「地底のドライ・ライト」では、「ドライ・ライト」で金儲けしようとするのび太を最初は諫めていたが、のび太の「ドライ・ライトで儲ければ、ドラ焼きが食べ放題」という甘言を聞くと態度が豹変し、発案者ののび太を差し置いて自らドライ・ライトの販売に赴き、商売が軌道にのると値段を当初の5倍に吊り上げ、独占価格で暴利を貪るなど「金=ドラ焼きの亡者」と化する。この暴挙にはのび太も「ドラ焼きのことになると、人が変わったようになる」と引き気味に述べている。
また、水田版アニメオリジナルエピソード「どら焼き伝説を追え!」では、弁慶が作ったとされる元祖ドラ焼きを食べようと平安時代に遡った際、意図せず歴史を変えてしまい、ドラ焼きが現代(歴史)から消滅してしまったこともある。
その一方、のび太からドラ焼きを差し出されても即座に「宿題ならダメ!」と断ったり(上記の「のろのろ、じたばた」)、のび太やママから「ドラ焼きがある」と言われても無反応だったり「今はそれどころじゃない!」と返したこともある(2011年版「鏡の中の世界」、水田版アニメオリジナルエピソード「ドラえもんが受験生!?」)。
餅も大好きであり、TC1巻収録「未来の国からはるばると」でのび太と初めて対面した際に食べて以来すっかり虜になっており、後にのび太とどちらが多く食べるかという理由でケンカしたので、『しゅみの日曜農業セット』でもち米から育てて製造して食べようとしたことも(TC2巻収録「タタミのたんぼ」)。それだけでなく、TC18巻収録「ひい木」では「スイカ大好き」と発言しており、『ドラえもん最新ひみつ道具大事典』でも「すいかストロー」(スイカの中身だけを吸い取ることが出来るひみつ道具)を使用して大量のスイカを食べている。
しかし、上記の『藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道』によると「ドラえもんは餅が好物」という設定は季節感が強過ぎることや、原作者の藤子・F・不二雄がドラ焼き好きであること、そしてドラえもんとドラ焼きで語呂が良い等の理由で、ドラえもんの好物が餅からドラ焼きに変更されたらしい。
他の食べ物についても基本的に好き嫌い等はなくのび太のママのご飯を残す事なく美味しそうに食べる、大長編でも現地の料理やひみつ道具で出したご飯を不満無く食べている。
ちなみにアメリカ版「変身!ドラキュラセット」において、ドラえもんがピザを食べているシーンが存在するが、これは好物が変更されたという訳ではなく、単に日本版とは違うオチに変更されただけである(日本版ではドラえもんが自分の鼻に貼った絆創膏が十字架のような形だった為、ドラキュラセットを着用したのび太がドラキュラの弱点を突かれ気絶するというオチだったが、アメリカ版では同シーンでドラえもんがニンニク入りピザを食べており、のび太はそのニンニクの臭いで気絶するというオチとなっている)。
苦手
ネズミ(『2112年ドラえもん誕生』では「工作用ネズミ型メカ」)に両耳をかじられてしまい、それが原因で耳を失ってしまったことにより、大のネズミ嫌いである。ネズミを見て飛び上がる高さは129.3cmであり(ただし上記の「恋する!?変身ビスケット」、2020年版「ジ~ンと感動する話」等、作品によっては自分の身長以上の跳躍を見せることもあるが)、恐怖のあまり「地球破壊爆弾」等の物騒な兵器を取り出したり、「爆弾で家もろともふっとばしてやれ」等と発言しつつ巨大なミサイルを取り出したこともある(TC17巻収録「驚音波発振機」等)。
ネズミだけでなくハムスター、ハダカデバネズミ、カピバラ、ヌートリア等のげっ歯目に分類される動物もダメであり(『日本誕生』、水田版アニメオリジナルエピソード「珍獣がショートステイ」)、学習漫画『ドラえもん ことわざ辞典』ではミッキーマウスの絵がプリントされたドラ焼きを見て怯えていた。
因みにチンプイもネズミに似てるため苦手である(チンプイもネコ型ロボットであるドラえもんを苦手としている)。
『恐竜』及び2015年版「恐竜ハンター」でも、太古の世界に遡った際、現代のネズミと似た姿の原始食虫類(人類を含む全哺乳類の先祖)に驚いていた(ただし前者では、その動物がネズミではないと分かった時点で落ち着きを取り戻している)。
しかしシマリス(を模したひみつ道具「探シマリス」)については、ドラえもんはシマリスがネズミの仲間であることを知らなかった為、特に怖がることもなく平静を保っていたこともある(水田版アニメオリジナルエピソード「22世紀の大決戦! ドラえもんvs.ドラキュラ(後編)」)。
(余談ながら、別作品に登場する同様にネズミが嫌いな人物は、ネズミの写真に「わたしはリス。尻尾の毛が剃られたの」と書き込んでその事実から目を逸らそうとしていた)
水田版アニメオリジナルエピソード「その日、すべてがネズミに!」では「世界変換マシン」(使用者をパラレルワールドへ移動させる「もしもボックス」とは違い、現実世界を自分の望み通りに改変することが出来るひみつ道具)を使用し、ネズミが存在しない世界を実現させようとしたこともある。
しかし作品によってはネズミ(を模した玩具)を見る、あるいはのび太から「ネズミ!」と言われても無反応だったこともあり(TC5巻収録「バッジを作ろう」、TC15巻収録「ネコが会社を作ったよ」、上記の「ドラえもんが受験生!?」)、ネズミを全く怖がらずに追い払ったこともある(大全集15巻収録「「ぬいぐるみカメラ」と「クルーム」」)。また、のび太や怪盗ローズを助ける為にネズミに立ち向かったり(大全集3巻収録「ねずみこわーい」、2006年版「あらかじめ日記はおそろしい」、水田版アニメオリジナルエピソード「ドラえもんの青い涙」)、ガールフレンドの猫がネズミに変身したと思い込んだ際は、ネズミへの恐怖より猫を愛する気持ちが勝ったこともある(上記の「恋する!?変身ビスケット」)。
また、上記の通りドラえもんは「寒さに弱い」と発言しており、上記の「雪でアッチッチ」ではこたつと毛布とストーブを併用して温まっていたり、TCプラス4巻収録「風の子バンド」では、のび太から凧揚げに行こうと誘われた際、ドラえもんはこたつに入りながら「寒いから嫌だ。どうして毎年、冬が来るんだろうね」と言っており、TC3巻収録「ミチビキエンゼル」では風邪をひいてしまったこともある。
しかしその一方で、TCプラス5巻収録「三月の雪」では、雪が積もるほどに寒い状況であるにもかかわらず、ドラえもんは寒がることはなく率先して雪だるま作りに励んだり、上記の「雪山遭難を助けろ」では、「どこでもドア」で猛吹雪の雪山へ移動した際、のび太は厚着していたのだが、ドラえもんは生身のまま特に寒がることもなく吹雪の中を平然と歩き回ったこともある。
それだけでなく、TCカラー作品集1巻収録「ゴロアワセトウ」では、ジャイアンとスネ夫から蜘蛛を見せられた際、ドラえもん(及びのび太)は「蜘蛛、大嫌い!」と叫びながら怖がっている。
特技
ドラえもんの一番の特技と言えば、腹部に備え付けられた「四次元ポケット」から様々なひみつ道具を取り出す事である。ちなみにこれらの道具は、ドラえもんが開発された時点で最初からポケットに収納されていたもの(『ドラえもん道具カタログ』にて「ドラえもんには最初から四次元ポケットに数多くのひみつ道具が収納されているのでお買い得」と説明されている)、自分で開発したもの(上記の「アタールガン」及び「ゆうびんロボット」)、未来デパートから自分の小遣いで新たに購入したもの、レンタル及びリースしたもの(『ドラえもん最新ひみつ道具大事典』にて、原作者である藤子・F・不二雄が「ドラえもんが持つ道具の3分の2はレンタル」と説明している)、試供品(TCプラス3巻収録「ドラえもんがいなくてもだいじょうぶ!?」)等で構成されている。
「一回きりの使い捨てが多いんだ。安いからね」とも発言している。
また、予備のポケットとして「スペアポケット」が存在し、奪われたり破壊された際はこのポケットを使用している。ドラえもんが不在の際、のび太やしずかがスペアポケットを使用する事もある(TC34巻収録「水たまりのピラルク」、TC37巻収録「なんでもひきうけ会社」、『鉄人兵団』等)。
これら二つのポケットは四次元空間を通じて繋がっている為、ドラえもんがピンチに陥った際はのび太達がスペアポケットの中に入り、四次元空間を通り抜けてドラえもんの元へ助けに向かうこともあった(『ブリキの迷宮』、『ねじ巻き都市冒険記』、『月面探査記』)。
ひみつ道具を大量に持つ彼だが、それらの管理が杜撰であり、ひみつ道具を部屋に放置したり、ポケットの中の整理が出来ていないせいで肝心な場面で目的のひみつ道具を出せなかったりする。
大長編等で頻発する緊迫したシリアスな場面では、パニックになったドラえもんが目当ての道具を出すつもりが関係ない道具を出しまくって混乱を助長するというのがお約束となっている(ポケットの入り口には「イメージ検索機能」が備わっており、出したい道具をイメージするだけでポケットのコンピュータが探してくれる。故に集中しないと目当ての道具を取り出せなくなってしまう為、慌てているドラえもんは無関係な物ばかりを取り出してしまうのだ)。
なお、道具の手入れ・整備等については定期的に欠かさず行っている(上記の「いねむりシール」、TC18巻収録「百苦タイマー」、『恐竜』等)。
大長編及び映画版等で四次元ポケットをなくしてしまう(もしくは使用不能に陥る)展開が多々あるが、その際は決まって「ポケットの無いドラえもんなんてただの中古ロボット」と、ジャイアンやスネ夫から罵られるのが定番になっている(『ドラビアンナイト』等)。
ただしロボット故の非常に頑丈な身体、もしもボックス等を軽々と持ち上げられる怪力、高い身体能力はひみつ道具と関係なく備わっている為、大長編及び映画版等でひみつ道具が使用不能になった場合、上記の通り石頭等で戦うこともある。
ちなみに大山版における設定では、ドラえもんが持っているポケットは2代目であり、最初のポケットは『2112年ドラえもん誕生』の作中で失くしてしまい、ロボット養成学校の校長から2代目の新しいポケットをプレゼントされている。
ロボットだけあって頭は良く、もしもボックス等のひみつ道具や機械の修理をこなしたり(TC19巻収録「天井うらの宇宙戦争」、TC31巻収録「ためしにさようなら」、TCカラー作品集2巻収録「いねむりシール」等。ただし『恐竜』ではドラえもんが「タイムマシン」の修理に失敗しており、「専門の工場でないと絶対に直せない」と述べていることから、ひみつ道具であれば全て修理出来る訳ではないことが分かる)、見たことのない異星の機械であるザンダクロス(ジュド)の電子頭脳を見たことのある機械に改造して自分たちの味方にしたり(『鉄人兵団』)、桁数が多い計算や難しい演算等を暗算で行ったり(TC17巻収録「バイバイン」、TC26巻収録「歩け歩け月までも」、水田版アニメオリジナルエピソード「のび太のダンボール宇宙シテーション」等)、のび太達が「つくれーるマイレール」を使用して自由に電車の経路を作った際は一晩で正確な時刻表を作り上げつつ、途中で線路トラブルが発生した際も線路の向きを変えて全員が目的地へ上手く到達出来るよう調整する等、優れた頭の回転を見せたこともある(水田版アニメオリジナルエピソード「つくれーるマイレール」)。ただし原作版初期では簡単な計算でもミスをしたり(大全集3巻収録「ドラえもん対ガチャ子」)、中期では電卓やひっ算に頼ることもあった(TC3巻収録「ボーナス1024倍」等)。
知識や雑学も非常に豊富であり、大長編及び映画版はもちろんのこと、『ドラえもんの学習シリーズ』、『ドラえもんふしぎ探検シリーズ』、『ドラえもんふしぎのサイエンス』等の学習漫画といった、様々な作品で解説役を務めることが多く、のび太達に様々な分野の知識を分かりやすく説明している。しかし未来世界では不良品(『2112年ドラえもん誕生』では落ちこぼれ)とされており、本人もドジな一面があり失敗も多い(特に原作版初期、つまり現代の野比家に居候した直後)。
一方で、映画『ぼく、桃太郎のなんなのさ』では桃太郎を知らないという意外な一面を見せていた(ただし原作版及び水田版には、そのような設定及び描写は存在しない。実際に原作版ではTC9巻収録「ぼく、桃太郎のなんなのさ」にて、ドラえもんは桃太郎の写真を見たのだが、その際「桃太郎を知らない」とは一言も言っておらず、その後ものび太やバケルと桃太郎について普通に話し合っている)。
ネコ型ロボットということもあり、特別なひみつ道具を使わなくとも猫と会話することが可能(TC25巻収録「四次元ポケットにスペアがあったのだ」、TC42巻収録「運動神経コントローラー」等)。しかし他の動物や日本語以外の言語で話す人物と会話する場合は「ほんやくコンニャク」等のひみつ道具を使用することが大半である(TC12巻収録「ゆうれい城へ引っこし」、TCプラス6巻収録「ペタリ甲板」、『大魔境』等)。
その一方で大全集18巻収録「ターザンパンツで大活躍!?」では、ひみつ道具無しで動物の言葉を理解しており、学習漫画『ドラえもんの学習シリーズ 社会科おもしろ攻略 日本の歴史がわかる2』では、ひみつ道具無しで外国人と会話していた。
また、TC21巻収録「ひろびろ日本」では「ゆめスピーカー」の効果で「グウグウ」と話す人々の言葉を正確に理解しており、TC42巻収録「ツーカー錠」でも「ツーカー錠」の効果で「ツー」と「カー」のみの単語で話すパパとママの会話内容を正確に理解していた。
それだけでなく、スネ夫の顔真似も得意としており、TCカラー作品集2巻収録「シャシンシャベール」及び『竜の騎士』の作中にて、スネ夫の居場所を尋ねる際に披露している。また、この特技は公式書籍でも指摘されている(『ドラえもん深読みガイド』)。
外見への自認
容姿には自信がないらしく、TC8巻収録「めんくいカメラ」ではのび太から「めんくいカメラ」(一定水準以上の容姿でないと、撮影した写真に顔が写らないカメラ)で撮影されそうになった際、「撮るならちょっと待ってくれ!」と言いながら逃げ出し、顔に化粧をした後に「少しはハンサムになったかな」と言っている。
それだけでなく、上記の「ドラえもん大事典」ではノラミャー子から「あたし、スマートな人が好きよ」と言われており、ドラえもんが耳を失った際は上記の通り彼女から大笑いされてしまっている(ただし『2112年ドラえもん誕生』におけるノラミャー子は自身が笑いすぎて顎が外れてしまったこともあって、最終的に「耳の無い姿も青い体も素敵よ」とフォローしている)。
一方で、身だしなみに気を使う一面もあり、単なる(20世紀~21世紀初頭の)櫛やドライヤーを四次元ポケットに入れていたり(映画版『ふしぎ風使い』)、前述のように軽く拭くだけで綺麗になるボディのはずなのに風呂を利用している。尤も、ドラえもん(同型機含む)の「子守りロボットとしての役目」を考えれば当然の行動とも言えるが。
NGワードは「タヌキ」で、タヌキ呼ばわりされると怒り「僕はタヌキじゃなーい!(たまに「ネコ型ロボットだ!」と言うもある)」と言うのがお決まりのパターン。『大魔境』に登場するアフリカの犬の王国の兵士や、『南海大冒険』に登場するカリブの海賊達等、タヌキが生息していない地域の人からもそう呼ばれることが多い。大長編の悪役から「青狸」と呼ばれるのはもはや定番。
ただ、あまりにも毎回タヌキに間違われるせいか、悪気のない間違いには苦笑いで済ませることもある(『STAND BY ME ドラえもん 2』等)。
一方TC27巻収録「恋するドラえもん」では、自分が惚れた雌猫から「珍しい猫さんね」と言われた時は感激しており、『翼の勇者たち』では、バードピアの鳥人から「ネコだ!」と言われた際は、歓喜のあまり本気で号泣したこともある。そしてあろうことかpixivの特集でも……
とは言え、ドラえもんが公式作品やイラストでタヌキのコスプレをしたり、タヌキに変身する事自体はよくある事である。
一方、『アニマル惑星』では「いつもタヌキタヌキと失礼な!」と怒った際、逆にタヌキから「タヌキと言われてそんなに腹立つか」と言われてしまい、言い訳に苦慮しているところをのび太達から失笑されたこともある。
ちなみに米国でローカライズされた際、タヌキが馴染みのない動物の為か、アザラシに間違われるという設定に変更されている(尤も、タヌキもアザラシも同じネコ目の動物と言ってしまえばおしまいだが)。
なお、『タヌ機』(TC7巻収録)は原作最初期という事でか、タヌキとバカにされたのび太をドラえもんが大笑いするという現在では考え難い姿が描かれている。
恋愛事情
プライベートでは大変に惚れっぽく、ネコ型ロボットだけあって可愛いメスネコにすぐメロメロになる。それだけでなく人間の女の子にもメロメロになり、かなりのムッツリスケベである。挙句の果てに、自分がロボットだからということでロボットの女の子や女性タイプのネコ型ロボットにもメロメロになる。チープなネコの電動玩具に本気で惚れ込んで「ボクのお嫁さんにする」と言い切り、ひみつ道具を駆使してその玩具をロボットに改造してしまったこともある(TC14巻収録「すてきなミイちゃん」)。その様子を見たのび太はドン引きしていた。
原作は現代のガールフレンドのネコに、後期から登場した白猫の「タマちゃん」がおり(『ドラえもんに休日を!!』『大予言・地球が滅びる日』など何度も二人きりでデートしている)、大山版のアニメではシャム猫っぽい輪郭の「ミーちゃん」、水田版のアニメでは白猫の「ミーちゃん」と特に仲が良い。
原作版、大山版、水田版の全ての作品で、ドラえもんはノラミャー子と交流があったのだが、耳を失った姿を見て笑われたこと、のび太の時代に行ってしまった事で疎遠になってしまっている(正確には『2112年ドラえもん誕生』ではノラミャー子がドラえもんを笑ったことを謝罪しており、上記の「ドラえもんが生まれ変わる日」では、ノラミャー子がドラえもんの姿を見て笑う描写自体が存在せず、疎遠になった理由は作中で説明されていない)。
水田版アニメオリジナルエピソード「ドラえもんをのぞいちゃえ!」では、セワシが「ドラえもんは恋多き人」と言っており、テレビ画面にはドラえもんが過去に恋した10人(匹)以上の猫(ネコ型ロボット)の写真が表示されていた。
惚れっぽい人物の常で本人は嫉妬深く、惚れた相手に恋敵がいると知って嫉妬に狂い「地球破壊爆弾」等の武器を取り出していたこともある(TC27巻収録「恋するドラえもん」)。ただし最終的には愛する人(ネコ)の幸せを祈って身を引くパターンが非常に多い。
ちなみに妹のドラミを周りから恋愛対象として見られるのも嫌らしく、ドラミが初めて現代の野比家にやって来た際(TC4巻収録「海底ハイキング」を原作としたエピソードだが、元々はスピンオフ作品『ドラミちゃん』で連載されていたエピソードであり、本来ならドラミと出会い過ごしているのはのび太郎である。詳しくは『ドラミちゃん』の項目を参照)、のび太が初対面の妹にデレデレしている様子を見て嫌そうにしていた。
水田版オリジナルエピソード『ドラミとジャイ子に恋人!?』でもドラミが恋をしたと誤解した際は気になって後をつけていたりと心配している描写が多い。
ただし原作版では、ドラえもんがドラミに対してそのような複雑な感情を抱く描写は存在せず映画『ロボット学校七不思議!?』をきっかけにドラえもんズ関連作品でドラ・ザ・キッドと良い仲になっている事に関しては特に触れていない。
上記の「デンゲキトレード」では、のび太と立場や能力を入れ替えた際、地道に努力するドラえもんの姿を見たしずかはドラえもんにときめいていた(ただししずか本人は道具の効果でドラえもんをのび太と認識しており、その様子を見ていたのび太は非常に慌てていた)。それだけでなく『2112年ドラえもん誕生』では、ノラミャー子が「ドラえもんの長所は何に対しても一生懸命なところ」と言っている。
田中道明版『ザ・ドラえもんズ』1巻でも、ドラえもんの一生懸命な部分が他のドラえもんズから評価され、「親友テレカ」を手に入れる為の冒険を繰り広げた後にドラえもんズのリーダーになっている。
しずかに対する変態行為に関してはのび太と同じくらい積極的で、本来そういうことを止めるべき立場にあるドラえもんが進んで「のぞき」に協力する所が笑いを誘うギャグとなっている(TC26巻収録「水はみていた」、TC31巻収録「あとからアルバム」等)。のび太に隠れて一人で「のぞき」をすることもあり、のび太にバレた際には赤面し、酷く慌てて弁明も言葉にならない始末だったこともある(TC36巻収録「断層ビジョン」)。
また、ドラえもんはドルオタでもあり、丸井マリや伊藤翼、星野スミレ等といったアイドルのグッズを沢山所持し、アイドルに興味がないのび太に激昂したこともる(TC8巻収録「ぼく、マリちゃんだよ」)。それだけでなく、作品によってはドラえもんの寝室にアイドルのポスターが貼られていることもある(水田版アニメオリジナルエピソード「ドラえもんをのぞいちゃえ!」、『ひみつ道具博物館』、『南極カチコチ大冒険』等)。
更にそういったアイドル達とは実際に会ったことがあり、彼女らの悩みに一肌脱いであげたこともあった(TCプラス5巻収録「人気歌手翼ちゃんの秘密」等)。
『ワンニャン時空伝』ではそれが勝機にも繋がっており、一目惚れした美少女歌手・シャミーがネコジャラに危害を加えられた時は本気の怒りを見せており、電池切れの「名刀電光丸」や自慢の頭突きでネコジャラをノックダウンさせた。
寝室について
普段はのび太の部屋の押し入れを寝室にしている。ただ眠る為だけに利用している訳ではなく、本棚及び電灯が設置されていたり(『魔界大冒険』)、調べ物をする際に必要な資料がしまわれていたり(『南極カチコチ大冒険』)と、ドラえもんによってカスタマイズされている。それだけでなく、枕の下にスペアポケットを隠しており、足元に「四次元くずかご」を置いている(『ブリキの迷宮』『ねじ巻き都市冒険記』)。
また、押し入れの中は綺麗に片付いていることが多いが、水田版アニメオリジナルエピソード「ドラえもんをのぞいちゃえ!」及び「ネズミ年だよ!ドラえもん」では、ひみつ道具等で散らかっている様子が描かれている。
大好物のどら焼きもコッソリ隠しているようだが、それが彼の苦手なネズミの発生原因となってるフシもある。(TC12巻『ペットそっくりまんじゅう』)
猫としての性質
作品によっては、ドラえもんのネコ型ロボットの猫としての部分が強調されて描かれることがある。猫のように丸まって屋根の上で昼寝したり(TC24巻収録「虹谷ユメ子さん」)、マタタビの匂いを嗅いで泥酔してしまったり(水田版アニメオリジナルエピソード「ママをつかまえろ!」。ただし水田版アニメ「子犬イチの国~キボウ編~」ではマタタビに対し無反応であり、それどころかドラえもんが自分からマタタビを取り出して他の猫を泥酔させている)、耳を失う前はネズミに対して威嚇したこともある(上記の「走れドラえもん!銀河グランプリ」)。
『ひみつ道具博物館』では、ドラえもんは鈴を付けていない状態ではドラ猫化してしまい、足で顔をかいたり手を舐めてグルーミングする様子が描かれている(ただしこの作品以外では、このような設定及び描写は存在しない。実際にTCプラス6巻収録「身がわりバー」では、ドラえもんは鈴を失った状態でもドラ猫化することなく普段通り行動している)。
配役
- 富田耕生→野沢雅子(日本テレビ版)
- 大山のぶ代(テレビ朝日版第1期)
- 高橋和枝(※テレビ朝日版第1期で、1980年にお正月スぺシャルとして放送された『ドラえもんのびっくりオール百科』に黄色いドラえもん役として出演)
- 横山智佐(2112年ドラえもん誕生)※クレジット上は「黄色いドラえもん」
- 水田わさび(テレビ朝日版第2期)
- ジャン・レノ(TOYOTAのCM【ドラれおん】)
- ブルース・ウィリス(ソフトバンクのCM【5G】)
- 藤岡弘、(同上CMでのウィリスの日本語吹き替え)
関連イラスト
他
最古の「ドラえもん」(R-18を除く) | ドラえもん関連の絵を700枚以上も投稿している望月さんの「ドラえもん」 |
表記ゆれ
関連タグ
22世紀 黄色いドラえもん 初期ドラえもん セワシ ドラミ ドラえもんズ ノラミャー子
ドラえもん生誕祭 ハッピー☆ラッキー・バースデー!:誕生日ソング
畜生青狸 練馬区の青い悪魔 ネコ型ロボット 戸羅衛門 あたたかい目:通称、蔑称、ネタタグシリーズ
トニートニー・チョッパー:同じようにタヌキと間違われたキャラ繋がり。
コロ助:同作者の作品『キテレツ大百科』のキャラクター。アニメ版での好物(コロッケ好き)は『ドラえもんのどら焼き好き(自分の名前と似てる食べ物が好物)』が由来とされている。