概要
映画ドラえもん第33作目。
映画ドラえもんシリーズとしては、初のひみつ道具を主体とした作品である。
また、主人公であるドラえもんが中心となって物語が進む数少ない作品でもある。
監督は寺本幸代。
興収は39.5億円となり、2016年公開の『新・のび太の日本誕生』に抜かれるまでは、これまでの作品の中で歴代1位だった。
あらすじ
ある日、ドラえもんの鈴が何者かによって盗まれた。
のび太が「シャーロック・ホームズセット」を使って手がかりを探すと、未来の「ひみつ道具博物館」が関係していることがわかった。
そこで5人はドラえもんの鈴を取り返すべく、ひみつ道具博物館に向かうのだった。
レギュラーキャラクター
CV:水田わさび
主人公。大切にしていた鈴を怪盗DXに盗まれ、ひみつ道具博物館へ鈴を探しに向かう。
本作限定だが、鈴を付けていないと時々ノラネコ化してしまう事実が判明した。
映画版では主人公でありながら目立った活躍が出来ないことが多い彼だが、本作では全編に渡って活躍しており、見せ場も多い。特に、のび太と初めて出会った日を回想するシーンや、終盤でとある姿に変身するシーンは必見。
CV:大原めぐみ
シャーロック・ホームズセットを使用し、ドラえもんの鈴を探す。中盤ではひみつ道具による恩恵無しで、とある事実に辿り着く。
CV:かかずゆみ
クルトの家で、彼が開発したひみつ道具「ハイパー掃除機」によって全裸になってしまうという災難に遭う。
CV:木村昴
中盤から「ガリバートンネル」のせいで体が小さくなってしまう。
CV:関智一
ジャイアンと同様、ガリバートンネルのせいで体が小さくなってしまう。
CV:千秋
物語序盤のみ登場。メロンパン20個と引き換えに、ドラえもんにひみつ道具博物館のチケットを譲った。
ゲストキャラクター
CV:関智一
ドラえもんの鈴を盗んだ犯人。
ひみつ道具博物館の展示品もターゲットにしているらしい。
CV:三瓶由布子
ひみつ道具博物館のガイド。仕事をサボりがちで、よく館長に怒られてばかりいる。
趣味で発明もやっており、いつか博物館に飾られる程のひみつ道具を作るのが夢なのだが、肝心の発明品は「へっぽこ」と言わざるを得ないような役に立たないものばかり。
全てのひみつ道具の元となった「フルメタル」を発見したハルトマン博士を祖父に持つ。
CV:愛河里花子
クルトが発明の最中に偶然に作ってしまった、ピンク色のスライムのような生き物。
人懐っこく、特にクルトのことが大好き。
元になった道具はナカミスイトールで、物の中身を吸い取って食べてしまう能力を持つ。
CV:千葉繁
かつてとある失敗を犯し、学会を追放された博士。ひみつ道具を発明したハルトマン博士とは親友の間柄だった。
映画版と漫画版ではキャラクターが大きく異なるのが特徴。
CV:堀江由衣
ペプラー博士の孫娘。
祖父が生活面で些かだらしない反動か、よく出来たしっかり者。
CV:土師孝也
ひみつ道具博物館の館長。来館者には親切だが、クルトには怒っている姿がしばしば目撃される。
何か秘密を隠しているらしく、時折怪しい動きを見せる。
CV:松平健
怪盗DXの事件を追っている22世紀の刑事。
腰にはドラえもんの四次元ポケットと同様の「四次元ポーチ」を常備しており、そこからひみつ道具を取り出す。
余談
タグでは、「ひみつ道具博物館」と略されて使われることも多い。
2014年3月6日に地上波で放送された際、しずかがハイパー掃除機に服を破られ裸にされるシーンに白い光が入るという規制が入った。
少女が衣服を引き裂かれ全裸にされるという過激なシーンのため、コンプライアンスにより規制がかけられたと思われる。