クルト・ハルトマン
くるとはるとまん
CV:三瓶由布子
映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」にて、
22世紀に存在する様々なひみつ道具が展示されている「ひみつ道具博物館」の
ガイドとしてアルバイトをしている少年。
なんの因果かドラえもん映画で数少ないショタキャラという点と、
未来の特殊スーツという服装、
そして相棒のスライムのような生物ポポンから
色々な意味で多くのファンの心を鷲掴みにしている。
性格は好奇心旺盛。
祖父にひみつ道具の発展に尽力したハルトマン博士を持つ。
(祖父の名も、彼と同じクルト・ハルトマン。
アメリカなどでは現在も同姓同名の親子や親孫は存在するので、それほど珍しいことではない)
祖父に倣って、自分も様々なひみつ道具を制作するひみつ道具職人の駆け出しとしても活動しているが、
製作する道具はいつも微妙なものが多く、館長のフィークスやドラえもん達には「へっぽこ」と言われる始末である。
それでもめげず、いつか博物館に展示されるひみつ道具を作ろうと頑張っている最中である。
ガイドの仕事として偶然ドラえもん一行を案内することになり、以後友情を深めていくが…。
自作したひみつ道具には
「クルクック(靴の形状で「飛べ」と命じると飛ぶことが出来る…がコントロールができない)」
「B級グルメテーブルかけ(B級グルメ専用のグルメテーブルかけだが、たまに材料のまま出現してしまうことがある)」
「びっくりライト(照射した物体の一部分だけが大きくなってしまい、びっくりする)」
などがある。
ガイドの仕事の最中に、祖父のハルトマン博士と友人であったペプラー博士(とある事情で博物館内に潜伏している)と偶然出会い、彼に失敗を恐れないことの大切さを教わり、以後ガイドの仕事を時々抜け出しては、ペプラー博士のもとで彼の仕事を手伝う。
道具職人として祖父のかつての同僚でもあるペプラー博士を尊敬している。
ペプラー博士の孫娘であるジンジャー(下イラスト)に淡い恋心を抱くも、気づかれていない模様。
ポポン
クルトが発明したひみつ道具の一つ。本映画のマスコットキャラクター。
ピンクのスライムのような生物で、製作者であるクルトに良く懐いている。
クルトは当初ひみつ道具「ナカミスイトール」の応用で、モノの中身を二倍にする道具を開発するはずが、どういう手違いか、モノの中身を無くしてしまうポポンを誕生させてしまった。
(実はその時偶然机上にあった失敗作を全て混ぜ込んで誕生した、偶然の産物)
しかし、その何でも吸い込むと言う性質はほぼ危険物質でもほぼデメリットなく吸い込んでしまい、実際はクルトの想像以上に凄いのだが。
その正体は本映画で出てくる敵、怪盗DX(デラックス)、その人である。
(※因みに声優は別人物<CV:スネ夫担当の関智一>)
クルトは怪盗DXとして多くの秘密道具の盗みを働き、ドラえもんの鈴も彼が盗んだ。
クルトの師、ペプラー博士はかつて、ひみつ道具の研究で問題を起こし、ひみつ道具製作の業界を追放されていた。
その後は、ひみつ道具の作成・修理をしているマツシバ工場に潜伏し、密かに続けていた自らの研究「ペプラーメタルの製作」に使用する機械の部品を作成していた。
ところが、追放されていた身分のためT・P(タイムパトロール)に発見、再逮捕されてしまう。(漫画版では逃亡)
その際に偶然修理に出されていたドラえもんの鈴、そして後にミュージアムに展示される予定の5つのひみつ道具の内部回路に機械部品のチップを隠したのだった。
時は経ち、6つのひみつ道具に隠されたチップを回収することをペプラーから聞いたクルトは、博士の夢を叶えるため
彼と共に"怪盗DXスーツ"の制作に着手する。
蝶ネクタイの形状で、自分の首筋につけると"怪盗DX"に変身できる代物である。
軽快、かつダイナミックな動きができ、クルトの自作道具の中では最高傑作である。一度ドラえもん達と対決した際にもDX軍団を操り、ドラえもん達を圧倒して勝利した。
ガイドの仕事をしている時は、ひみつ道具"コピーロボット"を利用してうまく立ち回っていたのだが、
ペプラー博士を追う最中であったのび太についに見破られてしまう。最後まで自分の正体を隠していたがのび太に「"せっかく友達になれたと思ってたのに君が泥棒だなんて"」と失望されたため、変装をといて謝罪し、DXになった経緯を説明。その後のび太達に詰め寄られ逃亡したが、作品終盤にとある別のトラブルが発生したため、のび太達と協力してトラブルを阻止した。そして映画の最後にドラえもんに鈴を盗んだことを謝罪し、盗んだ秘密道具を元の場所に戻し、もう2度と泥棒をしないことを約束した。
なおゲーム版ではこれからも更生したペプラー博士の研究を手伝い続けている。