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映画補正

えいがほせい

劇場版において、普段とは異なる言動、反応、能力、強さなど。

概要

映画テレビのように無料で見られるドラマ・アニメと異なり、劇場まで観客を呼び、料金を払ってもらうことで成り立っているため、テレビと同じ展開を繰り返しているだけでは観客を満足させることは難しい。
そのため、テレビの劇場版では、普段は見られない独自の要素を盛り込むことが必要課題となってくるのだが、それを行った結果、キャラクターの扱いや作品内の空気が普段とかなり変わってくる箇所が発生する。俗に「映画補正」と呼ぶ。

有名なものでは国民的漫画・アニメ作品である『ドラえもん』。
原作短編・テレビアニメ版は主にひみつ道具の使い方を巡って起こるドタバタコメディであり、主人公のドラえもんは原作短編・テレビアニメ版ではひみつ道具でのび太達を助ける頼もしい存在として描かれている。
一方、大長編映画版ではひみつ道具を使った冒険活劇が描かれ、困難な問題をどう解決するか、迫り来る敵にどう立ち向かうかが物語の見どころとなっている。
その為、仮にドラえもんがいつも通りひみつ道具で問題を解決してしまうと、物語が冒頭で終わってしまいかねない為、うっかり四次元ポケットを落としてしまったり、ドラえもん自身が行動不能に陥ったりと、普段が万能な為かマイナス補正がかかってしまい、主人公でありながら不遇な扱いとなってしまっている(ただし全ての作品でそうなっている訳では無くあるが)。これが補正である。

それに対し、副主人公ののび太は原作短編・テレビアニメ版ではトラブルメーカー的立場で描かれることが多く、彼が精神的に成長してしまうとストーリーが成立しなくなる為、次の話では反省もせず再びトラブルを起こし続ける(と言うより『ドラえもん』自体、主人公のドラえもんがダメな男の子を救う物語なのでのび太がトラブルを起こしてしまうのは理にかなっていると言える)。
一方、大長編・映画版では、のび太の長所である優しい性格がクローズアップされたり、冒険の中で成長を見せることもある。

ジャイアンも同様で、原作短編・テレビアニメ版では卑劣ないじめっ子だが、大長編・映画版では義侠心の強い番長タイプのキャラクターとして描かれることがしばしばある。

他にも、国民的アニメ作品『それいけ!アンパンマン』の劇場版でも似たような補正がかかっている場合がある。
主人公のアンパンマンはテレビアニメ版ではばいきんまん等の悪役にやられてしまうと、そのまま悪役から逃げ出したり、倒れて動けなくなってしまい周囲のキャラクターに背負ってもらう等迷惑をかけてしまったりと、情けない部分や弱い部分が強調されることが多い。
一方、劇場版では悪役にどれだけボロボロにされたとしても、テレビアニメ版のような情けない一面を見せることは無く、周囲のキャラクターを守る為最後まで諦めず立ち向かったり、新しい顔が無くとも弱体化前と変わらず動き回って敵に対抗したり周囲のキャラクターを守ろうとしたりと、勇敢な部分や強い部分が強調されることが多い(ただし上記のドラえもん同様、全ての作品でそうなっている訳ではなく『ゆうれい船をやっつけろ!!』『てのひらを太陽に』『だだんだんとふたごの星』等のように例外もあるが)。

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