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ばいきんまん

ばいきんまん

ばいきんまんは、やなせたかし原作の『それいけ!アンパンマン』シリーズに登場する、悪役兼準主人公的キャラクターであり、アンパンマンの宿命のライバルである。
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概要

CV 中尾隆聖

アンパンマンシリーズの悪役兼準主人公的存在で、アンパンマンの宿命のライバル。アンパンマンをやっつけて、世界中をばいきんだらけの世界にするため、ばいきん星からいのちの星を追っかけてアンパンマンワールドにやってきた。

大概は人のものを盗んだり、食べ物を横取りしたりする等の”いたずら”をして、アンパンマンに懲らしめられる、という勧善懲悪の悪である。また、いたずらとは呼べないほどの悪事も働くことも多い。例えば、アンパンマンの力の源である勇気の花をめちゃくちゃにしたり、街や国を破壊したり、国そのものを幽閉・崩壊させたりするというのがある。
アンパンマンを敵とみなし、自らが「正義の敵」である事に誇りを持っているらしい。

最初に登場した絵本『あんぱんまんとばいきんまん』では羽が大きく、痩せている。最初のモチーフはハエだったが、そこからどんどん変化して丸っこい体型になった。
背中に生えている羽は最初はトンボのように大きかったが、徐々に小さくなった(これを使って空を飛ぶことができるが、たまに本人も忘れている)。

また目が薄いピンク色なのは、アンパンマンを倒すためのバイキンメカを徹夜で作っているかららしい。(2018年6月28日放送 日本テレビ系列ワイドショー番組『スッキリ』にて。)

性格

とにかくいたずらや悪さが大好きで、いつもみんなを困らせることばかりする。知能や頭脳も非常に高く、自ら自作した数々のマシンを駆使することもある。時折とんでもない発明を開発し、アンパンマンを本気で追い詰めることもある。どんなにアンパンマン達に懲らしめられても、決してめげずに悪の道をまい進しようとする努力家な一面も持つ。

普段は暇を持て余して町をうろついていたり、パン工場でのアンパンマン達の会話を盗み聞きしたりしており、その中で数々のいたずらや悪事を思いついては実行に移している。
ハヒフヘホー!!」という独特の笑い声で人前で登場し、いたずらや悪事を実行するパターンが主である。

だが、そのいたずらや悪事はいつも失敗に終わる。失敗のパターンとしては、ストーリーの序盤でゲストキャラの何らかの攻撃によって一旦退けられ、その後ゲストキャラから攻撃手段を奪ったり、拉致したりしてピンチに陥れるも、アンパンマンによって再び敗れる、といったものが見られる(初めのゲストキャラの攻撃がない場合や、ゲストキャラではなくアンパンマンがアンキックなどで撃退する場合もある)。アンパンマンについても、顔を濡らすなどして弱らせることに成功し、とどめの一撃まで行くところがあるが、新しい顔が用意されることで必ず形勢が逆転する。そうするとばいきんまんは自暴自棄になって、主に体当たりやUFOから大量の武器を出して「バイキンパンチ」を繰り出すが、アンパンマンのアンパンチで確実にやられ、「バイバイキーン!!」と言い残し、山の彼方に吹っ飛んで、ばいきん城まで飛ばされてしまう(他のキャラクターと一緒に必殺技を繰り出すときは、ダブルパンチ、トリプルパンチが多い)。

アンパンマンが新しい顔になったときは(映画の場合は分からないが)、高い確率でばいきんまんの負けフラグが立つ。

時々、片仮名表記で「バイキンマン」と書かれることがあるが、平仮名表記が正しい名前である(ただし、原作者のやなせたかし氏もしょっちゅうカタカナで書いていた。)。
また、映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんvsバイキンマン!?』では
ばいきんまんの偽者「バイキンマン」が登場している。


とは言え、大人の感覚からいうと、アンパンマンとは喧嘩をするほど仲がいいという感覚の間柄のようである(もちろん、アンパンマンはばいきんまんと喧嘩をしているのではなく「イタズラを繰り返すばいきんまんを説得しようとしている」のだが)。アニメや映画本編での描写(台詞)ではないものの、実際にばいきんまん本人が「本当は仲がいい」と言っていることもある。
仲いいなお前ら
アンパンマンシリーズには欠かすことができないキャラであるのも、その理由の一つ。何かと言って、アンパンマンと共演している姿が多い。しかし、結局はアンパンマンについては、アニメ本編や劇場版で、宿敵であり倒すべき存在であることを明言している。

作中では他のキャラクターにいたずらをしたり、何かを独り占めしようとすることが多い「悪役」ではあるが、彼は決して「悪人」ではない。
ただし、前途でも述べたように、アニメ版などいくつかのエピソードでは、パン工場を水没や砂漠化させたり、ロールパンナに悪の心を植えつけて洗脳するという非道な行いもしている。映画版ではパン工場を炎上させたり(『勇気の花がひらくとき』)、町を全壊させたり(『いのちの星のドーリィ』『ゆうれい船をやっつけろ!!』)、滅亡寸前の惑星のエネルギーを全て吸い取って自分のメカに利用する(『すくえ!ココリンと奇跡の星』)など、かなり残虐なこともしている。
これは恐らくスネ夫の名言、「映画ののび太はかっこいいことを言う」と同じなんだろう
しかし冷静に考えてみれば、TVシリーズ本編でも無力な者を容赦なく攻撃したり、自分勝手な我儘で周りのキャラクターに多大な迷惑をかけたり、制止に入ったアンパンマンの話を聞かず攻撃して追い詰めたり、自分を助けたアンパンマンを騙したりすぐに裏切って罠に嵌めるなど、洒落にならない悪事を日常的にしでかしているとも言える。
いつもアンパンマン達が止めに来るからこそ危機感を抱かずほのぼのとした印象を受けるが、実際にはアンパンマン達がいなければ他のキャラクター達はばいきんまんのせいで何度も家(町)を失ったり大怪我を負ってしまうことになると言っても過言ではない。
他にも、序盤から中盤にかけて行動を共にしていた相手でも、終盤で敵(アンパンマン側)に回れば容赦なく本気で倒しにかかることもある。
それほどまでに冗談では済まない悪事を続けているばいきんまんが憎めない悪役でいられるのは、やはり主人公のアンパンマン他のヒーローが必ず駆け付けて皆を守ってくれる安心感と、ばいきんまん自身の朗らかで愉快なキャラクター性、そして最後には必ず「バイバイキーン!」と言いながら吹っ飛んでいき、相応の制裁を受けるからだろう。

要するに、彼の基本的な姿勢は「悪役」であり、作品によってその悪事のレベルは異なる。しかし、本質的な意味で根っからの「悪人」「悪党」ではないので、たまには良いこともするわけである。
話によっては自分から誰かを助けたり、仕事を手伝ったりすることもある。
実はアンパンマンを助けたことだってある。やなせは「ばいきんまんにはばいきんまんなりの正義があります」ということである。
「悪役」であること、そして「諦めないこと」が彼のアイデンティティ。
映画『よみがえれバナナ島』では主役級の活躍を見せた。

マイペースな女性キャラを苦手とする傾向がある(ドキンちゃんを含めるかは微妙だが、ドキンちゃんに頭が上がらないのは事実)。ただし復讐の炎に燃えた劇場版では、彼女達にも情け容赦なく攻撃している

ばいきんまんの印象は?



変装

いたずらをするに際して変装をすることが多い。この変装は視聴者や絵本の読者には、どれもよく見れば分かりそうなものなのばかりであるが、いかなる者達も初めはばいきんまんの変装に気づかない。これは、公式ホームページでも記載されているが、アンパンマンワールドの住人達が疑うことをしないからである。変装がばれる場合は、カツラなどが取れてしまったり、2本角やしっぽが見えてしまうことや、ばいきんまんが変装をしたキャラクターの本人が現れたり、めいけんチーズに匂いで変装を見破られることがほとんどである。また一部例外として、おむすびまんしらたき姫のように、すぐに変装を見破ったりするケースもあり、たまに、うっかり自分から変装を取ってしまう事もある。

名ゼリフ

ハヒフヘホー!!
うるさいうるさいうるさーい!!
騙される方が悪いのだ!!
おれさま、○○の天才!!
卑怯はおれさまの得意技!!
出たな、お邪魔虫!
みんなまとめてやっつけてやる~!!
バイバイキーン!!

※なお、これらのセリフの中には、中尾のアドリブによって出来たものもある。

バナナ島が寒冷化してしまい、当たり前だったおいしいバナナもみんなの笑顔もなくなった。
バンナ女王が泣いてしまった。そのときのばいきんまんのセリフ。
「元気出せ!
 おまえはな元気ってとこしかいいとこがないんだぞ」
「元気をなくしてどうする!?」
「まーたはじめからバナナを育てればいいじゃないか」
「おれさまなんかメカを造っても造ってもぜーんぶアンパンマンにやられるんだぞ!?」
「でも…また造るんだ!」

「おれさまは謝るのも謝られるのもきらいだ!」
「謝るなんてばっかじゃないの!
黙ってればバレやしないのに!」
悪役でないキャラクターが、ばいきんまんに悪いことをして、素直に謝ろうとしたときに返された彼の返事である。ほかにも過失によって「ごめんごめん」と詫びたアンパンマン側のキャラクターには「ごめんじゃなーい」と返している。

バイキンメカ

詳しくはバイキンメカの記事を参照。

共演した敵役・悪役のキャラクター

詳しくはそれいけ!アンパンマンの敵キャラクターの記事を参照。
(バイキン仲間)
 かびるんるんドキンちゃん、ちくりん、べろべろまん、ばいきん仙人やみるんるん
 ムシバキンマンアカキンマンアオキンマンコキンちゃん
(怪物系)
 かぜこんこんへどろまん雪鬼恐怖のこおり鬼なだれおにたぬきおに
(巨人・魔人系)
 ランプの巨人(ばいきんまんが御主人の場合のみ)、すなおとこいわおとこくらやみまん
(魔王・女王系)
 氷の女王やみの女王砂の魔王黒バラ女王化石の魔王
(ゴースト系)
 ホラーマンストローこうもりかさおばけバケルくん
(洗脳系)
 ブラックロールパンナオオカミおばけ、巨大化ゴミラ

誕生の経緯

ばいきんまんが登場することになったのは、やなせが『アンパンマンに“何か”が足りない』と思い悩んでいた頃、やなせの友人であり、作曲家のいずみたくが演出したミュージカル「怪傑アンパンマン」(原作の『熱血メルヘン 怪傑アンパンマン』はやなせ本人による絵物語だが、話が星新一のそれに似たややダークな物語で対象年齢はかなり高い)が上演された時に、その観客の様子を観察していたやなせが「悪役が必要だ」と思い至ったことによるものである。

ばい菌といえば、病原菌などの不潔なイメージを連想しがちなので、バイキンマンと食品モチーフのキャラであるアンパンマンとは、相容れないようなイメージがある。
しかし上述の通り、アンパンマン自身はばいきんまんのことを積極的に敵対視するようなことは決してない。

これは作者曰く

パンを作るのに使うイーストも菌の一種であり、パン作りには欠かせないもの。つまり2人は敵対しているように見えてその実、共存関係にあるのです。」

ということらしい。

つまり、アンパンマンとばいきんまんはお互い片方ずつでは存在できない。自身の顔を分け与える自己犠牲のアンパンマンに対して、ばいきんまんは自己の欲求を満たそうとするはたらきを担っている。プラスとマイナスのような存在であると言えるだろう。

関連イラスト

/明日は絶対勝つのだ!\
ハッヒフッヘホー


ロックオン
来週こそはっ!



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アンパンマン 中尾隆聖 憎めない悪役
ドキンちゃん バイキン仙人 かびるんるん ロールパンナ

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