黒バラ女王
くろばらじょおう
「早く出しておくれ……。」
「やっと出られたよぉ!それでは、世の中を真っ黒に……。」
初登場回:TV第391話A「アンパンマンと黒バラ女王」
『それいけ!アンパンマン』に悪役として登場する、頭が黒いバラの女王。
ガラス球の中に封じ込められた黒いバラの化身であり、それが割られることで巨大な姿を明らかにし、触手状の蔦や杖から放つ黒いバラで花を枯らしたり何でも黒く固めたりして周囲を滅茶苦茶にする。
弱点は光や、音楽や甘い香りなどの「明るさ」。また個人的な好みとして、「赤い色」を嫌っている。
初登場時はフラワーランドに封印されていたが、ある日突然封印が解けてフラワーランドを乗っ取ろうとした。
(アンパンマンらはもちろん、ばいきんまんとドキンちゃんとはこの時知り合った)
最終的にフラワー姫の杖の力で姿を消すが、再びガラス球に閉じ込められただけで滅びた訳ではなく(フラワー姫も「いつまた現れるかわからない」と発言している)その後も彼女のガラス球は、各地に神出鬼没に現れては、騒動を起こしている。
…のだが、その神出鬼没ぶりが半端じゃない。
どれだけ半端じゃないのかというと、人気のない岩陰や屋外ならともかく、花畑の側に転がっていることもあれば普通に川から流れてくることがあるほどなのである。
「どうやってそこに入ったのか?」と思えるような場所にいることもかなり多い。
ほかの悪役(化石の魔王、ブラックノーズ、氷の女王、くらやみまんなど)に比べると、ばいきんまんをあまり敵視しせず、アンパンマンをやっつけることに意識している。でもやっぱり気に入らないことがあればばいきんまんにも攻撃することもある。
(それ以外のケースとして、バイキン城を乗っ取ろうとしたことがある)
また、ばいきんまん以外の悪役と手を組むケースもあり、ブラックロールパンナはもちろん、バイキン大軍団の一員として化石の魔王、こおりおにとも組んだこともある。