概要
『恐竜ノッシーの大冒険』と『人魚姫のなみだ』の二作のラスボスを務めた、巨大な岩の怪獣。
四本足の恐竜のような姿をしているが、岩だけに無機質な容姿である。
高い再生能力と口から何かしらの効果を及ぼす攻撃を放つ。
その厄介な能力ゆえに、特殊な条件を満たさなければ絶対に倒すことができないため、劇場版に登場する敵では、あのキラキラの涙でパワーアップしたドロンコ魔王に次ぐ強敵と言っていいだろう。
以下は各劇場作品のゴロンゴラについて解説する。
恐竜ノッシーの大冒険
光の玉が口の中に入ってしまったいわおとこが変身した姿として登場。
本作では光の玉がある限り不死身であり、全身が粉々に砕けても再生して元通りになり、なんでも化石にしてしまう化石光線を口から吐く。
中でも化石光線はかなり強力であり、これで化石にされたアンパンマンは、顔の取り換えが不可能になってしまった。
一度粉々に砕けるも、上記の効果ですぐに再生。
その上ばいきんまんのUFOが頭部についたことで(どういうわけか)彼の意のままに操られ、アンパンマン達を次々と化石に変えてしまう。
現時点では、ばいきんまん側にて終始悪事を貫いた映画版の敵では唯一の例である。
だが、ノッシーの涙により最後の力を振り絞った命の木の蔓でがんじがらめにされて身動きを止められ、そこに木の力で復活したアンパンマンに粉々にされる。
それから、光の玉をノッシーに取り出されたため、再生不可能となり今度こそ倒された。
ちなみに、光の玉があったゴロンゴラ高原と同じ名前だが、どういう関連があったのかは不明である。
というか、何故ばいきんまんのUFOが頭にくっついただけで操縦されるかも不明。ダストデーモンと同じくUFOの下の部分が合体しているならまだわかるが。
人魚姫のなみだ
かつて地上で暴れまわった末、海底に封じられた岩の怪物として登場。
容姿は以前のゴロンゴラと同じだが、設定が異なっていることや以前のものは完全に倒されていることから、『恐竜ノッシーの大冒険』に登場したものとは別の個体と思われる(ちなみに容姿が全く同じだったからか、アンパンマンやばいきんまんは一目でゴロンゴラだと気付いた)
紅色ヒトデの髪飾りにこの怪獣が復活する呪いがかかっており、海魔女のおばばがそれを管理していたが、ある日地上に憧れるサニー姫が持ち出してしまった為、封印が解けて復活してしまった。
本作は光の玉は無関係であるものの再生能力は健在であり、紅色ヒトデの髪飾りを飲み込ませなければ倒せない。
人魚のなみだでは武器として、口から相手を化石ではなくヒトデに変える渦潮を吐く。
また、以前のゴロンゴラと鳴き声が異なる。
復活後は、うずまき城を襲撃。一時はばいきんまんと共に行動していたが、今回は完全に言うことを聞いているわけではなく、途中からばいきんまんもヒトデに変えて自分の意思で暴れ出した。
アンパンマン達をに変え、うずまき城を破壊してしまうが、サニー姫としょくぱんまんを飲み込み、それに怒ったアンパンマンのスクリューアンパンチを受けて粉々になる。
それでも再生しようとするが、髪飾りごとサニー姫としょくぱんまんを飲み込んでいたために、その力で消滅。
うずまき城もヒトデにされた皆も元通りになったが、髪飾りが失われたことでサニー姫は二度と人間になれなくなってしまった。
余談
TVアニメ版には未登場だが、6代目のOPアニメにていわおとこ達と共に行進している。
ただし、OP補正のアンパンマンにほかの巨大キャラとともに一斉に退場させられた。
アンパンマンの劇場版シリーズにおいて、二度もラスボスを務めたのは実はかなり珍しい。
他のラスボスはいずれも一作限りの登場であり、ばいきんまんもラスボスに相当するバイキンメカや変身が他の劇場作品に再登場したことはない。
似たようなもの、同系列のものは登場しているが、いずれも名前や中身は別物。
このような事例を持つキャラクターは、2022年現在このゴロンゴラのみである。
関連タグ
いわおとこ……第5作においての変身前。